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韓国語と日本語のあいだ 宋 敏(著) - 草風館
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韓国語と日本語のあいだ (カンコクゴトニホンゴノアイダ)

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発行:草風館
A5判
280ページ
上製
定価 4,800 円+税   5,280 円(税込)
ISBN
978-4-88323-113-3   COPY
ISBN 13
9784883231133   COPY
ISBN 10h
4-88323-113-5   COPY
ISBN 10
4883231135   COPY
出版者記号
88323   COPY
Cコード
C1087  
1:教養 0:単行本 87:各国語
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
1999年11月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

日本語と韓国語の間柄は果たして同系なのか? 金沢庄三郎博士『日韓両国語同系論』(明治43年)以来、はじめて日韓両言語の歴史的関係に学問的にメスを入れた、韓国言語学界第一人者による本格的研究論集。
「本書をあえて公刊するのは、次のような理由からである。それは、これまでの韓日両言語の比較方法に対する反省の必要性を強調したいがためである。わたしはいまもなお韓国語と日本語のあいだは、決してよそよそしい関係ではないと思っている。たとえ、その史的関係が疎遠にせよ緊密にせよ、両言語のあいだには確かにただならぬ系統的関わりがある。」(あとがきより)

目次

第1部 韓国語と日本語との比較の歩み
 1 韓日両国語比較研究史 〔菅野裕臣訳〕
  Ⅰ序 説 
1 両国語比較研究史の意義 
2 時代区分
  Ⅱ 比較研究の草創期 
1 比較研究前史 
2 西洋人による韓国語の発見 
3 系統の探索とアストンの比較研究 
4 アストン以後の西洋の学者たち 
5 白鳥庫吉の語彙比較研究 
6 宮崎道三郎の比較研究 
7 金沢庄三郎の比較文法研究 
8 其他の群小研究 
  Ⅲ 方法論の模索期 
1 ラムステットの登場と方法論の刷新 
2 草創期的方法論の踏襲 
  Ⅳ 比較研究の再出発期 
1 過去の業績の整理と再検討 
2 1950年代の比較研究 
 ⑴ 韓国語史の活用 
 ⑵ アグノエルの研究 
 ⑶ 大野晋の研究 
3 1960年代の研究 
 ⑴ 音韻体系樹立の試み 
 ⑵ 高句麗語の再認識 
  Ⅴ 結 語 
 1 日本語系統論について〔野間秀樹訳〕
  Ⅰ 緒 言 
  Ⅱ 系統論の様相 
1 日本語史の内的再構 
2 外国語との比較 
 ⑴ 北方系統説 
 ⑵ 南方系統説 
 ⑶ 混合語説 
3 その他 
  Ⅲ 今後の課題 
 3 最近の日本語系統論
1 はじめに
2 日本語系統論の限界性と問題点 
3 日本語系統論の最近の成果 
 ⑴ 北方系統説 
 ⑵ 混合語説 
4 これからの課題 

第2部 韓国語と日本語との比較の試み
 1 韓国語と日本語の類似性
1 韓国語と日本語の類似性 
2 類似性の両面性 
 ⑴ 固有要素による類似性
 ⑵ 借用要素による類似性 
3 日本語の系統と韓国語 
 ⑴ 子音の対応 
 ⑵ 母音の対応 
 ⑶ 韓国語と日本語の関係 
4 古代日本文化と韓国語 
 ⑴ 漢字利用法の起源    
 ⑵ 文化関係語彙の借用 
5 結 語
 2 高句麗語の語末母音消失について〔伊藤秀人訳〕
 3 韓日両国語音韻対応試考〔浜之上幸訳〕
    ―韓国語のlとoを中心に―
 4 韓日両語の比較について
1 はじめに 
2 語彙比較の危うさ 
3 語彙比較の方向   
4 日本語語彙の根源 
5 もう一つの疑問 

〈付録〉韓日両国語語彙比較索引
あとがき
 
 


前書きなど

 本書は韓国語と日本語の系統論に関する論考である。第一郡はきわめて詳細な研究史で、読者はこれにより従来の諸研究とその評価を一望の下に知ることができる。従来、諸学者によって取り上げられた比較語彙の索引が巻末に付いているのも有益である。
 第二部は日韓両言語の比較に関する論考で、韓国語の名詞語根と日本語の動詞語根の比較や露出形だけでなく被覆形の比較の重要性、さらに動詞の文法化の一致に注目する必要性等を提起し、また借用要素の類似性につ
いても興味ある論の展開が見られる。その考察は、該博な韓国語史研究の基礎の上に立ち、かつ日本語史にも造詣の深い教授ならではの、方法論的にも資料的にも信頼性の高く示唆に富むものであって、われわれは、長い
系統論研究史の中で最も確実な日韓比較研究をここに見ることができる。なお、翻訳は正確、かつ流麗である。最後に、いつも学問的に貴重な図書の出版に努めておられる草風館の内川千裕氏にも感謝の意を表したい。
(『月刊言語』2000年4月号/梅田博之)

著者プロフィール

宋 敏  (ソウ ビン(ソン・ミン))  (

〔著者略歴〕
1937年,韓荘S羅北道益山市生まれ。1963年,ソウル大学校文理科大学国語国文学科卒業。1985年,同校大学院文学博士。
専門は韓国語と日本語の音韻史および語彙史。聖心女子大学(現・カトリック大学校)教授,東京大学文学部外国人研究員,韓国日本学会会長,国民大学校文科大学学長,国立国語研究院院長などを歴任する。現在,国民大学校文科大学教授,国語審議会委員,国語学会会長,国際日本文化研究センター客員教授。
主な著書に『日本語の構造』,『前期近代国語音韻論研究』(いずれも韓国文)などのほか,韓日両国語系統,関係史の分野や韓国語音韻史,語彙史に関する論文多数。

菅野 裕臣  (カンノ ヒロオミ)  (他訳

神田外語大学教授

野間 秀樹  (ノマ ヒデキ)  (他訳

東京外国語大学教授

浜之上 幸  (ハマノウエ ミユキ)  (他訳

神田外語大学助教授

伊藤 英人  (イトウ ヒデト)  (他訳

東京外国語大学講師

上記内容は本書刊行時のものです。