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西洋が西洋について見ないでいること
法・言語・イメージ 【日本講演集】
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2004年9月
- 書店発売日
- 2004年9月29日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2016年3月16日
紹介
本書はフランス法制史の碩学ピエール・ルジャンドルの来日公演集である。法制史といっても、ここで語られていることはすべてが〈法とは何か〉という端的な一点をめぐってであり、それが言語やイメージ、主体、アイデンティティなど重層的な構造をもつことが力説されている。さらに重要な点は、このような理解は西洋社会にどっぷりと漬り切っていては見えてこず、いわば〈西洋を人類学する〉視点をもたないと見えてこない、ということである。資本主義は、現に存在するコミュニズムを管理するもっとも惨めな方法である。
独自の人類学的価値理論から新しい社会を産む人間経済の可能性を説く。
いまもっともアクチュアルな思想家の待望のインタビュー集。
目次
西洋は本当に地理的な概念にすぎないのだろうか--導入としての考察
本書の見取り
第一講演 西洋が西洋について見ないでいること
第二講演 話す動物とは何か--人間の組立てについての考察
第三講演 人間のドグマ的な次元についてのいくつかの考察9
光の射すところ 山口薫《花の像》について--人間と世界の対話的な関係
訳者付記
旅の荷物〔解題〕 西谷修
口絵=花の像(山口薫 作 何必館・京都現代美術館 所蔵)
版元から一言
久々にヨーロッパの根幹を理解するための快著!
本書の視点は以上のように深く、多岐にわたるが、それだけに法学(この分野とて法科大学が乱立しようとする現在、法学者にはぜひとも読んでほしいのですが)のみならず、自民族中心主義が語られて以来、西洋近代とは何か?という関心は読者の深奥に強く刻み込まれており、そして何よりも今日的な〈自らとは何か〉を問う比較文化論への視座の新しい案内としても、読者に訴えてほしいと思っております。
上記内容は本書刊行時のものです。
