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政権ラプソディー 早野 透(著) - 七つ森書館
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政権ラプソディー (セイケンラプソディー) 安倍・福田・麻生から鳩山へ (アベフクダアソウカラハトヤマヘ)

社会一般
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発行:七つ森書館
四六判
324ページ
並製
定価 1,900 円+税   2,090 円(税込)
ISBN
978-4-8228-1012-2   COPY
ISBN 13
9784822810122   COPY
ISBN 10h
4-8228-1012-7   COPY
ISBN 10
4822810127   COPY
出版者記号
8228   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2010年5月
書店発売日
登録日
2010年6月1日
最終更新日
2010年7月2日
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紹介

とんちんかんでこっけいで、ひとりよがりで場違いで、笑うより泣けてくる政治的狂詩曲─おれたちはどこからきてどこへ行くんだ! 朝日新聞「ポリティカにっぽん」の名コラムニストが、激動の四政権のクロニクルを俎上にのせます。日刊スポーツ連載の「政治の時間」を一冊に。

目次

序章 日本の民主主義の新しい朝は来るか

1 安倍政権──崩壊劇の始まり
   解説・ぼっちゃん安倍の挫折

  けっこう怖いぜ、安倍首相
  外交仮面を外せない安倍首相
  核は絶対持たぬと発信すべき
  「沖縄の青春」は、もっとしたたかに
  児童手当の見返りが「防衛省」とは
  文科省のなんたる怠慢・不誠実
  理想を感じられない教育基本法改正
  「フラガール」を生んだ傑物に見る民の力
  田中角栄は「政治は生活である」と言った
  事務所費で「独身寮を建てた」小沢一郎
  柳沢厚労相「産む機械」発言は憲法24条違反
  「お子さん、まだ?」と聞くのはマナー違反
  東京都知事選に「浅野的」選択肢の必然性
  従軍慰安婦問題、安倍首相の否認は責任逃れ
  亀井久興が訴える、中流層で平〝等〟復活へ
  時代の空気が生んだテロ
  生き生き行進、フリーターのメーデー
  国民投票法、あす参院本会議で成立へ
  松岡農水相の自殺は何だったのか
  防衛省・自衛隊がスパイ活動
  河野衆院議長は議会政治の砦になれるか
  安倍総裁、若者の心に遠く
  「ぼくちゃん」気質とふがいない自民党
  主導権は安倍「官軍」から小沢「薩長」へ
  臨時国会終盤に政権最大の危機
  しゃべりすぎの麻生か、沈黙の福田か
  与謝野節に内閣改造後1カ月が凝縮


2 福田政権──衆参ねじれ国会
   解説・へそまがり福田の限界

  福田新総理は「状況対応型」の戦略家
  「教科書検定見直し」が福田政権の命綱
  自民の小泉改革終結宣言
  福田・小沢の「大連立」は政治的チョンボ
  「涙目の小沢」よりしたたか「軽口福田」
  守屋喚問で見えた防衛利権の深い闇
  12年かけて「人間の国」に近づいたか
  福田内閣、存在の耐えられない軽さ
  「いのち守る」をまっとうし山本孝史は天国へ
  福田政権初の臨時国会は天国と地獄
  事件続出で政府の危機管理意識欠如浮き彫り
  空回り続きのクリスチャン・石破防衛相
  「読み甘い」じゃなく「読みがない」福田首相
  「事前試写会」=「事前検閲」だ
  小沢の権力闘争に翻弄される福田
  イラク派兵、なぜ引き揚げない?
  秘密交渉合意、出し抜かれた亀井・町村
  中国・インドがへそ曲げた「温室ガス半減」
  秋の国会はまず派遣法改正を
  「低迷の安定」……奇妙な自民の挙党態勢
  「FA体制」は密約で生まれたのか
  小沢のしっぺ返しが怖いのか
  自民総裁選、この大はしゃぎは何なんだ


