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近江湖南のサンヤレ踊り 近江のケンケト祭り長刀振り 滋賀民俗文化財保護ネットワーク(監修) - サンライズ出版
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近江湖南のサンヤレ踊り 近江のケンケト祭り長刀振り (オウミコナン ノ サンヤレオドリ オウミ ノ ケンケトマツリナギナタフリ) 神を囃し 人が舞う (カミヲハヤシ ヒトガマウ)

芸能・タレント
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A5判
128ページ
並製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-88325-793-5   COPY
ISBN 13
9784883257935   COPY
ISBN 10h
4-88325-793-2   COPY
ISBN 10
4883257932   COPY
出版者記号
88325   COPY
Cコード
C0339  
0:一般 3:全集・双書 39:民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年6月10日
書店発売日
登録日
2023年5月29日
最終更新日
2023年12月8日
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紹介

都の情報を取り入れ、独自の姿に変容しつつ継承してきた近江の風流舞の中から世界無形文化遺産登録されたものを一挙掲載し情景を紹介。

目次

近江の祭りの歴史的背景
 ユネスコ無形文化遺産「風流踊」
 ユネスコ無形文化遺産登録一覧
近江湖南のサンヤレ踊り
 矢倉のサンヤレ踊り/下笠のサンヤレ踊り/片岡のサンヤレ踊り
 長束のサンヤレ踊り/志那のサンヤレ踊り/吉田のサンヤレ踊り
 志那中のサンヤレ踊り/小杖祭り
 コラム「近江の太鼓踊り」
 コラム「もうひとつ近江のユネスコ無形文化遺産 長浜曳山祭り」
近江のケンケト祭り長刀振り
 小津神社の長刀踊り/下新川神社のカンコの舞・長刀振り
 瀧樹神社のケンケト踊り/山之上のケンケト祭り
 宮川の大踊り・小踊り/麻生のケンケト祭り(帯掛け祭り)
 コラム「花奪い行事」
近江の祭りの担い手と将来展望

前書きなど

湖国の春を彩るサンヤレ踊りとケンケト祭り長刀振り。
近江を代表するこれらの祭りが、このたびユネスコの無形文化遺産「風流踊」として全国各地の祭りとともに登録されました。
 国の重要無形民俗文化財に指定されたこれらの「風流踊」。全国から41件。近江からはサンヤレ踊りとケンケト祭り長刀振りの2件が登録されました。
2件と数えられていますが、実は、県内の多くの地域の祭りがこのなかに含まれていることをご存知でしょうか?
地域の数、すなわち祭りの数、氏子関係者の人数は、今回ユネスコ登録された41件の中において全国最大ではないでしょうか。
 近江の「風流踊」は、中世、都で流行した災厄防除の風流拍子物と称される文化がいちはやく当地に伝来し、地域の人々の暮らしの中で営まれる祭礼芸能として根付き、各地で独自の展開を遂げて今日に至ります。飢饉や災害などいくたびもの危機を乗り越え現在まで継承されてきた近江の風流踊は、中世の拍子物のプリミティブなかたちをよく伝えているとされています。
 本書では、各地のサンヤレ踊りやケンケト祭り長刀振りの華やかで多様な世界をご紹介いたします。大人から子どもまでが活き活きと輝き、魅力ある地域の姿も知っていただきたいとの願いもこめています。

版元から一言

近江には、祭りや年中行事が豊かに継承されている。これらはそれぞれの土地や風土やそこに暮らす人々によってはぐくまれてきたもので、すでに近江の祭礼行事として『日吉山王祭ー山を駆け湖を渡神輿たちー』『川道のオコナイー湖北に春を呼ぶ一俵鏡餅ー』『勧請縄ー湖西豊かな村境の魔よけー』を発刊してきたが、この度全国の風流舞41がユネスコ世界無形文化遺産に登録され、ここに草津を中心とする「サンヤレ踊り」と湖南地域に点在する「ケンケト祭り長刀振り」が含まれている。これを機に、登録されたすべての祭礼、及び近江の風流舞の一部ワオ併せて紹介。
近江は幾多の風流舞が潜在する稀有な土地柄であるが、少子化の影響で祭りの存続も危ぶまれる中、地域と自治体の協力により、何とか継承し続けている近江の人々の姿を浮かび出すことで、祭礼を継続させている人々の熱気が感じられる内容になった。

著者プロフィール

辻村 耕司  (ツジムラ コウジ)  (写真

1957年滋賀県に生まれる。滋賀県立膳所高校卒、関西学院大学文学部地理学専攻中退。湖国再発見をテーマに琵琶湖周辺の風景、祭礼を撮影。おうみ祭り研究所主宰。日本写真家協会会員、滋賀県野洲市在住

上記内容は本書刊行時のものです。