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介護員詩誌 コレクション 北岡 けんいち(著) - 中西出版
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介護員詩誌 コレクション (カイゴインシシ コレクション)

文芸
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発行:中西出版
四六判
縦188mm 横129mm 厚さ20mm
重さ 324g
287ページ
並製
定価 1,000円+税
ISBN
978-4-89115-427-1   COPY
ISBN 13
9784891154271   COPY
ISBN 10h
4-89115-427-6   COPY
ISBN 10
4891154276   COPY
出版者記号
89115   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年11月18日
書店発売日
登録日
2023年11月13日
最終更新日
2023年11月20日
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紹介

「これからはさ、こうやっていきたいなんて、本心を言う機会はないわけで。」
介護員の悩みに耳を傾ける架空の相談室を舞台に交わされる、秘めた悩みと対話の数々。
日常詩からはじまる告白が過去をひもといていく。

介護員の生きざまを見つめてきた元介護施設長から届いた28編のフィクション詩誌物語。
※この物語はフィクションです。

目次

出版に際して めったやたらの青春の叙事詩誌

第1話 特別な血統
第2話 新人は「てんぱる」
第3話 ああ またしても失敗
第4話 マイ介護レジェンド
第5話 介護の野蛮原人
第6話 おひとり旅立ち
第7話 実の娘
第8話 夢は夜開く
第9話 介護員ユートピア
第10話 会社上司との絡み合い
第11話 終わりに 誰のせいか
第12話 チェロ弾き男
第13話 いろ(色)落ち
第14話 上への不満
第15話 職場個人履歴書
第16話 実家の葛藤劇
第17話 胸騒ぎの佐々木さん
第18話 門出の祝福
第19話 3度の離婚
第20話 熟年新人介護員
第21話 熟年介護員の機転
第22話 介護員の熱い思い1
第23話 介護員の熱い思い2
第24話 職場色恋ばなし
第25話 新人感想記パート1
第26話 新人感想記パート2
第27話 新人感想記パート3
第28話 終わりの味わい方

前書きなど

出版に際して めったやたらの青春の叙事詩誌

 今回も予定通り話題を積み重ね28話になりました。感想ですか? じゃ。
 その1つ。
 10年以上使っている古いパソコンは、極めて変換率の悪いのが目について、ようやく廃品にすることにしました。これには思い出が一杯ありますが、使いづらいのでしょうがありません。
 その2つ。
 現在、ようやく新型コロナウイルス感染症の規制が緩和に向かう機運になりました。でも医学界には感染拡大に決して気を許さないグループがいます。医学総会で第9波は必ず来るとショッキングな内容を述べる大家がいるし、そこまで至らなくても、医師群にはコロナで人類滅亡も視野に入れる発言をする方が身近にいますし。
 ああ当方は並以下の医師ですから、5類感染症に引き下げになって、社会活動に制限なしとなったことを自由でいいなと思っている。ただ旅行やイベント参加など、目立った外出は考えていないのがミソです。
 結論はやはり、コロナ感染症の第1波から第8波までは長かったなぁということです。
 3つ。
 この期間、読書をして、有名な野武士出身の大名・蜂須賀家のものを読みまして。蜂須賀家先代は当時、幕府から禁止されていた2つ目の城郭を土塁の下に隠し持ち、以降ずっと秘密にしていたそうです。先代は信長にも秀吉にも親しくし、家康にも仕えて、結局武家政権はいつ何が起きるか分からん! と家系継続には賢く振る舞うのを家訓にしてきた。
 私もコロナを含めて歴史的事象を次々に経験し、70歳代中途になってしまいました。太平洋戦争直後に生まれ、それこそいろんな社会紛争、自然災害など、大勢の人を巻き込む危険一杯の事態を目にしています。
 それで果たして本書の「みんなで話そう」欄で、あの蜂須賀家のように、押し寄せる面倒な事態を乗り切る、泰然として思い深いアイデアを、相談者様に発揮できたかどうか。これには今回も自信がありません。
 4つ。
 この書き物は、うわさ話が発端なのだということは間違いない。介護に関わった人についての自由論議で口調が熱くなる話題に限って、その話を持ち込んだケアさんがやはり、ちょっと変わった人とか、失敗をしてしまったねぇとか、そもそも生まれ育ちが可哀そうだよとかがあって、最後の「みんなで話そう」欄で、その身近なうわさ話が熱を帯びてしまって今回もその一行一行に、作者の思いがこもっている。
 それが読むに耐える短編集になっているか否かは、恐らく今回もかような作者の自己満足で終わっている気がしている。だからこそ今回できあがったばかりなのに、「次回にも期待したい」と告白したくなるのです。

著者プロフィール

北岡 けんいち  (キタオカ ケンイチ)  (

医師。
1946年北海道小樽市生まれ。
介護老人保健施設の勤務を長年経験、介護員の生き様を見つめた著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。