版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
原史・古代における海人の研究 冨加見 泰彦(著) - 芙蓉書房出版
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

原史・古代における海人の研究 (ゲンシコダイニオケルカイジンノケンキュウ) 紀伊の海人と古代氏族紀氏を中心として (キイノカイジントコダイシゾクキシヲチュウシントシテ)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
A5判
312ページ
上製
定価 7,000円+税
ISBN
978-4-8295-0875-6   COPY
ISBN 13
9784829508756   COPY
ISBN 10h
4-8295-0875-2   COPY
ISBN 10
4829508752   COPY
出版者記号
8295   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年3月28日
書店発売日
登録日
2024年2月28日
最終更新日
2024年4月22日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

海を生業の場とし、漁撈はもちろんのこと海浜部では盛んに製塩を行い、航海術にもたけていた「海人(かいじん)」とはなにか。

西日本を中心に広く分布している海人の実態を紀伊半島沿岸部に焦点をあて分析し、さらに海人と深く関わったと考えられる古代氏族「紀氏」、大和の豪族「葛城氏」との親密な関係について取り上げる。また、瀬戸内における影響力、さらに黒潮文化圏ともいえる太平洋沿岸の他地域との交流についてさまざまな視点から論じる。


第一章 紀伊半島の位置と環境
紀伊半島の位置と地形的・歴史的環境/紀の川流域の環境
第二章 紀伊半島における海人の生業について
塩にまつわる話/製塩土器研究史/紀伊の生産(製塩・漁撈)遺跡/紀伊の製塩土器の変遷と塩の流通/製塩の方法について/体験学習による煎熬実験/製塩土器の製作
第三章 海を介した交流―黒潮文化圏―
黒潮文化圏/西庄遺跡について/西庄遺跡の分析/土器製塩の実態/製塩土器の流通について/漁具と捕獲対象物の検討/コラムカツオについて/その他の海の生産用具と漁法/骨角器/西庄遺跡における動物遺体について/包含層出土の遺物について
第四章 紀伊の古墳文化
古代氏族―紀氏― /古墳出現前夜の様相/岩橋千塚古墳群成立の背景/鳴神遺跡群の開発/コラム『日本霊異記』下巻第三四話/岩橋千塚古墳群について/岩橋千塚出土の半島系遺物/南岸勢力の台頭―南北バランスの破綻―/コラム井辺八幡山古墳出土の黥面埴輪について/紀伊の古墳/紀の川水系の古墳/海浜部の古墳/和泉地方の動向

目次

第一章 紀伊半島の位置と環境
紀伊半島の位置と地形的・歴史的環境/紀の川流域の環境
第二章 紀伊半島における海人の生業について
塩にまつわる話/製塩土器研究史/紀伊の生産(製塩・漁撈)遺跡/紀伊の製塩土器の変遷と塩の流通/製塩の方法について/体験学習による煎熬実験/製塩土器の製作
第三章 海を介した交流―黒潮文化圏―
黒潮文化圏/西庄遺跡について/西庄遺跡の分析/土器製塩の実態/製塩土器の流通について/漁具と捕獲対象物の検討/コラムカツオについて/その他の海の生産用具と漁法/骨角器/西庄遺跡における動物遺体について/包含層出土の遺物について
第四章 紀伊の古墳文化
古代氏族―紀氏― /古墳出現前夜の様相/岩橋千塚古墳群成立の背景/鳴神遺跡群の開発/コラム『日本霊異記』下巻第三四話/岩橋千塚古墳群について/岩橋千塚出土の半島系遺物/南岸勢力の台頭―南北バランスの破綻―/コラム井辺八幡山古墳出土の黥面埴輪について/紀伊の古墳/紀の川水系の古墳/海浜部の古墳/和泉地方の動向

著者プロフィール

冨加見 泰彦  (フカミ ヤスヒコ)  (

冨加見 泰彦(ふかみ やすひこ)
1952年和歌山県に生まれる。1975年駒澤大学文学部歴史学科卒業、國學院大學文学部学士入学。元和歌山県立紀伊風土記の丘主幹(学芸課長)。2010年大阪大谷大学文学研究科文化財学専攻単位取得。文学博士。
主な論著に、「紀伊」(『前方後円墳集成』近畿編、山川出版社、1992年)、「紀伊における土器製塩について」(『半島・海と陸の生活と文化』、雄山閣、2001年)、「陶質土器と初期須恵器の系譜」『土師器と須恵器』(季刊考古学普及版、2001年)、「紀伊の首長墓―紀の川流域の動態」(『陵山古墳の研究』、橋本市教員委員会、2019年)、「岩橋千塚古墳群」(『地方史研究の最前線』、清文堂、2020年)

上記内容は本書刊行時のものです。