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シューベルトの手当て クレール・オペール(著) - アルテスパブリッシング
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シューベルトの手当て (シューベルトノテアテ)
原書: LE PANSEMENT SCHUBERT

芸術
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四六判
240ページ
仮フランス装
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-86559-285-6   COPY
ISBN 13
9784865592856   COPY
ISBN 10h
4-86559-285-7   COPY
ISBN 10
4865592857   COPY
出版者記号
86559   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年11月25日
書店発売日
登録日
2023年10月24日
最終更新日
2023年12月1日
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書評掲載情報

2024-02-10 毎日新聞  朝刊
2023-12-10 読売新聞  朝刊
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紹介

チェロの調べが、患者の痛みと苦しみを癒やす──
演奏家/アートセラピストの著者が起こした奇跡の音楽療法。
介護にたずさわる人、認知症の家族をもつ人、
死を前に不安をかかえる人たちに贈る感動の物語!

重度の自閉症患者、認知症の高齢者、終末医療を受ける患者の前で、
20年以上にわたってチェロを弾きつづけてきたフランス人チェリストが
音楽がもたらす癒しと出会いの体験をつづる。

「わたしははじめて、目の前で、激痛に苦しむ患者の
痛みが急激に緩和されたのをはっきり見たのだ」(本文より)

驚きというより、奇跡(著者)
10分間のシューベルト=5ミリグラムのモルヒネ(緩和ケア担当医師の証言)

2012年4月、パリの認知症患者のための老人ホーム。
ある入居者が、包帯の交換の痛みに悲鳴をあげている。
看護師たちが格闘するかたわらに響くチェロのやわらかな音色。
クレールがシューベルトを弾きはじめると、
患者は急に静かになり、看護師たちに身をあずける。
老人はその後も、クレールのチェロ演奏があるときに限って、
つらい処置を受け入れるようになった。
音楽が痛みをやわらげ、症状を緩和したのである──。

2021年のフランス「音楽家の本」賞を受賞し、
英語、ドイツ語ほか4カ国語に翻訳された話題の書、ついに邦訳!

◎著者来日情報
2023年11月下旬、奇跡の調べを奏でるチェロを手に著者が来日!
「オペールと彼女の業績を知ってほしい!」と在日フランス大使館、日仏学院などの強力なバックアップも得て、日本各地でイベントに出演!

目次

プロローグ

 幸せな物語
ポール
 壁をとおして
ポール──爆発
 ハワード
アメリア
 父
ディラン
 チェロ
ダヴィッド
 出会い
居住スペース
 ロシア
エスパスの詩人たち
 チャイコフスキー音楽院
バレエ・ミュージカル
 転機
いつもと変わらぬ日
彼女と彼
 医学部
三階の女流詩人
ある人生──本
 文を書くこと
レジオンドヌール勲章の展示
 音楽の伝達
季節を描く画家
 メトロで
ある物語のヒロイン
 新しい居場所
ロイ氏の採血
 臨床研究
モレッティ夫人の介助
 研究
疼痛治療と生の音楽
 結果
クンバ氏
ミュラー夫人
リヴィエール氏
ルブラン氏
マルタン氏
アザロ夫人
フリードマン氏
べレック夫人
ロワゾー氏
ラモー夫人
アデライド夫人
カズヌーヴ夫人
ブロッホ夫人
ボーシャン夫人
カヒル氏
リッチ夫人
フォンテーヌ夫人
エレオノラ夫人
ンデイエ氏
 母
友の死
 再会
エピローグ
 大地の下

訳者あとがき
参考文献

著者プロフィール

クレール・オペール  (クレール オペール)  (

1966年パリ生まれ、医師とアーティストの家庭に育つ。チェロ奏者、アートセラピスト、作家。
1993年、チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院を卒業、国際コンクールで数多くの賞を受賞する。並行して、ソルボンヌ大学で哲学修士号、トゥール大学医学部でアート・セラピーの学位を取得。チェロ奏者として、若手の指導にも熱心に取りくみ、現在、ザハール・ブロン音楽院(スイス、チューリヒ)とムジカ・ムンディ(ベルギー、ワーテルロー)でチェロを教えている。
1997年から、アメリカ人臨床心理士ハワード・ブーテンと共同で自閉症の患者を対象に音楽療法をはじめ、ついで老人ホームの認知症患者のケアに同伴、2011年、パリのサント゠ペリーヌ病院緩和ケア病棟のスタッフとして採用され、現在はリヴ・ド・セーヌ総合病院の緩和ケア病棟などほかの病院にも活動の場をひろげている。音楽療法士としての豊富な経験をもとに、アートと治療の関係について研究、医学関係の学会などで定期的に講演をおこない、世界各地(スイス、スペイン、イスラエル、カナダ、アメリカ、日本など)を訪れている。
夫のルステム・サイトクーロフはロシア系フランス人のピアニストで、演奏旅行で何度か来日もしている。3人の子どもがあり、夫と娘のヴァイオリニスト、クララとの3人で「サイトクーロフ・トリオ」を結成し、各地で演奏活動をおこなっている。

鳥取絹子  (トットリ キヌコ)  (

翻訳家、ジャーナリスト。著書に『「星の王子さま」隠された物語』(KKベストセラーズ)など。訳書に『移民と現代フランス』(集英社新書)、『素顔のココ・シャネル』『私はガス室の「特殊任務」をしていた』『ウクライナ現代史』(以上、河出書房新社)、『巨大化する現代アートビジネス』(紀伊國屋書店)、『崩壊学』(草思社)、『地図で見るアフリカハンドブック』ほか〈地図で見る〉シリーズ(原書房)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。