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賢者のFX自動売買資産倍増術 ZuluTrade(ズールトレード)入門
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2010年5月
- 書店発売日
- 2010年5月13日
- 登録日
- 2010年5月6日
- 最終更新日
- 2016年3月16日
紹介
ZuluTradeは、世界中の優秀なトレーダー(シグナルプロバイダー)と個人投資家のFX口座をつなぐ画期的なサービス。シグナルプロバイダーが配信したシグナルや、売買注文をした情報が瞬時に個人投資家のFX口座に反映され、自動的に取引されるというもので、世界中の投資家から今、最も注目されている。新感覚FX自動売買システム、ZuluTradeのはじめ方から儲け方までを徹底解説。
目次
プロローグ ZuluTradeはFX自動売買システムの進化形
こんなに儲けている人がいる/FX自動売買システムの欠点を補って余りあるZuluTrade
Chapter1 ZuluTradeのここがすごい!
ZuluTradeの8つの特長
Chapter 2 まず、ZuluTradeのしくみを理解しよう
ZuluTradeとFX会社の関係/ZuluTradeとシグナルプロバイダーの関係/証拠金の安全性とリスクについて
Chapter 3 口座開設から自動売買までの流れをつかもう
読者専用ホームページを活用しよう/口座開設~自動売買までの流れ/デモ口座をつくる
IDおよび住所証明資料を用意する/ライブ口座を開設する
Chapter 4 さあ、ベストなFX会社を選択して口座を開設しよう
FX会社の選び方/海外との送金方法について
Chapter 5 最強のシグナルプロバイダーを探せ!
検索機能の使い方、記号の読み方/シグナルプロバイダー詳細ページの見方/シグナルプロバイダーの設定方法/ポートフォリオの設定は慎重に行おう/売買結果の確認方法/こんなシグナルプロバイダーに気をつけろ!/良いシグナルプロバイダーを選別するコツ
Chapter 6 出金の仕方を押さえておこう
FX会社ごとに異なる出金方法/AVA FXでの出金手続き/FXCM UKでの出金手続き/その他のFX会社の出金方法
Chapter 7 シグナルプロバイダーになって稼ぐという手もある
シグナルプロバイダーには誰でもなれる/シグナルプロバイダーはこんなに儲かる!/シグナルプロバイダー申請方法/売買シグナルの提供の仕方 (マニュアルトレード)/売買シグナルの提供の仕方 (メタトレーダー4)/投資家に購読されるコツ/報酬の受け取り方/金融商品取引業者登録について
前書きなど
はじめに
ロングテール、フリービジネス・・・ZuluTradeは、金融の世界でどちらも体現している唯一の事例だ。
1993年にインターネットの商用利用が解禁され、モザイクというWEBブラウザーが世に出てから17年が経過した。
インターネットの普及によって、世の中は大きく変わった。当時ITコンサルタントであった私は、インターネットは時間と空間の距離を一気に縮めるというようなことを、講演やコンピュータ雑誌への寄稿で偉そうに述べていたことを思い出す。
実際、今あらゆるものの国境がなくなっている。
金融の世界も例外ではない。各国政府がいかに規制を強化しようとも、民間人の投資マネーは、インターネットを介して容易に国境を越えてしまっている。前著「FXファンドはじめ方・儲け方」でも紹介してきたように、日本に居ながらにして海外にFX口座を開設してトレードをすることができる。
私自身がインターネットを介して海外で投資をするようになって以来、昼間は東京での仕事をし、夜帰宅してからはイスラエルやスイス、アフリカ諸国やカリブの国々、そしてニューヨークやバンクーバー等、さまざまな国と電話やメールでやり取りをするようになった。
日本でFXの口座を開設するよりも、はるかに短時間で、モーリシャスというインド洋に浮かぶアフリカの国にFXの口座を開設できるのだ。地球の裏側にあるパナマであろうと、思い立った翌日にはトレードを開始できる。インターネットはリアルに時間と距離を短縮してくれているのだ。
