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パレスチナ現代史 岩のドームの郵便学

内藤 陽介(著)
発行:えにし書房

A5判   304頁  並製
価格 2,500円+税

ISBN 978-4-908073-44-1   C0022
在庫あり(出版社情報)

奥付の初版発行年月 2017年9月
書店発売日 2017年9月25日
登録日 2017年8月16日

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紹介

中東100 年の混迷を読み解く!
世界遺産、エルサレムの“岩のドーム”に関連した郵便資料分析という独自の視点から、複雑な情勢をわかりやすく解説。郵便学者による待望の通史!

目次

はじめに
第1章 〝イスラエル〟以前
 エルサレムの外国郵便局
 英国の三枚舌外交
 オスマン帝国の解体と英委任統治領パレスチナの誕生
 岩のドームを取り上げたパレスチナ切手
 アラブ大蜂起
 第二次世界大戦とパレスチナの郵便
 テロの防止か難民の保護か
 イスラエル国家は混沌の中から誕生した

第2章 東エルサレムとヨルダン
 第一次中東戦争の勃発
 トランスヨルダンからヨルダン・ハシミテ王国へ
 ヨルダン切手と岩のドーム
 教皇の聖地訪問
 第三次中東戦争前夜
 第三次中東戦争

第3章 占領された聖地
 三不政策とファタハの台頭
 カラメの戦い
 イラク・バアス党政権の発足
 イスラム諸国会議機構
 ブラック・セプテンバー
 リビアとミュンヘン五輪人質事件
 ナセルからサダトへ
 ポスト・アフラクのバアス党
 第四次中東戦争
 フサイン国王のイラン訪問
 〝平和の人〟
 キャンプ・デ—ビッド合意
 西でも東でもないイスラム共和国
 アラブ連盟のチュニス移転
 サッダーム・フセインの野心
 イスラム暦15世紀の幕開け
 サダト暗殺
 レバノン内戦とフェズ提案
 自爆テロのルーツ
 アラファトとエジプトの和解
 アンマン合意とその挫折

第4章 “パレスチナ国家”の誕生
 第一次インティファーダの発生
 パレスチナ・イスラム・ジハード運動とハマース
 リンケージ論
 イラクは湾岸戦争に勝った?
 パレスチナ自治政府の発足
 ヨルダン・イスラエル和平
 オスロ合意に納得しないリビア
 反〝十字軍〟のイメージ
 ワイ合意と〝寛大な申し出〟の挫折
 第二次インティファーダ
 シャロン政権の発足
 9.11同時多発テロからイラク戦争へ
 アラブ和平イニシアティヴとロードマップ
 西岸とガザの分裂
 2008-09年のガザ紛争
 ハマースとラマダーン
 パレスチナ、国連のオブザーヴァー国家に格上げ
 イスラエルのガザ侵攻
 永遠のアラブ文化首都

前書きなど

本書では、そうした岩のドームのシンボリックな性格に注目し、〝国家のメディア〟としての切手に取り上げられてきたその諸相を歴史的にたどることを軸に、郵便学の手法を用いて、エルサレムとパレスチナの現代史を再構成することを試みた。……資(史)料としての切手や郵便物は、歴史学・社会学・政治学・国際関係論・経済史・メディア研究など、あらゆる分野の関心に応え得るものであり、そうした郵便資料を活用することで、複合的かつ多面的なメディアとしての〝郵便〟、すなわち、ポスタル・メディアという視点から国家や社会、時代や地域のあり方を再構成する試みが、筆者の考える〝郵便学〟である。

版元から一言

ありそうでないパレスチナ通史。

著者プロフィール

内藤 陽介(ナイトウ ヨウスケ)

1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。フジインターナショナルミント株式会社・顧問。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し研究・著作活動を続けている。
主な著書
『なぜイスラムはアメリカを憎むのか』(ダイヤモンド社)、『中東の誕生』(竹内書店新社)、『外国切手に描かれた日本』(光文社新書)、『切手と戦争』(新潮新書)、『反米の世界史』(講談社現代新書)、『事情のある国の切手ほど面白い』(メディアファクトリー新書)、『マリ近現代史』(彩流社)、『朝鮮戦争』、『アウシュヴィッツの手紙』、『リオデジャネイロ歴史紀行』(えにし書房)。

上記内容は本書刊行時のものです。