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巻原発・住民投票への軌跡
- 初版年月日
- 2003年12月
- 書店発売日
- 2003年12月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2011年8月4日
紹介
住民投票で原発を拒否した新潟県巻町──この住民運動をになった当事者の視線で綴った全記録。原発をとめたい、そして……という未来への熱意が伝わる。
目次
はしがき
第一章 ねらわれた町
1 角海浜
2 反対運動のはじまり
3 攻防の構図
4 手続きの進展
5 「国策」への暴走
第二章 原発のない住みよい巻町をつくる会
1 声の会
2 原発のない住みよい巻町をつくる会
3 婦人だより
4 町の中へ
第三章 計画凍結
1 長谷川町政(1982年~1986年
2 一期目の佐藤町政(1986年~1990年)
3 二期目の 佐藤町政(1990年~1994年)
第四章 自主管理の住民投票から条例制定へ
1 13万羽の折り鶴
2 自主管理の住民投票
3 住民投票条例制定
第五章 住民投票へ
1 町長リコール
2 住民投票
第六章 新生への道のり
1 住民投票以後の巻町
2 越えてきたもの
あとがき
資料 巻原発反対運動 略年表
巻原発一号機の建設着工予定年度と
運転開始予定年度の変更一覧表
前書きなど
■著者からのメッセージ
この度、七つ森書館から『巻原発・住民投票への軌跡』を上梓することができました。
巻町が原発建設をめぐる住民投票を実施し、建設反対が町の総意と確認されてから8年、未だに東北電力は、住民投票などなかったかのように、毎年「建設計画」を発表し、政府もそれを承認しています。
あの住民投票に至るまで、巻町の住民は20余年もの間、それぞれに日々の生活を抱えながら幾重もの山道をたどり続けました。「危険な原発はいらない、自分達の町の将来は、自分達で決めたい」、その思いが人々の心を結び、言葉となって山道をたどる勇気を町の中に生み出してきました。しかし、執筆を重ねるなかで、「町の将来は自分達で決める」というあたりまえのことを実現するために、なんと多くの時間と労力が必要であったことかと、あらためて思いました。
この本のなかで、「上」からのおしつけではなく、そこに暮らす人々による自立の民主主義を求めて、人々がどのように思考し行動したかを、皆さんにお伝えできれば幸いです。そして自立の民主主義を求めるいっそう多くの方々の声と力が未来の平和を築き、たとえばアフガニスタンやイラクの戦火に苦しむ人々の未来を開くことにもつながれば、私どもの無上の喜びです。
どうぞ、最後までお読みいただいて、ご批判をお願いいたします。
桑原正史
桑原三恵
上記内容は本書刊行時のものです。
