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肢体不自由教育 安藤 隆男(監修) - 北大路書房
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肢体不自由教育 (シタイフジユウキョウイク)

教育
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発行:北大路書房
A5判
240ページ
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7628-3246-8   COPY
ISBN 13
9784762832468   COPY
ISBN 10h
4-7628-3246-4   COPY
ISBN 10
4762832464   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3337  
3:専門 3:全集・双書 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年4月20日
書店発売日
登録日
2024年2月9日
最終更新日
2024年4月9日
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紹介

特支免コアカリ対応テキスト新シリーズ第2巻。肢体不自由児の教育課程と指導法に関する基礎的事項を包括的に学べるよう「歴史・制度」「授業設計と指導の実際」「教育課程の編成とカリキュラム・マネジメント」「今日的課題と展望」の4部構成。豊富な注釈や「リフレクション」等,自ら学び,関心を広げるための工夫も満載。

目次

はじめに
本書の使い方

第Ⅰ部 肢体不自由教育の歴史・制度

Connect 学びをつなぐ! 第Ⅰ部

第1章 欧米における障害児教育の歴史と思想
 第1節 欧米の肢体不自由教育の歴史
 (1)肢体不自由教育の萌芽
 (2)障害児教育権保障運動と自立生活運動
 (3)インクルーシブ教育時代における肢体不自由教育
 第2節 欧米の肢体不自由教育の制度
 (1)「個に応じた指導」の重視
 (2)肢体不自由児の学びの場
 第3節 欧米の肢体不自由教育の現状
 (1)アメリカにおける肢体不自由教育の現状
 (2)ドイツにおける肢体不自由教育の現状
 (3)欧米の肢体不自由教育の現状から得られる示唆点

第2章 わが国における戦前の肢体不自由教育の萌芽・成立
 第1節 肢体不自由教育の萌芽
 (1)整形外科学の起こり
 (2)肢体不自由児の実態調査
 (3)療育の提唱
 (4)肢体不自由児に対する教育施設設立の動きと整形外科医の貢献
 第2節 肢体不自由教育の嚆矢
 (1)柏学園:日本初の肢体不自由教育機関
 (2)東京市立光明学校:日本初の公立肢体不自由児学校
 (3)整肢療護園:クリュッペルハイムの実現をめざして
 第3節 戦時下における肢体不自由教育と戦後復興
 (1)太平洋戦争下における肢体不自由教育
 (2)戦火による教育施設への影響
 (3)戦争を終えて

第3章 わが国における戦後の養護学校の整備と義務化
 第1節 養護学校の位置づけと整備過程
 (1)学校教育法の制定と養護学校の位置づけ
 (2)養護学校の整備と義務化
 第2節 障害の重度化,重複化への対応
 (1)重複障害教育に関わる施策の充実
 (2)学習指導要領における関係規定の整備
 (3)特別支援学校(肢体不自由)における医療的ケアの現状と課題
 第3節 インクルーシブ教育システム下における肢体不自由教育の現状と課題
 (1)小学校等における肢体不自由教育の現状
 (2)小学校等における肢体不自由教育の課題

Reflection第Ⅰ部 肢体不自由教育の歴史・制度のリフレクション
Column1 専門的教育を支える立場から これからの肢体不自由教育を担う学び手へのメッセージ


第Ⅱ部 肢体不自由のある子どもの授業設計と指導の実際

Connect 学びをつなぐ! 第Ⅱ部

第4章 肢体不自由の理解
 第1節 肢体不自由における姿勢・運動の障害について
 (1)肢体不自由・脳性まひとは?
 (2)脳性まひの姿勢・運動機能障害の特徴について
 (3)脳性まひ者の上肢障害について
 (4)脳性まひ者の下肢障害および体幹機能障害について
 第2節 肢体不自由における感覚・認知の障害について
 (1)脳性まひ者における視覚・視知覚・視認知の障害
 (2)脳性まひ者における前庭覚・固有覚・触覚の障害
 第3節 肢体不自由における言語・コミュニケーションの障害について
 (1)脳性まひ者における言語および発声・発語の障害
 (2)脳性まひ者におけるコミュニケーションの障害
 第4節 肢体不自由者の教育支援に向けて
 (1)学びを通して「生きる力」の育成と調和的発達の実現をはかる
 (2)子どもたちの将来を見据えた教育支援

