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古代に真実を求めて
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2008年3月
- 書店発売日
- 2008年4月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2013年11月22日
紹介
古田武彦氏の多元史観に依拠し、研究活動を展開する古田史学の会の成果を集成する第11集。特別掲載の古田武彦講演録「寛政原本と学問の方法」「人類と日本古代史の運命」をはじめ、多彩な研究論文を収録。
目次
巻頭言 古田史学の会(代表:水野孝夫)
1.特別掲載
講演記録 寛政原本と学問の方法(古田武彦)
講演記録 人類と日本古代史の運命――歪んだ教科書――(古田武彦)
2.研究論文
寛政原本と古田史学(古田武彦)
最後の九州年号――「大長」年号の史料批判――(古賀達也)
続・最後の九州年号――消された隼人征討記事――(古賀達也)
不破道を塞げ――壬申の乱は九州――(秀島哲雄)
武烈天皇紀における「倭君」(冨川ケイ子)
エクアドルの大型甕棺――倭国南海を極める。光武以って印を賜う――(大下隆司)
皇暦実年代算定についての試案(飯田満麿)
『日本書紀』「持統紀」の真実――書紀記事の「三十四年遡上」現象と九州年号――(正木裕)
万葉集二十二番歌(水野孝夫)
3.フォーラム
呪符の証言(遺稿)(林俊彦)
4.付録――会則/原稿募集要項/他
古田史学の会・会則
「古田史学の会」全国世話人・地域の会 名簿
第十二集投稿募集要項/古田史学の会 会員募集
編集後記
前書きなど
会員論集・第十一集発刊に当たって(古田史学の会 代表:水野孝夫)
「古田史学の会」は一九九四年に発足した会です。十四年目を迎えました。会の目的は会則第二条に記載されています。
本会は、古田武彦氏の研究活動を支援し、旧来の一元通念を否定した氏の多元史観に基づいて歴史研究を行い、もって古田史学の継承と発展、顕彰、ならびに会員相互の親睦をはかることを目的とする。
定期的な情報として発行する、会員論集「古代に真実を求めて」はここに第十一集を迎え、会員用のニュース紙として発行する、「古田史学会報」(年六回)は、こちらも八十四号を発行しました。古田武彦氏の新しい研究や講演内容もあれば、それに刺激された会員の研究成果などが、絶えず掲載されています。これらの情報の一部はインターネットのホームページ「新・古代学の扉」(アドレスは巻末参照)にも発表されています。古田武彦氏の言説に関心のある方々のご利用をお待ちします。
古田武彦氏は昭和四十七年の著書『「邪馬台国」はなかった』以来、定説を否定する驚くべき古代史像を世間に提供してこられました。三国志のすべての写本に「邪馬臺国」と書いたものはなく、「邪馬壹(または一)国」であり、後代の文献に「邪馬臺国」とあるからといって、「壹は臺の誤り」とする根拠にはならないとする氏の説は、これを当然とする、われわれの会の原点であります。この目で見てゆくと、後代の学者の考えで原典の文字を勝手に変えた例が歴史資料に多いことに驚かされます。
平成十九年は古田武彦氏の学問にとって画期的なテーマが次々に登場しました。
青森県に伝わる『東日流外三郡誌』をはじめとする「和田家文書」の「寛政原本」(寛政時代に書かれたもの)と思われるものが次々に発見されたこと、『三国志』に記載された「裸国・黒歯国」にあたると思われるエクアドル訪問により、九州と共通する甕棺や黒曜石を認識し現地の人々と交流を持ったこと、などです。
古田説では三世紀は「邪馬壹国は九州」「その後身は九州王朝」、つまり「中国の王朝から認められた日本列島の代表者」は「九州に居た」ので、八世紀初頭に周(唐)の則天皇帝から認められた「日本国」の都は現奈良県・大和ですから、この期間内に政権と都の変遷がなければなりません。これは「九州説」のもつ必然です。
古田氏はこのテーマを中心に研究と著作に専念したいとされています。ますますの御活躍を願っております。
会員論集は会員のどなたにも、定説にとらわれることなく「真実」を探求した成果を発表する場であります。今後とも活発なご投稿をお願い致します。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。
