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廃屋の月 野木 京子(著/文) - 書肆子午線
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取引取次: ツバメ出版流通
直接取引:あり(自社)

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廃屋の月 (ハイオクノツキ)

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発行:書肆子午線
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ11mm
120ページ
並製
価格 2,200円+税
ISBN
978-4-908568-41-1   COPY
ISBN 13
9784908568411   COPY
ISBN 10h
4-908568-41-3   COPY
ISBN 10
4908568413   COPY
出版者記号
908568   COPY
Cコード
C0092  
0:一般 0:単行本 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年3月5日
書店発売日
登録日
2024年3月13日
最終更新日
2024年3月13日
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書評掲載情報

2024-04-14 産經新聞  朝刊
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紹介

「最後に満月を見た日のことは覚えていないけれど/夜になると見るだろう月の姿を昼のうちに思い描くことはできる/わたしにも透き通る触手があればいいのに/そうしたら進む道などは光の方向でしかなくなるから」
水面に落ち込んだかつての月明かり、今は亡き人が昔飼っていた犬の鳴き声、夢うつつの気水域に立ち現れるさざなみのような声や断片を拾い集めるように書き継がれた32篇。詩人・野木京子、第6詩集。装幀=稲川方人。

目次

汽水域
西日の神様
秋の庭
空の河原
棄てられた声 裏山を越えたところ
心の奥であるような気もする
声が聞こえるほうへ
球根
庭の片隅で
常世の実
十四日月と海
犬も鳥も
翳りの息
花崗岩ステーション
空中映画館
ときには透明のようにも見え ひとの面影がうごめいている
どこにもいなくなったときには光のなかにいる
きゅい ぎゅい
ピシャッ
家を訪ねる
クル ミの実のなかに橋が
小舟と声
窓辺
樹木も叫びの粒を空へあげる
音無し
廃屋の月
つぶつぶ
世界は薄い氷の上に乗っているのに
水母の日記帳
どこにもない植物園
お山へ行くまでに
じぐざぐ

著者プロフィール

野木 京子  (ノギ キョウコ)  (著/文

詩人。熊本県八代市生まれ。2007年に『ヒムル、割れた野原』(思潮社、2006年)で第57回H氏賞を受賞。その他の詩集に『明るい日』(思潮 社、2013年)、『クワカ ケルル』(思潮社、2018年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。