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あの素晴しい日々 加藤和彦、「加藤和彦」を語る
- 初版年月日
- 2024年5月7日
- 発売予定日
- 2024年5月7日
- 登録日
- 2024年3月31日
- 最終更新日
- 2024年4月8日
紹介
2009年に亡くなった加藤和彦が生前、膨大な時間を掛けて受けたインタビューをまとめた一冊。その生い立ちからザ・フォーク・クルセダーズ、サディスティック・ミカ・バンド、ソロ以降、そして1993年当時の音楽観・人生観に至るまでを、古くから彼をみてきた前田祥丈が細部にわたって聞き、書き上げた。京都に生まれ、江戸っ子として育った「トノバン」が淡々と語るのは、「加藤和彦」の個人史であると同時に日本の音楽史の重要な側面でもある。
本書は現在、まったく手に入らない幻の名著『エゴ 加藤和彦、加藤和彦を語る』(2013年スペースシャワーブックス刊)に加筆し、再構成したもの。
目次
序 一九九三年のインタビュー
1 子供時代
2 ザ・フォーク・クルセダーズ
3 ソロ活動
4 サディスティック・ミカ・バンド
5 再びソロ活動へ
6 加藤和彦の音楽観
後書き
トノバンの遺したメッセージ
二〇二四年の再出版に寄せて
前書きなど
本書は、加藤和彦という存在がなければ、日本のミュージック・ヒストリーはなかり違うものになっていたのではないか、という視点で、音楽家としての加藤和彦をトータルに振り返り、きちんと記録しておきたい、という思いから、一九九三年に行った加藤和彦へのインタビューを再構成したものである。
このインタビューを行った時期は、加藤和彦にとってソロ・アーティストとしての主要な創作が一段落するとともに、ザ・フォーク・クルセダーズ、サディスティック・ミカ・バンドについても、リユニオンと言う形で追体験を行いつつあったタイミングであり、この時点で自分の仕事を振り返る証言には、今読んでも、彼ならではの時代感覚とリアリティを感じてもらえるのではないかと思う。
版元から一言
YMOが世界的に評価される前に70年代はじめ、加藤和彦はサディスティック・ミカ・バンドでヨーロッパを中心に大きな評価を受けていた。坂本龍一や細野晴臣が過去の作品も含めてクロースアップされるなか、加藤和彦の存在は見過ごすことはできません。映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』の公開、過去の作品の再発もあり、加藤和彦に注目が集まることは間違いありません。音楽が好きな人だけではなく、シニアを中心に読者は広がるでしょう。
- 旧版ISBN
-
9784906700882
上記内容は本書刊行時のものです。