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愛は傷つけない
DV・モラハラ・熟年離婚―自立に向けてのガイドブック
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2008年6月
- 書店発売日
- 2008年6月25日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2022年7月26日
紹介
夫やBFが愛情という名のもとに、女性をことばの暴力やいやがらせで自分の思い通りに従わせようとする行為(モラハラ)を解説します。女性にはそれに気づき、自立に向けての力と勇気を与え、男性には対等な関係にこそ平和で自由であることを理解してもらい、その間で苦しむ子どもたちをどのように守ったらよいかを提案します。
目次
●DVとは何か、特にことばによるいじめとは?
●なぜDVが行われるのか、その理由は?
●DVが起きている現実を踏まえ、今後どうしたらいい?
● DV家庭で育つ子どもたちへの影響はどうなのか?
● 関係を続けるのならどのような心構えが必要か?
●DVから回復するには? ざまな自立支援
前書きなど
あとがき
結婚を女性の最高の幸せとイメージ化し、子どもを産むことが女としての幸せというように信じ込まされ、なんと多くの女性が家庭とその近隣社会という狭い世界にのみしか生きられなかったことか。世界がこれほどに変わっていながらも、彼女らは愛情という都合のよいことばによって、家庭に追いやられていた。その際たるものが、男性のことばによる暴力によって女性を自分の支配下に置くことだ。これがモラル・ハラスメントだ。
しかし、モラハラの実態に気づいた彼女たちは、目が覚めたように自分らしく生きることの大切さに気づき、やがて鎖を切って、外に羽ばたいていった。私はその成長の過程をガイドする機会を与えられ、人は誰でも自立したいという意思があり、強く生きていこうとする力を持っていることを確信した。そして、私の仕事は今なお、男性によってコントロールされている彼女たちに、秘められたパワーに気づかせ、それを信じさせ、そして実行に移すことを手伝うことだと実感した。
今、モラハラの実態に気づいていない女性たちには、「なんか彼から圧迫感を感じる」「いつもことばを選んでびくびくしている」「どうも昔の自分のようでない、自分らしくいられない」と感じていたら、男性によって支配されていることに気づいてほしい。モラハラに気づいた女性たちには、最低限の人間としての権利、「自分が感じたいように感じられる権利」「自分らしくいられる権利」「性別、年齢、職業、能力に関わらず対等に扱われ、尊敬される権利」「自分のことを自分で決められる権利」「安心して平和な毎日を送られる権利」を主張してほしい。自立した女性たちには、自分の中にある限りない力を信じてほしい。この本が少しでも彼女たちへの励ましになればと願う限りだ。
最後に、この本の完成に最も貢献してくれた彼女たちに感謝を込めて、この本を贈りたい。この本はまさに彼女たちの血と涙の結晶である。彼女らが通った苦しみを私は決して無駄にしないと誓った。時には思いばかりが先走り、怒りの感情ばかりが露出してしまう場面もあった。それだけ彼女たちの戦いは生々しかった。モラハラの実態をことばに表すにはむずかしい場面もあった。わかりづらい表現に根気よく付き合ってくださった梨の木舎の羽田ゆみ子さんに、この場を持って、お礼申し上げたい。また、世界各国の日本人女性をサポートするために多くの時間をパソコンの前でさいていた母親に対し、「ママ、がんばってね」と励ましてくれた娘にも「ありがとう」と伝えたい。
2008年初夏 ノーラ・コーリ
上記内容は本書刊行時のものです。
