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豊かな音楽表現のためのリズムと拍子の基本原理 ミネ・ドアンタン=ダック(著) - アルテスパブリッシング
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豊かな音楽表現のためのリズムと拍子の基本原理 (ユタカナオンガクヒョウゲンノタメノリズムトヒョウシノキホンゲンリ) 現代に生きるリュシー理論 (ゲンダイニイキルリュシーリロン)
原書: Mathis Lussy: A Pioneer in Studies of Expressive Performance

芸術
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A5判
216ページ
並製
定価 2,600円+税
ISBN
978-4-86559-284-9   COPY
ISBN 13
9784865592849   COPY
ISBN 10h
4-86559-284-9   COPY
ISBN 10
4865592849   COPY
出版者記号
86559   COPY
Cコード
C1073  
1:教養 0:単行本 73:音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年12月20日
書店発売日
登録日
2023年11月28日
最終更新日
2023年12月22日
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紹介

ノート・グルーピングの源流をたどる!
名手の演奏から音楽表現のルールを導き出し、
リズムと表現の本質を考察したリュシー理論。
その歴史的/現代的意義を明らかにする。

マティス・リュシーは、「貴殿の基本原理は、理に適ったものであると共に
すばらしく実り多きものでもあります」(フランツ・リスト)、
「凡人の音楽の地平を曇らせていた大きな雲を晴らすことに見事に成功」
(ハンス・フォン・ビューロー)と絶賛された19世紀スイスの音楽理論家。
鋭い音楽的直感と豊かな観察力で名演奏家の実演から
音楽表現のルールを導き出し、リズムと表現の本質を考察しました。
そのリュシー理論の歴史的/現代的意義を
トルコの音楽学者/ピアニストが明らかにしたのが本書です。

「音楽的能力とは、調性・形式・拍子・リズムの
ささいな不規則性にも気づく鋭い感性と敏感さだ」
──マティス・リュシー

目次

[訳者まえがき]ノート・グルーピングの源流をたどる
日本語版に寄せて
はじめに
マティス・リュシー略歴

第1章 表情豊かな演奏に関するリュシー理論の歴史的背景
第2章 リズムと表現に関するリュシー理論の基礎
第3章 演奏の基礎としてのリズムと拍子に関するリュシー理論
1 リズムと拍子の起源―呼吸を手本として
2 音楽の拍子の性質
  拍と拍子索引
  拍子のアクセント
3 音楽のリズムの性質
  グルーピングとしてのリズム
  グルーピングの階層構造――インシーズとリズム
  リズムのアクセント――イクタス
  リズムの分類
4 リズムの記譜法――「正しい拍子」の理論
第4章 表情豊かな演奏の要素
1 強弱変化
  アクセンチュエーション
  ニュアンス
2 テンポ変動
  構造上のテンポのゆらぎ
  人の心を動かすテンポのゆらぎ
第5章 リュシーとその後継者およびリズムと表現の理論における最近の発展とのつながり

付録/原注/訳注/参考文献/索引

著者プロフィール

ミネ・ドアンタン=ダック  (ミネ ドアンタン ダック)  (

音楽学者、コンサート・ピアニスト。現在はケンブリッジ大学で教鞭を執り、マンチェスター大学で演奏研究の教授を務める。定期的にレクチャー付きコンサートや学会発表を行っている。
 トルコのイスタンブール生まれ。トルコ教育省の奨学金を受給し、ジュリアード音楽院でロシア人ピアニスト、オクサナ・ヤブロンスカヤに学ぶ(学士・修士)。同音楽院在学中にウィリアム・ペチェック賞を受賞。哲学博士号も持ち、コロンビア大学から音楽理論で博士号を得る。
 ピアノ演奏は「オアシス」「地上の天国」と評され、ソロおよび室内楽で活動。アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、トルコで演奏会を開催し、主要なピアノ協奏曲のほとんどを様々なオーケストラと共演している。ニューヨークの「モーツァルト生誕二百年祭」に参加。J.S.バッハとスクリャービンの音楽をWNCNで録音。トルコのラジオ・テレビ局でも様々なプログラムを録音した。
 また、マーマラ・ピアノ・トリオを創設し、その室内楽演奏は芸術・人文科学研究委員会の賞を受賞。ロンドンを拠点とするアンサンブル・ヴィタ・ノヴァの芸術監督も務める。あらゆる生い立ちの子どもたちに音楽・芸術教育を施すことを目的とするアンセルモ音楽芸術学院名誉委員会の一員。
 演奏研究の国際的な第一人者として、演奏に関する論文を多数発表しているほか、著書に『豊かな音楽表現のためのリズムと拍子の基本原理 現代に生きるリュシー理論』(2002年、本書)、編著に『レコード音楽─哲学的・批判的考察』(2008年)、『音楽研究としての芸術訓練』(2015年)、『音楽と音の芸術』(2018年)、『楽器再考』(2022年)、『21世紀の室内楽演奏家』(2022年)、最近のプロジェクトに『演奏家のライヴ経験』(ラウトレッジ出版)2巻の編纂がある。

杉江光平  (スギエ コウヘイ)  (

1975年、神戸市立外国語大学(外国語学部英米学科)卒業。1975年から2018年3月まで、園田学園中学校・高等学校に英語科教員・吹奏楽部顧問として勤務。1984年より現代指揮法を青木邦雄氏に師事。2010年より守山俊吾氏の薫陶を受ける。11年7月、ブルガリア国立ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団ワークショップに参加、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」を指揮(ブルガリア・ホール)してディプロマ取得。国内ではウィンドオーケストラ「エスペランサ」(11年)、ウィンド・アンサンブル奏[かなで](13、16、18年)を指揮。11年~13年、サイマル・アカデミー大阪校で英日翻訳を学ぶ。15年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席トンラペット奏者、ガボール・タルケヴィ氏による金管アンサンブル・クリニックの通訳を務める。
訳書にJ.M.サーモンド『豊かな音楽表現のためのノート・グルーピング入門』(アルテスパブリッシング、2018)、デイヴィッド・マクギル『ノート・グルーピング オーボエ奏者マルセル・タビュトーに学ぶ』(スタイルノート、2019)、ミネ・ドアンタン=ダック『豊かな音楽表現のためのリズムと拍子の基本原理 現代に生きるリュシー理論』(アルテスパブリッシング、2023)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。