まさに国境がなくなってしまったかのような錯覚をひしひしと感じている。インターネットが実現した脅威は、それだけに留まらない。
私がはじめてZuluTradeに出会ったとき、『これぞロングテールだ!』と感動した。
いま世界中で最も注目されているキーワード「フリー」を生みだした、米『ワイアード』誌の編集長のクリス・アンダーソン氏が、ロングテールという言葉を生みだしたのは5年前である。
リアルの世界では、売れない商品はコストパフォーマンスが悪く販売できなかったが、ネットの世界では、どんなに売上の少ない商品であっても販売して利益を上げることが可能になった。1年に1億個売れる商品を販売する店であっても、1年に1冊しか売れない商品を1億個も販売している店であっても、販売価格が同じであれば、得られる売上は同じである。
商品を売上高の順に並べた棒グラフを作ると、ニッチな商品の売り上げが恐竜の尾のように延々と続く。この長く伸びた部分をロングテールと称したのだ。このロングテールの市場は、それまでは見過ごされてきたが、売れ筋商 品に匹敵する大きな市場であり、ITにより商品管理や流通コストを限りなくゼロに近づけることでビジネスとして成立するようになった。
日本でもネット証券やネット銀行のサービスは普及している。しかしながらZuluTradeには遠く及ばない。
彼らのサービスは従来の証券会社や銀行が行ってきたビジネスモデルと何ら変わらない。インターネットでサービスを提供することによって、コストが下がったから、手数料も下げることができた。それだけだ。
ZuluTradeは、金融業に関わる者たちのビジネスの仕方を大きく変えようとしている。たとえば、他人の資金を運用して成功報酬や運用手数料を稼ぐ金融機関は、通常は大口顧客だけを相手にするか、代理店を介して多くの小口顧客を集める。代理店を介する場合には非常に高い手数料がかかり、その手数料は何故かわれわれのような一般投資家が負担することになっている。
一方、ZuluTradeでサービス提供する運用マネジャーは、結果を出しさえすれば、世界中から無数の小口顧客を集めることができる。代理店を介する必要もないので、われわれ一般投資家も高い手数料を負担する必要がない。FX会社も、ZuluTradeと連携しているというだけで、労せずに世界中から顧客を集めることができる。手数料をゼロにして、スプレッドを低くして、一人当たりの収益額を減らしても、それ以上に多くの顧客を得ることができるのだ。日本の市場だけを相手にしている証券会社では、話にならない。
実現しているのは、ロングテールだけではない。ZuluTradeは、われわれ一般投資家にも、その資金を運用する運用マネジャーにも、儲けるための場を無料で開放している。そのことがますます多くの投資家と運用マネジャーを引きつける。まさにフリービジネスだ。
実は、クリス・アンダーソンが生み出したフリーミアムという言葉は、フリー+プレミアムという、サービスを無料で利用するユーザーの一部が、有料の高度な機能(プレミアム機能)を利用するというビジネスモデルを意味している。そういった意味ではZuluTradeは完全無料であるため、フリーミアムではない。しかしながら、完全無料で十分な収益を得ているZuluTradeのビジネスモデルは、フリーミアムよりも優れていると言ってよいだろう。
本書を執筆した理由は、ZuluTradeを一般投資家に知ってもらうことにより、多くの投資家に楽に稼いでもらいたい、そしてシグナルプロバイダーとして世界で活躍する投資家が日本からたくさん出てきてほしいという気持ちになったからだが、それだけではない。
日本の証券会社や、日本の金融業に携わる人々に、もっとサービスをグローバル化してほしいという気持ちも大きい。このままでは、ガラパゴスと呼ばれるケータイや、世界市場で負け続けている家電業界のように、世界から取り残されてしまうという危機感を、ぜひとも感じてほしいのだ。
上記内容は本書刊行時のものです。