自作自演の1970年代テレビだョ!全員集合
長谷 正人:編著, 太田 省一:編著
発行:青弓社
この版元の本一覧
A5判 282ページ 並製
定価:2,400円+税 総額を計算する
ISBN978-4-7872-3280-9 C0036
在庫あり
奥付の初版発行年月:2007年11月
書店発売日:2007年11月24日
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紹介

『8時だョ!全員集合』『ザ・ベストテン』『NHK紅白歌合戦』『時間ですよ』などの番組を取り上げて、バラエティ・歌番組・ドキュメンタリー・ドラマなどのジャンルごとに1970年代のテレビ文化の実相を読み、現在のテレビ文化の起源を探るメディア論。

目次

序章 七〇年代テレビと自作自演 長谷正人  1 テレビの面白さ  2 自作自演としての七〇年代テレビ  3 本書の構成 第1部 七〇年代テレビをジャンル別に見る 第1章 開拓者の時代──七〇年代バラエティというフロンティア 太田省一  1 テレビに移住する──「ゲバゲバ」から「土曜8時」へ  2 「低俗」であるということ──『全員集合』と通過儀礼  3 「欽ちゃん」というバーチャルリアリティ──「お茶の間」を見るテレビ  4 視聴者参加の七〇年代──真剣とゲームの間で  5 タレントとは何か──マチャアキからタモリへ  6 バラエティの秘かな冒険──ポストテレビへの助走 第2章 視るものとしての歌謡曲──七〇年代歌番組という空間 太田省一  1 全盛期としての七〇年代  2 六〇年代後半に起こったこと  3 「アイドル」という現象  4 変容する「歌謡界」  5 『ザ・ベストテン』が意味するもの  6 八〇年代へ 第3章 ドキュメンタリー青春時代の終焉──七〇年代テレビ論 丹羽美之  1 転回点としての一九七〇年代  2 『ドキュメンタリー青春』と田原総一朗  3 青春、ジャズ、テレビ  4 テレビの自己解体 第4章 日常性と非日常性の相克──七〇年代テレビドラマ論 長谷正人  1 視聴者における日常性と非日常性の相克  2 制作現場における中継性と作品性の相克  3 山田太一、非日常性を日常性に折り畳むこと  4 「住まうこと」の中継としてのドラマ 第5章 コマーシャルの転回点としての七〇年代 難波功士  1 コマーシャルから解放されたCM音楽  2 伝説のCM作家という伝説  3 マルチな才能という商法 第2部 七〇年代テレビと社会を読む 第6章 テレビと大晦日 高野光平  1 メディア・イベントとしての十二月三十一日  2 年越しテレビの古層(─一九五二年)  3 『紅白』圧勝──秩序が生む想像的非日常(一九五三─七四年)  4 覚醒から混沌へ──内輪空間が生む増幅的非日常(一九七五年─)  5 大晦日からテレビが見える 第7章 「女子アナ」以前 あるいは“一九八〇年代/フジテレビ的なるもの”の下部構造──露木茂氏インタビューから 瓜生吉則  1 彼女たちが「女子アナ」になったころ  2 「テレビ・アナウンサー」露木茂  3 「女子アナ」神話の下部構造  4 「革命」の後で 第8章 テレビにとって“やらせバッシング”とは何か──「やらせ問題」のテレビ史的意義 田所承己  1 ムスタン事件  2 やらせ概念の出現  3 やらせリンチ事件  4 テレビバッシングの特性  5 “やらせバッシング”とは何か 資料 七〇年代を代表するテレビ番組の基礎知識 資料 七〇年代テレビ史年表 資料 テレビ論のためのブックガイド 長谷正人 あとがき 太田省一

著者プロフィール

長谷 正人(ハセ マサト)

1959年、千葉県生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専攻は映像文化論、コミュニケーション論。著書に『映像という神秘と快楽』(以文社)、『悪循環の現象学』(ハーベスト社)、共編著に『映画の政治学』(青弓社)、共編訳書に『アンチ・スペクタクル』(東京大学出版会)など。これまででいちばん面白かったテレビ番組◆『EXテレビ OSAKA』(読売テレビ、1990─94年)。

太田 省一(オオタ ショウイチ)

1960年、富山県生まれ。社会学者。専攻は社会学、テレビ論。著書に『社会は笑う』(青弓社)、論文に「「自作自演する社会」の臨界」(「世界」2006年2月号)、「演技と素の間」(「文学」2006年11・12月号)など。これまででいちばん面白かったテレビ番組◆『オールナイトフジ』(フジテレビ、1983─91年)。

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