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テレビだョ!全員集合 長谷 正人(編著) - 青弓社
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テレビだョ!全員集合 (テレビダョゼンインシュウゴウ) 自作自演の1970年代

社会一般
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発行:青弓社
A5判
282ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7872-3280-9   COPY
ISBN 13
9784787232809   COPY
ISBN 10h
4-7872-3280-0   COPY
ISBN 10
4787232800   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2007年11月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2020年10月8日
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紹介

『8時だョ!全員集合』『ザ・ベストテン』『NHK紅白歌合戦』『時間ですよ』などの番組を取り上げて、バラエティ・歌番組・ドキュメンタリー・ドラマなどのジャンルごとに1970年代のテレビ文化の実相を読み、現在のテレビ文化の起源を探るメディア論。

目次

序章 七〇年代テレビと自作自演 長谷正人
 1 テレビの面白さ
 2 自作自演としての七〇年代テレビ
 3 本書の構成

第1部 七〇年代テレビをジャンル別に見る

第1章 開拓者の時代──七〇年代バラエティというフロンティア 太田省一
 1 テレビに移住する──「ゲバゲバ」から「土曜8時」へ
 2 「低俗」であるということ──『全員集合』と通過儀礼
 3 「欽ちゃん」というバーチャルリアリティ──「お茶の間」を見るテレビ
 4 視聴者参加の七〇年代──真剣とゲームの間で
 5 タレントとは何か──マチャアキからタモリへ
 6 バラエティの秘かな冒険──ポストテレビへの助走

第2章 視るものとしての歌謡曲──七〇年代歌番組という空間 太田省一
 1 全盛期としての七〇年代
 2 六〇年代後半に起こったこと
 3 「アイドル」という現象
 4 変容する「歌謡界」
 5 『ザ・ベストテン』が意味するもの
 6 八〇年代へ

第3章 ドキュメンタリー青春時代の終焉──七〇年代テレビ論 丹羽美之
 1 転回点としての一九七〇年代
 2 『ドキュメンタリー青春』と田原総一朗
 3 青春、ジャズ、テレビ
 4 テレビの自己解体

第4章 日常性と非日常性の相克──七〇年代テレビドラマ論 長谷正人
 1 視聴者における日常性と非日常性の相克
 2 制作現場における中継性と作品性の相克
 3 山田太一、非日常性を日常性に折り畳むこと
 4 「住まうこと」の中継としてのドラマ

第5章 コマーシャルの転回点としての七〇年代 難波功士
 1 コマーシャルから解放されたCM音楽
 2 伝説のCM作家という伝説
 3 マルチな才能という商法

第2部 七〇年代テレビと社会を読む

第6章 テレビと大晦日 高野光平
 1 メディア・イベントとしての十二月三十一日
 2 年越しテレビの古層(─一九五二年)
 3 『紅白』圧勝──秩序が生む想像的非日常(一九五三─七四年)
 4 覚醒から混沌へ──内輪空間が生む増幅的非日常(一九七五年─)
 5 大晦日からテレビが見える

第7章 「女子アナ」以前 あるいは“一九八〇年代/フジテレビ的なるもの”の下部構造──露木茂氏インタビューから 瓜生吉則
 1 彼女たちが「女子アナ」になったころ
 2 「テレビ・アナウンサー」露木茂
 3 「女子アナ」神話の下部構造
 4 「革命」の後で

第8章 テレビにとって“やらせバッシング”とは何か──「やらせ問題」のテレビ史的意義 田所承己
 1 ムスタン事件
 2 やらせ概念の出現
 3 やらせリンチ事件
 4 テレビバッシングの特性
 5 “やらせバッシング”とは何か

資料 七〇年代を代表するテレビ番組の基礎知識

資料 七〇年代テレビ史年表

資料 テレビ論のためのブックガイド 長谷正人

あとがき 太田省一

著者プロフィール

長谷 正人  (ハセ マサト)  (編著

1959年、千葉県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専攻は映像文化論、コミュニケーション論。著書に『映像という神秘と快楽』(以文社)、『悪循環の現象学』(ハーベスト社)、共編著に『映画の政治学』(青弓社)、共編訳書に『アンチ・スペクタクル』(東京大学出版会)など。これまででいちばん面白かったテレビ番組◆『EXテレビ OSAKA』(読売テレビ、1990─94年)。

太田 省一  (オオタ ショウイチ)  (編著

1960年、富山県生まれ。社会学者。専攻は社会学、テレビ論。著書に『社会は笑う』(青弓社)、論文に「「自作自演する社会」の臨界」(「世界」2006年2月号)、「演技と素の間」(「文学」2006年11・12月号)など。これまででいちばん面白かったテレビ番組◆『オールナイトフジ』(フジテレビ、1983─91年)。

上記内容は本書刊行時のものです。