3 麻生政権──総選挙大敗北
   解説・べらんめえ麻生の断崖

  変人小泉元首相まで世襲とは困ったものだ
  飲み過ぎ麻生首相は、心構えに疑問符
  ばらまきより「強欲資本主義」から庶民を守れ
  オバマ氏に学ぶ民主主義の信念
  読み間違いより酷い、麻生首相の出まかせ癖
  上田、筑紫…故人から「自由」のバトン受け継ぐ
  麻生サン、「年越し派遣村」に来てみたら
  連帯を求めて孤立恐れず、渡辺喜美の「義」
  ヒバクシャの苦しみ、ガザの悲劇を訴えよ
  『酔っぱらい王子』おかげさまで野党350議席
  尾辻参院会長の期待に麻生首相の反応は……
  次の衆院選は「逆郵政選挙」になるかも
  16年前にキッテンさんが追及した疑惑
  闘う力足りぬ小沢一郎と議論足りぬ民主党
  自殺、不況、派遣切り……マルクスに立ち返るべき
  日米元兵士の「戦争と平和」
  鳩山新代表の意外なしたたかさ
  大奇人をまっとうした鳩山邦夫
  そのまんま発言で安っぽくなった総裁の座
  麻生首相に「すまない」の一言あれば……
  8・30までに風は変わるのか
  政権選択する「有権者の力量」も問われてる
  独り歩きした議席予想、結果は……


4 鳩山政権──政権交代スタート
   解説・宇宙人鳩山の未来

  小沢一郎に嵐の予感
  連立合意で社民粘り勝ちの裏に忍者・辻元清美
  民主両院議員総会は426人
  ぼっちゃん宰相、しばらくはガンバレ!
  鳩山の「友愛」か、谷垣の「絆」か
  中川父子2代を見送る
  松下幸之助チルドレンの「国家経営」
  バラエティー番組的な事業仕分け
  鳩山よ、ジュゴンをして生かしめよ
  総理官邸がおかしい
  政権交代わずか100日、されど100日
  連立は7月まで? 失礼千万な小沢発言
  藤井財務相辞任で重みなくなる鳩山内閣
  鳩山サン、ここまでお人よしだったとは……
  生ぬるすぎた党首対決
  問題は鳩山首相の存在の軽さ
  河野衆院議長が代弁する国民のイライラ
  「政治とカネ」の先に、普天間問題がある
  鳩山首相の言葉は、シュールだ!
  参院選までは、谷垣とやろうぜ!
  金脈スキャンダルの退勢挽回へ
  田英夫の遺志、平和への意志

あとがき

前書きなど

序章 日本の民主主義の新しい朝は来るか

 だれが言い出したのか、夜明け前はいちばん暗いという言葉がある。月明かりもなく、ろうそくのわずかな光を頼りに手探りで歩く。どっちに何があるのかわからない。どっちに行けばいいのかわからない。でも、朝の来ない夜はない。必ず朝は来る。ここ足掛け5年、日本政治は闇のなかに光を求めた「政治の時間」だった。
 イギリスの歴史家E・H・カーに「危機の二十年」という作品がある。第1次大戦と第2次大戦の間のヨーロッパを描いて、こうした「戦間期」にこそ歴史の含意が刻まれることを書き残した。
 それとは歴史スケールは違うけれども、2006年から2010年にわたる安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、そして鳩山由紀夫の4代の政権もまた、戦後にっぽんを半世紀にわたって率いた自民党政権の時代と、「政権交代」後のもはや戦後ならざる日本政治の新時代の間をつなぐ、いわば「戦間期」の意味を持っている。であればこそ、自分たちがどこにいるのだかわかっていない、とんちんかんでこっけいで、ひとりよがりで場違いで、笑うより泣けてくる、さまざまな政治的狂詩曲が繰り広げられた。いったい、おれたちはどこからきてどこへ行くんだ! 二流の政権というなかれ、4代の政権には政治の真実がぎゅうぎゅう詰めに詰まっている。
 名付けて、政権ラプソディー。

著者プロフィール

早野 透  (ハヤノ トオル)  (

1945年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業後、朝日新聞社に入社。政治部次長、編集委員、コラムニストを歴任。政治コラム「ポリティカにっぽん」を連載。また、日刊スポーツではコラム「政治の時間」を連載。現在、桜美林大学教授。著書に『田中角栄と「戦後」の精神』『連立攻防物語──ポリティカにっぽん』『政治家の本棚』(以上、朝日新聞社)、『日本政治の決算』(講談社現代新書)など。

上記内容は本書刊行時のものです。