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21世紀の新しい社会運動とフクシマ
立ち上がった人々の潜勢力
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2020年3月31日
- 書店発売日
- 2020年3月31日
- 登録日
- 2020年4月7日
- 最終更新日
- 2020年5月13日
紹介
「TOKYO2020」「復興五輪」の号令のなかで,消されていくフクシマの声。
「3.11フクシマ」,この素材規定に,どのような価値規定を与えるべきか。
(中略)本書は,この間,現地でなにが起こってきたのかを,
21世紀のグローバルな社会運動の一環として位置づけるものである。
(「まえがき」より)
目次
総論 「3.11 フクシマ」が人類史に問いかけるもの
―核被災と主体形成―(後藤宣代)
第Ⅰ部 世界のなかで考える
第1章 2011 年のグローバルな運動とフクシマを貫くもの
―未来からの合図―(後藤康夫)
第2章 グローバルヒバクシャとフクシマをつなぐ
―その終わらない旅,そして運動―(藍原寛子)
第3章 「科学技術と市民」とフクシマ
―STS(科学技術社会論)の視点から―(佐藤恭子)
第4章 フクシマ発で核を考える
―国境を越えて連帯する「反核世界社会フォーラム」―(小川晃弘)
第Ⅱ部 日本のなかで考える
第5章 立ち上がった被災者のNPO
―土着型の「野馬土」と協働型の
「市民放射能測定室たらちね」に聞く―(中里知永)
第6章 外国人コミュニティ形成と支援活動
―グローバル市民社会への展望―(梁姫淑)
第7章 放射能からこどもを守る医療生協運動
―「核の公害(核害)」の街で生きる―(山田耕太)
第8章 核被害を明らかにし,農業と再生可能エネルギーで地域を守る
―農民連の「持続可能な暮らし」への実践―(佐々木健洋)
第9章 集団ADR 打ち切りと「浪江原発訴訟」
―「核災棄民」から,歴史の変革主体へ―(鈴木正一)
第10 章 「フクシマの映画」上映活動から見えてくる3.11 の深層世界
―低線量長期被ばく都市・福島に身を置いて―(阿部泰宏)
上記内容は本書刊行時のものです。