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母の最終講義 最相葉月(著/文) - ミシマ社
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母の最終講義 (ハハノサイシュウコウギ)

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発行:ミシマ社
四六変形判
縦178mm 横128mm 厚さ14mm
176ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-909394-99-6   COPY
ISBN 13
9784909394996   COPY
ISBN 10h
4-909394-99-0   COPY
ISBN 10
4909394990   COPY
出版者記号
909394   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年12月5日
最終更新日
2024年2月8日
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書評掲載情報

2024-03-16 東京新聞/中日新聞  朝刊
2024-03-03 読売新聞  朝刊
評者: 梅田明日佳
2024-02-10 毎日新聞  朝刊
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重版情報

3刷 出来予定日: 2024-03-08
2刷 出来予定日: 2024-02-16
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紹介

あの介護の日々は、母から私への教育だった――。

『絶対音感』『星新一』など傑作ノンフィクションの書き手であり、新聞の人生案内も人気な著者の、半生にじみ溢れる名エッセイ集。珠玉の47本。
最相葉月デビュー30周年記念企画

●本文より
「約三十年、介護とそれに伴う諸問題で心身共に限界だった時期もあるが、不思議なことに最近は、母が身をもって私を鍛えてくれていると思えるようになった。いざとなっても人工呼吸器や胃ろうはせず、自然に任せようと思っている。覚悟はあるのか、私。」(p26「母の最終講義が始まった」より)

「ああもう限界。酸素不足の水槽で口をパクパクさせる金魚のようになったら、一刻も早く東京に戻らねばならない。人に会い、原稿を書き、心を立て直す。その繰り返しである。交通費は、心身を健康に保つための必要経費と考えるようにした。」(p6「『余命』という名の時間」より)

「ひかえめだけど芯の強い自分と、出しゃばりだけど脆い自分は、一人の人間の中に共存している。仕事や家庭でさまざまな困難に向き合い、へこんだり笑ったりする時間を積み重ねるうちに鍛えられていく。」(p40「揺るがぬ岩より高野豆腐」)

目次

第一章 「余命」という名の時間
「余命」という名の時間/宗教を語る言葉が欲しい/島育ちのご縁から/ワクチン集団接種を前にして

第二章 母の最終講義
第二幕が開いて/母の最終講義が始まった/介護の知恵をつなぐ/手芸という営み/いつもすべてが新しい/揺るがぬ岩より高野豆腐/新しい日常は別世界/リモートで、さようなら
コラム ごくろうさま

第三章 相対音感
相対音感 共に生きていくために/季節ものが消えるゲリラサイン会/バイオミミクリー/宇宙探査を支える人たち/風呂敷に魅せられて/半世紀の恩恵/あえて、見ない、知らない、やらない/支援はいつもむずかしい

第四章 さみしい一人旅
さみしい一人旅/未熟な旅行者/枕をもって旅をする/カプセルで見る夢/「森のくまさん」を歌った日/コロナ下の教会で/闇に差す光
コラム ウソ日記

第五章 人生相談回答者
「する/される」を超えて/認知症者の片想い/御用聞きからしか見えない現実/正当にこわがる/歳末助け合いに思う/ヤングケアラーを探せ/心のもちよう、という前に
コラム 二番手の命

第六章 ありがとうさようなら
師/本を捨てる/たそがれの婚礼家具/オリーブの島で世界を考える/ドキドキをくれた人たち/コロナ禍とジャーナリスト/また会う日まで/競技場にて/絵を捨てる

あとがき  

版元から一言

最相葉月さんのデビュー30周年を記念して、特別装丁版(数量限定)をつくりました。通常版とともに装丁は脇田あすかさんに手がけていただいています。

著者プロフィール

最相葉月  (サイショウハヅキ)  (著/文

1963年、東京生まれの神戸育ち。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、精神医療、信仰などをテーマに執筆活動を展開。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)、『星新一 一〇〇一話をつくった人』(大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞ほか)、『青いバラ』『セラピスト』『れるられる』『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』『証し 日本のキリスト者』『中井久夫 人と仕事』ほか、エッセイ集に『なんといふ空』『最相葉月のさいとび』『最相葉月 仕事の手帳』など多数。ミシマ社では『辛口サイショーの人生案内』『辛口サイショーの人生案内DX』『未来への周遊券』(瀬名秀明との共著)『胎児のはなし』(増﨑英明との共著)を刊行。

上記内容は本書刊行時のものです。