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メガヒッツ 杉原 志啓(著) - まどか出版
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メガヒッツ (メガヒッツ) ロック/ポップ名盤物語

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発行:まどか出版
四六判
240ページ
並製
定価 1,400 円+税   1,540 円(税込)
ISBN
978-4-944235-20-9   COPY
ISBN 13
9784944235209   COPY
ISBN 10h
4-944235-20-8   COPY
ISBN 10
4944235208   COPY
出版者記号
944235   COPY
Cコード
C0073  
0:一般 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2004年6月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2010年11月11日
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紹介

ロックが誕生して半世紀。時代とともに変容し、なお進化しつづける不確かなロックの歩みを明解に著した歴史書は実はほとんどない。あるのはレコードに付随する膨大な数のライナーノーツと雑誌などに掲載されるインタビュー等の断片化した資料の山である。
そもそもロックの歴史とは何か? その疑問に答えるべく編まれたのが本書である。
時代ごとに配された代表的名盤のカヴァー・ストーリーはそれ自体、音楽読み物として興味深いが、それらを通読していくうちに読者はロック史の流れをたどっていることに気づくだろう。そう、これは単なる音楽雑学本などではない、れっきとしたR&Rガイドである。

目次

13●プロローグ ビートルズとの遭遇
        ~Please Please Me(1964)
29●第1話   ロック黎明期の「成功物語」
        ~Johnny B. Goode(1958)
  42☆Episode 1 ヒーローと流行語
  47☆Episode 2 偶然の連続から誕生した銘品

53●第2話   ティーン・ポップ・アイドルの時代
        ~Johnny Angel(1962)
  68☆Episode 3 「黄金の耳」とマイナー・レーベルの賭け
  73☆Episode 4 古きよき時代のラジオ・ヒット

79●第3話  「ポップス」イン・ジャパン
        ~Louisiana Mama(1961)
  96☆Episode 5 ロック史に刻まれた勘違いタイトル
  101☆Episode 6 ソングライターの語るヒット曲の背景

107●第4話   ロック職人全盛期
        ~Out Of Limits(1964)
  122☆Episode 7 悲劇を暗示した予言的レコード
  126☆Episode 8 ゴミ箱から飛び出したメガヒット

133●第5話   王者エルヴィス
        ~Crying In The Chapel(1965)
  147☆Episode 9 愉快なタイアップ作戦
  154☆Episode 10 ノヴェルティ・ヒットの真実

161●第6話   反逆するロック
        ~Street Fighting Man(1969)
  175☆Episode 11 「ソウル」誕生
  179☆Episode 12 「スーパーDJ」のご託宣

185●第7話   マーケットの拡散と世界進出
        ~Dancing Queen(1977)
  199☆Episode 13 架空の映画音楽をモデルに
  203☆Episode 14 多重録音によるリメイク・ヒット

207●第8話   新しい創造
        ~Rock This Town(1982)
  223☆Episode 15 忘れられたデモテープの行方
  228☆Episode 16 メガヒットの必要条件

234●あとがき

前書きなど

 ところで、この映画では、1930年代に人気の絶頂にあったクロスビーにより、ロジャースとハントの作品が何曲か感傷的に唄われているという。そして、カーペンターズのヒットレコード〈愛にさよならを〉とこの映画が関わってくるのはここからである。まずこの曲にインスピレーションを与えたのは、ビング・クロスビーが映画のなかで唄わなかった曲だったのである。どういうことかといえば、トム・グレイソン役のクロスビーは、この映画のストーリーのなかで、繰り返し自分の書いた楽曲のなかに・愛にさよならを Goodbye To Love・というすばらしい曲があると語っていた。ところが、かれは映画のなかでは一度もその曲を唄っていなかったのだ。かれはただ、そういう自作曲があると話していただけのことだったのである。
 さてそこで、カーペンターズの幾多のヒット曲を書いているリチャード・カーペンターは、ある晩、たまたまテレビで放映されていた『ミシシッピー』を観ていた。そしてリチャードは、この映画を観終ったあと、なるほど、それなら自分がこの曲を書きあげてやろうではないかと決意した。こういうわけで、かれは実際に〈愛にさよならを〉を書きあげ、妹のカレンとともにその曲をレコーディングした。すなわち、タイトルだけは存在したビング・クロスビーの幻の名曲は、37年後に本当にカーペンターズの手でつくられてしまったのである。全米チャートの7位まで上昇したこのヒット曲には、こんな妙に愉快な逸話が隠れていたのだ。
(「Episode13 架空の映画音楽をモデルに」より抜粋)

版元から一言

◎ここがポイント(100字以内、2~3点)
・サブカルチャーの華であるロックも、はや誕生から50年。これまで明確に語られることの少なかったロック史を、オールディーズの第一人者である著者が自身の原体験とともに詳述する。
・「歌は世につれ~」というように、メガヒットの誕生は世相の反映でもある。
・ロック愛好家ばかりでなく、社会風俗的な観点から当時の時代状況を知りたい、回顧したいという方にもオススメの書。
・もちろん、読めば「へぇ~」と思わずつぶやいてしまう”トリビアな”洋楽裏話も満載。

◎こんな人にお薦め(50字以内、3~6点)
・洋楽(ロック/ポップ)に興味があって、その歴史を知りたい人。
・洋楽好きだけれど、古い曲のことはよく知らないというライトな洋楽愛好家。
・多くのアーティストがリスペクトする「大御所」のことを詳しく知りたいコアな洋楽ファン。
・かつて聴いていた名曲のエピソードで、往時をしみじみ振り返ってみたい人。
・音楽やファッションなど「○○年代」的な社会風俗に興味のある人。
・とにかく蘊蓄を増やしたい人。
 ……などなど、多様な人のお役に立つかも。

著者プロフィール

杉原 志啓  (スギハラ ユキヒロ)  (

音楽評論家。1951年山形県酒田市生まれ。学習院大学大学院政治学研究科博士課程修了。現在、学習院女子大学講師(基礎政治学/国際文化交流実習)。音楽書としては、著書に『音楽幸福論』(学習研究社)、『R&Rクラシックス』(アーツ・アンド・クラフツ)、訳書にポール・サイモン編『エルヴィスとは誰か』(音楽之友社)他多数。日本ポピュラー学会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。