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地方小 ト・日・他 書店
直接取引:あり
きっかけはコイの歯から
魚と米と人のかかわり
発行:サンライズ出版
A5判
196ページ
並製
価格
2,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年1月31日
- 書店発売日
- 2024年2月14日
- 登録日
- 2023年12月20日
- 最終更新日
- 2024年2月5日
紹介
コイ科魚類の咽頭歯を研究していた著者は必要に迫られ『中国鯉科魚類志』の翻訳を手がけ、当時大学にはなかった走査型電子顕微鏡を備えている歯科大学に就職した。わずか数㎜の仔魚、しかもその歯を取り出すという、途方もなく大変な作業をしつつ、友田淑郎先生の影響で化石探しに没頭し、古琵琶湖に関る研究者達と「琵琶湖自然史研究会」を結成し、琵琶湖の自然史を明らかにした。
そんな折り、琵琶湖博物館準備室職員に応募、学芸員となるや、住民を巻き込んだ「うおの会」での調査研究、考古学や歴史学、社会学の研究者を巻き込んだ学際的なコイをめぐる総合研究に奮闘した。そしてこれまでの研究を振り返り、思う事は……。
目次
まえがき
第一章 プロローグ
第一節 琵琶湖の漁師、畑さんから学んだこと
第二節 長い咽頭歯研究のはじまり
第二章 研究のはじまり
第一節 研究テーマの決定
第二節 修士論文とそれからの展開
第三章 研究の本格化
第一節 咽頭歯とコイ科
第二節 咽頭歯の形態形成と形の類型
第三節 日本列島は化石の宝庫
第四章 湖と人間のかかわり
第一節 琵琶湖博物館での活動
第二節 咽頭歯研究の展開
第三節 淡水漁撈と稲作との関係
第五章 エピローグ
第一節 時間軸の重なり合い
第二節 米をとるか魚をとるか
引用文献
あとがき
版元から一言
魚の歯の先生とは存じていたものの、数ミリのコイ科の仔魚から咽頭歯を取り出すというとんでもなく大変な作業をされていた話についつい釣られてしまいました。
上記内容は本書刊行時のものです。