発行:海風社
この版元の本一覧
B6判 352ページ
定価:2,300円+税 総額を計算する
ISBN978-4-87616-261-1(4-87616-261-1) C0395
在庫あり
奥付の初版発行年月:1999年12月
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紹介
在日を生きる意味を問い続け時代の暗がりに目を凝らす気骨の小文集。各紙誌発表の62篇を収録。
目次
●草むらの時●さわやかに風は吹いて●花のありか●歓呼の渦の外で●故国のへだたり●故国と在日と文学と●苦難と人情と在日同胞●サオギさん、安らかにお眠りください●歌よとどけ!ひとつの心ひとつの歌●苦節の原動力●それでも歌はひびく●「パンソリ」と「恨」について●百年の芽吹き●逆光のなかの洪蘭坡の生涯●金素月とその詩について●苦節の民族遺産の数かず●苦き遺産の開示●「金日成」への尽きない祈り●白磁の骨壷●へだたる「在日」●おそれ考‐私と「昭和」●見なれた死角‐三ヶ根山所感●「痛惜の念」をはばむ壁●私の戦後・私の解放●「戦後」この長き歳月●忘れはてた何か●見えてきた「戦後」●陰のなかの「夫婦別姓」●死者も口を開ける●北も南もわが祖国●「社会主義者」●透かし見る背後の像●重い問いの所在●ふたすじの光の交叉‐金史良と金芝河●都市の遠近 大阪・鶴橋●言葉に救いを●<在日>の可能性への賛歌●またもやこの夏のこと●見えない壁こそ壁●私から遠い現代史●詩を生きること●消えた「ハイネ」●伝えることのむずかしさ●散文の射程●それでも日本語に不信である●四百字の「こころの書」●紙鳶一つ高くあがれり●叡知の日本語を持った人‐小野十三郎先生をしのんで●二つのメモから●私の読書日記●より詩的な句集●にじみ出る原景●語韻の城●在日世代にまで及んだ「短歌」●私のラブコール‐「好きやねん・大阪」●足元からの国際化●繰り言からの自由●長篇の下地を成す短篇●こぼれた話●「本名」について思うこと●あとがき
前書きなど
おそろしく新聞向きでない文章を新聞に書いたものである。読み返してみて、つくづく自分でもそう思う。それだけにこれだけかたくなな文章をそれでも取り上げてくれた担当記者や、編集者に、素直に謝意を表したい。と同時に、筋っこい分だけそこそこ噛みごたえもあったはずだ、とはひそかな私の、自負であることも申し添えておこう。
著者プロフィール
金 時鐘(キン ジショウ(キム・シジョン))
1929年朝鮮・元山市生まれ。著書に「猪飼野詩集」「光州詩片」「原野の詩」(小熊秀雄賞第一回特別賞受賞)、評論集「『在日』のはざまで」(毎日出版文化賞受賞)他
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