書店員向け情報 HELP
英国モダニズム文学に描かれた女性参政権 (英文資料復刻集成) 全6巻
Women's Suffrage Literature
- 初版年月日
- 2007年1月
- 書店発売日
- 2007年1月25日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2015年8月22日
紹介
女性参政権運動が一般に広がった英国20世紀初頭の文学、演劇の作品集です。6編の長編小説と雑誌などに発表された短編や戯曲など約50の作品の初版または初出時の雑誌掲載記事から復刻する、同時代の文献集(英文)です。女性参政権論者による作品だけでなく、反参政権側の作品や女性作家の団体=Women Writers' Suffrage Leagueや、女優の団体=Actresses’Franchise Leagueなど、異なる立場の女性参政権運動団体にも配慮し、今日の研究に必要な作品を限りなく広く網羅します。英国モダニズムや自然主義の文学とフェミニズム、ジェンダー、政治問題との関係を探るためのまたとない一次資料集です。各巻毎に編者による詳細な英文解題が入ります。
目次
Volume I:エリザベス・ロビンズ作品集成
*フェミニストの女優、小説家として著名なエリザベス・ロビンズの小説2編です。
Volume II: ガートルード・コルモア作品集成
*ラディカルな文学手法で女性参政権を表現したガートルード・コルモアの代表作Suffragette Sallyと、雑誌に発表された多くの短編小説を集成します。
Volume III: 演劇作品における女性参政権
*設立されたばかりの女優団体Actresses Franchise Leagueにとって、女性参政権の問題といかに取り組むかはもっとも重要かつ複雑な問題であると同時に、演劇がこの参政権運動のもっとも効果的なプロパガンダの手法であることも認識していました。この巻では、この時代に上演された演劇の戯曲や雑誌に発表された劇作を一部アメリカの作品も含め収録します。未公刊戯曲も含みます。
Volume IV: 大衆小説に描かれた女性参政権運動
*女性参政権運動が一般に広がりを見せる中、フェミニスト/反フェミニストの境界を特に意識しないような大衆小説のなかにも女性参政権を扱うものが発表され始めます。ここでは代表的な長編1点と短編をまとめます。
Volume V: 反女性参政権小説『家庭の破壊者たち』
*女性参政権は女性だけの問題ではなく男性の生活にも大きな影響を及ぼすという立場からの、反女性参政権小説の代表的な小説を収録します。
Volume VI: 女性参政権運動を回顧したイーディス・ザングウィルの小説
*女性参政権運動後期に発表された本作品は、小説の形で発表されたこの問題に関する作品では最も成功したとされています。それまで運動に携わった多くの人々に捧げられ、作者自身も関わった参政権運動を回顧しながらもそれに留まらず、女性の社会活動や女性性の問題などを明確に語る本書は、その後のフェミニズム運動につながる力強いメッセージを持った作品となっています。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。
