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トンデモ大国・中国を知らねば日本の復興はない
- 初版年月日
- 2011年9月
- 書店発売日
- 2011年9月7日
- 登録日
- 2011年8月25日
- 最終更新日
- 2011年11月1日
紹介
2010年、尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の船に衝突してきた事件は、図らずも中国の日本への野望を浮き彫りにした。その事件の背後と背景を描く序章。その中国と対する日本が迎えている危機の本質を描く第一章。中国という国家の本質と抱えている問題を抉り出す第二章。その中国が食指を伸ばす台湾の知られざる恐るべき現状を描く第三章。「二つの中国」といわれる中国と台湾には大きな違いがあり、それが日本の命運に関わることを説く第四章。その違いを確かめる台湾への旅をガイドする第五章。これらの章を受けて、日本再興の大元を説く第六章。そして、中国の宣伝で歪められてきた台湾の実像を描き出す付録の章から成るのが本書である。
目次
はじめに 8
序章 尖閣領有をめぐる日中台の主張 13
■尖閣事件の背後には何があったのか 14
■尖閣を奪うためのウソ、デタラメ 17
■古文書にあれば中国のもの? 21
■中国の尖閣領有「三段論法」 23
■中国の矛盾を打ち破る、日本の尖閣論 25
■民主党政権と中国の誤算 28
第一章 日本をめぐる危機の諸相と根源 31
■中国のとる日本無力化計画 32
■日本最大の危機は国家意識の喪失 34
■愛国心とは何か 38
■国家意識の欠如が生んだ靖国問題 40
■戦後日本最大の獅子身中の虫・平和主義と市民主義 42
■米中関係の進展で日本はどうなるのか? 45
第二章 中国の狙いを読み取る方法 51
■中国人の悲しい夢と使命 52
■大国・中国の見果てぬ対日戦略 54
■中国の狙いのありか 57
■中国、その真実の姿 61
■東日本大震災が惹き起こしたチャイナ・パニック 64
■東日本大震災に露われたチャイナ・リスク 66
■中国の情報戦 68
■情報機関としての孔子学院 71
■パックス・シニカは夢か幻か 73
■それでも中国が崩壊しない理由 76
第三章 中国が陰でうごめく台湾の恐怖政治 81
■馬英九、まる投げお坊ちゃん政治の怖さ 82
■ECFA、従属への道 84
■司法崩壊――復仇に燃える馬英九 86
■メディアを牛耳る警察国家への戦略 90
■台湾重視から中国化へと進む教育 95
■台湾と中国にとってメディアとは何か 97
■馬英九という男 98
■悪夢――中台連携で日本へと迫る 103
■国民党というシステム 106
第四章 中国と台湾との違いに注視せよ 111
■日本の存亡は台湾にかかっている 112
■歴史の共有か、同床異夢か 113
■台湾の近代化と日本 115
■日本文明と台湾の出合い 121
■切っても切れぬ日台経済の絆 124
■現代台湾人と台湾人の民族性 130
■日台関係、政治の空白が意味するもの 133
■李登輝の日本論と台湾人から見た日本 135
第五章 旅で観る中華文化と台湾文化 142
■台湾観光が日本を救う? 144
■台湾は中国料理の本場ではない 147
■故宮博物院で観る「中国」の真実 151
■総督府が語る日本統治 156
■台湾人との出会い――その優しき人々 163
■私が育った、私が生きた台湾社会 167
■住宅から見える「台湾」 171
■異なる視点から台湾を見る 175
■台湾は宗教のサラダボウル 178
■目に見えない心の台湾を知る 180
■第六章 日本再興のシナリオ 185
■いまこそ「歴史」と「文化」を学べ 186
■中国の古典はこう読め 188
■日本の古典はこう読め 191
■日本文化の再生が日本を救う 193
■激動期こそ日本のチャンス 197
■日は沈むか、また日は昇るか 200
■強い日本の条件 202
■二十一世紀の文明史的戦略を打ち出せ 205
付録 台湾をまるごと知る一章 207
■台湾とは何か 208
■アイデンティティが分裂する島 211
■戦後台湾の歩み 214
■米台関係の行方 217
■ブルーとグリーンの社会力学 219
■馬英九政権後、うごめく台湾社会のマグマ 222
■台湾経済の危機「真の理由」 224
■二十一世紀の台湾が直面する難題、課題 228
■国家主権を投げ捨てる馬政権 232
あとがき 235
●評論家・黄文雄が中国と台湾を中心に日本を囲む国際環境を語る
●日本を恫喝する中国、日本に多額の義援金を送る台湾、その中国と台湾とのはざまから日本の復興が見えてくる
前書きなど
東日本大震災が引き起こした事態は、原発の事故を含んで、日本の「国難」と言ってよい。
日本にとっては、国難はこれからの国家進路の転換軸といえる。この国難をきっかけに政府の対応力が再び問われ、生活優先や我執への反省をも含めて、政府とは、国家とは何かを問い直すきっかけにもなる。先に見た日本の強さが発揮されれば、日本を劇的にいい方向に変えていく好機でもある。
実際、日本史を見れば、日本人の不屈の精神はいつも国難をバネにして、日本がいっそう強くなっている。終戦後廃墟から這い上がった日本人もそうだった。東日本大震災は、新しい国造りの契機かもしれないのだ。
一方、日本周辺の国際社会は風雲急を告げており、これまた「国難」となりうる事態が近づいている。復興には、いわば「共生」の文明が力を発揮するだろうが、本書がテーマとする国際力学から生まれる「国難」には、日本は、日本人はどう対処できるだろうか。
私が思うに、日本人は本来、対外的なバランス感覚でも優れたものをもっている。本書は、日本人の一人一人が、その優れた点を発揮できるようにと執筆を思い立ったものである。
版元から一言
◎ここがポイント
1)GDP世界2位の経済力、空母をもつ軍事力、それでいて何でもありのトンデモ大国・中国。この日本の隣国の謎を、黄文雄が解き明かす。
2)アジア諸国が力をつけるなか、中国や台湾の本質や現状を知ることは、日本の国際環境を理解するだけでなく、日本が未来に生きていく道を探すのに必須のことである。
3)本書には、著者の故郷である台湾の旅のガイドというべき一章があり、既存のものとは違う角度から台湾を概説した付録の一章がある。これが中国を論じた章とあいまって、本書の特徴と魅力となっている。
上記内容は本書刊行時のものです。
