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眼に映る世界
映画の存在論についての考察
四六判
382ページ
上製
定価
3,800円+税
- 出版社在庫情報
- 絶版
- 初版年月日
- 2012年4月
- 書店発売日
- 2012年4月20日
- 登録日
- 2012年3月9日
- 最終更新日
- 2022年5月12日
紹介
不在の「現実」をスクリーンに映し出し、一つの世界を魔術的に出現させる映画というメディアは、二十世紀の歴史と思考に何をもたらしてきたか。その物理的・技術的基盤に注目しつつ、絵画・写真・演劇とは異なる映画そのものの本質を、モダニズムの美学批判的眼差しのもとに探究した映画理論の古典。バザン以後の問いを受け継ぎ、ドゥルーズ『シネマ』と双璧をなす名著、待望の邦訳。
目次
増補版への序
序
1 仲間たちをめぐる自叙伝
2 視覚と音
3 写真とスクリーン
4 観客、俳優、スター
5 類型的人物、シリーズ、ジャンル
6 起源についての諸説
7 ボードレールと映画の神話
8 軍人と女性
9 ダンディ
10 神話の終焉
11 映画のメディウムとメディア
12 死すべきものとしての世界──絶対的年齢と若さ
13 全体性としての世界──カラー
14 自動性
15 余論──いくつかのモダニズム絵画
16 展示と自己言及
17 カメラの介入
18 テクニックの言明
19 沈黙の認知
続・眼に映る世界
〈訳者解説〉なぜ映画が哲学の問題たり得るのか?
原注
訳注
人名・作品名索引
上記内容は本書刊行時のものです。