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穢と大祓 山本 幸司(著) - 解放出版社
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穢と大祓 (ケガレトオオハラエ) 増補版

歴史・地理
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発行:解放出版社
四六判
413ページ
上製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7592-5253-8   COPY
ISBN 13
9784759252538   COPY
ISBN 10h
4-7592-5253-3   COPY
ISBN 10
4759252533   COPY
出版者記号
7592   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2009年12月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2015年8月22日
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紹介

穢とは人間をとりまく自然・社会関係の秩序を乱す行為であり、祓とは秩序を回復する行為であると論じて、穢とは何かを考える画期となった歴史的な1冊の増補版。旧版に加え、著者の穢れに関する論考をすべて1冊にまとめた。

目次

第一部 穢とは何か
 第一章 穢とされる事象
 第二章 穢とされるその他の事象
 第三章 穢の伝染と空間
 第四章 物・水・火と伝染
 第五章 穢の本質
 第六章 秩序と穢
 第七章 内裏・宮都・天下
 第八章 穢の知覚と穢の観念の変化

第二部 社会的排除と穢れ
 Ⅰ 穢れ観と中世社会
 Ⅱ 仏教と穢
 Ⅲ 検断と祓
 補論 血讐と処刑

第三部 大祓
 第一章 穢と大祓
 第二章 罪と災い
 第三章 大祓の意味
 第四章 平安京大祓のトポロジー

あとがき/初出稿一覧/付属資料/付表

目次(全文)
第一部 穢とは何か
第一章 穢とされる事象
     一、人間の死穢
     二、人間の産穢

第二章 穢とされるその他の事象
     一、動物の死・産の穢
     二、失火穢
     三、その他の穢

第三章 穢の伝染と空間
     一、穢の伝染経過
     二、穢の伝染と閉鎖空間
     三、開放空間と穢

第四章 物・水・火と伝染
     一、物と伝染
     二、水による伝染
     三、火事と伝染

第五章 穢の本質
     一、秩序と穢
     二、穢を巡る社会関係
     三、着座飲食の意味
     四、家を巡る社会関係
     五、穢からの家の防御
     六、家と首実検

第六章 秩序と穢
     一、秩序とは
     二、天皇・神物と穢
     三、天皇への反逆
四、神聖冒瀆
     五、穢の結果
     六、触穢の決定

第七章 内裏・宮都・天下
     一、内裏と神社
     二、内裏の範囲
     三、宮都と穢
     四、天下穢・世間穢
     五、穢の予防
     六、儀式を遂行するための便法

第八章 穢の知覚と穢の観念の変化
     一、穢の知覚
     二、触穢の責任と罪の観念
     三、穢の観念の起源
     四、柔構造としての穢の観念
     五、サンクションとしての穢の観念

第二部 社会的排除と穢れ
Ⅰ 穢れ観と中世社会
   一、穢の中世的特質
   二、穢に触れた人びと
   三、穢の観念と差別
   四、不可触の諸相
   五、社会集団の対抗

Ⅱ 仏教と穢
   一、〈形義〉という言葉
   二、僧侶の肉体的要件
   三、極楽往生と五体満足
   四、宗教の肉体観
   五、秩序の比喩としての肉体
   六、国家仏教と穢
   七、仏教における穢の克服

Ⅲ 検断と祓
   一、犯罪と財産没収
   二、犯罪と穢
   三、祓と犯罪

補論 血讐と処刑

第三部 大 祓
第一章 穢と大祓
     一、記紀と大祓
     二、臨時大祓の理由
     三、臨時大祓の行われる祭

第二章 罪と災い
     一、天津罪・国津罪
     二、災いと罪
     三、古代ギリシャの罪と穢
     四、神と災い

第三章 大祓の意味
     一、大祓の目的
     二、悪祓・善祓
     三、六・十二月晦日の大祓
     四、恒例大祓と秩序

第四章 平安京大祓のトポロジー
     一、平安京成立以前
     二、平安京大祓の場

あとがき
     平凡社版あとがき
     あとがき
初出稿一覧
付属資料
付表

著者プロフィール

山本 幸司  (ヤマモト コウジ)  (

山本幸司(やまもと こうじ)
1946年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経済史専攻修士課程終了。出版社勤務を経て、中央大学大学院国史学専攻博士課程単位取得。神奈川大学短期大学部・同大学院歴史民俗資料学研究科教授を経て、現在、静岡文化芸術大学文化政策学部教授。専攻、日本中世法制史・思想史。著書に『天武の時代』、『頼朝の精神史』、『日本の歴史09 頼朝の天下草創』、『〈悪口〉という文化』など。

上記内容は本書刊行時のものです。