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丸山真男研究 植手通有(著) - あっぷる出版社
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丸山真男研究 その学問と時代

A5判
縦223mm 横158mm 厚さ22mm
重さ 650g
272ページ
上製
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-87177-332-4
Cコード
C0331
一般 全集・双書 政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年8月
書店発売日
登録日
2015年7月7日
最終更新日
2015年7月31日
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書評掲載情報

2015-12-27 読売新聞

目次

はじめに
第一部 敗戦まで
第一節 研究者になるまで
第二節 徳川思想史
(一) 「徂徠学の特質」
(二) 「『自然』と『作為』」
(三) 「国民主義の前期的形成」
第三節 敗戦までの福沢研究
(一) 明治史との出合い
(二) 福沢研究の発端
(三) 「福沢における秩序と人間」
第二部 敗戦直後
第四節 研究の二つの焦点
第五節 日本ファシズム研究
(一) 「超国家主義の理論と心理」
(二)  「日本ファシズムの思想と運動
(三)  「軍国支配者の精神形態」
第六節 明治思想史
(一) 「明治国家の思想」
(二) 「陸羯南」
第七節 福沢諭吉研究
(一)  「福沢における『実学』の転回」
(二)  「福沢諭吉の哲学」
(三) 「福沢研究補論」
第八節 日本文化論
(一)  「科学としての政治学」
(二)  「肉体文学から肉体政治まで」
(三) 「思想のあり方について」
(四) 「『である』ことと『する』こと」
(五) 丸山の日本文化論と西洋主義
おわりに
解説 飯田泰三

前書きなど

1945年の敗戦の直後には、日本の政府はなぜあのように無謀な戦争をおこなったのか、日本の人民はなぜ戦争とファシズムを阻止することができなかったのかという反省が、国民の間にひろく現れた。そうした反省を礎として、社会科学がめざましい勢いで発達したが、その重要な一翼を担っていたのが丸山真男であったことは、改めて述べるまでもないであろう。
この本は、丸山が日本思想史の研究者となってから、1950年代後半のある時期までに発表した日本思想史などの主要な論文を取りあげ、その内容を個別的に検討したものである。その意味で、丸山真男の研究の研究といってよいであろう。
これらの論文を繰り返し読んでいるうちに、私には個々の論文がどのような構成になっているのか、どこにその優れた点があり、どこにその問題点があるかということが、ある程度わかるような気がしてきた。それぞれ論文を個別的にとりあげるのは、それらの点を明らかにするためである。

著者プロフィール

植手通有  (ウエテミチアリ)  (

1931年生まれ。東京大学文科Ⅰ類卒業。丸山眞男に師事し日本政治思想史を学ぶ。修士論文は「徳富蘇峰論」、博士論文は「陸羯南論」。1971年成蹊大学法学部政治学科教授。1995年成蹊大学を退職。著書に、『日本近代思想の形成』(岩波書店)、『武蔵野市百年史記述編Ⅰ』武蔵野市)。ほかに、「明治啓蒙思想の形成とその脆弱性」(『日本の名著34 西周・加藤弘之』中央公論社)、「対外観の展開」(橋川文三・松本三之助『近代日本思想史大系第3巻近代日本政治思想史』有斐閣)、「解題」(植手通有編『明治文学全集34徳富蘇峰集』筑摩書房)、「平民主義と国民主義」(『岩波講座日本歴史16近代3』岩波書店)、『明治草創=啓蒙と氾濫』(社会評論社)、『日本思想体系55渡辺崋山・高野長英・佐久間象山・横井小楠・橋本左内』『丸山眞男回顧談』(岩波書店)などがある。2011年7月逝去。

上記内容は本書刊行時のものです。