第5章 個々の実態に応じた授業設計の考え方
 第1節 個々の実態に応じた授業設計
 (1)教育課程と授業
 (2)個別の指導計画に基づく授業設計
 (3)各教科の指導と自立活動の時間における指導
 第2節 各教科の授業設計の考え方
 (1)各教科の指導目標設定の手続き
 (2)一人ひとりの多様な実態に応じた授業設計
 (3)評価と授業改善
 第3節 自立活動の授業設計の考え方
 (1)学習指導要領の示し方
 (2)自立活動の指導における指導目標設定の手続き
 (3)一人ひとりの多様な実態に応じた授業設計
 (4)評価と授業改善

第6章 各教科の指導において必要な配慮事項
 第1節 肢体不自由児の学習上の困難
 (1)姿勢や運動の不自由がもたらす学習上の困難
 (2)感覚や認知の特性がもたらす学習上の困難
 (3)経験や体験の不足がもたらす学習上の困難
 (4)3つの特性に基づく学習上の困難の現れ方とその理解
 第2節 教科指導における配慮事項
 (1)「思考力,判断力,表現力等」の育成
 (2)指導内容の設定等
 (3)姿勢や認知の特性に応じた指導の工夫
 (4)補助具や補助的手段,コンピュータ等の活用
 (5)自立活動の時間における指導との関連

第7章 個々の実態に応じた各教科の授業設計の実際
 第1節 一人ひとりの多様な実態に即した算数の指導
 (1)1年間を通した目標・内容の確認
 (2)指導案作成時のポイント
 第2節 特別支援学校(知的障害)の各教科を指導する際のひと工夫
 (1)特別支援学校(知的障害)の各教科を指導する際の難しさ
 (2)Sスケールの活用
 (3)思考し続ける授業設計者に

第8 章 個々の実態に応じた自立活動の授業設計の実際
 第1節 肢体不自由のある子どもの自立活動の指導(単一障害)
 (1)対象児の実態と授業の概要
 (2)Aさんに対する自立活動の個別の指導計画の作成手続き
 (3)指導案の例と作成時のポイント
 第2節 肢体不自由に知的障害を伴う子どもの自立活動の指導(重度・重複障害)
 (1)対象児の実態と授業の概要
 (2)Bさんに対する自立活動の個別の指導計画の作成手続き
 (3)指導案の例と作成時のポイント

Reflection第Ⅱ部 肢体不自由のある子どもの授業設計と指導の実際のリフレクション
Column2 学びの主体であった卒業生の立場から 「自立活動の学びの意義と成果」について
Column3 保護者の立場から 「卒業後の地域での生活につながる学びへの期待」について

第Ⅲ部 肢体不自由教育における教育課程の編成とカリキュラム・マネジメント

Connect 学びをつなぐ! 第Ⅲ部

第9章 特別支援学校(肢体不自由)における教育課程の編成の考え方と実際
 第1節 特別支援学校(肢体不自由)の教育課程の編成の考え方
 (1)教育課程編成の基準
 (2)教育課程編成の考え方
 第2節 特別支援学校(肢体不自由)における教育課程編成の実際
 (1)特別支援学校(肢体不自由)に在籍する児童生徒の実態
 (2)特別支援学校(肢体不自由)における教育課程編成の実際
 (3)これから教育課程の編成を担うみなさんへ

第10 章 特別支援学校(肢体不自由)のカリキュラム・マネジメント
 第1節 カリキュラム・マネジメントへの第一歩―「学校課題」の把握と「めざす学校像」の設定
 第2節 個別の指導計画作成に関する共通理解
 (1)各教科と自立活動の関連:「桐が丘L字構造」に基づく授業づくり
 (2)自立活動に係る目標設定の手続きに対する共通理解
 (3)「教育内容」と「授業の形態」の違いを意識した授業設計
 (4)「各教科」と「自立活動」の違いを踏まえた教育内容の選択
 第3節 年間指導計画のPDCAを機能させるための取り組み
 (1)学校教育目標から「めざす児童生徒像」の設定へ
 (2)「単元計画の評価」を通して年間指導計画のPDCAを機能させる
 第4節 カリキュラム・マネジメントの1年間の流れ
 (1)日々の教育活動と校務分掌業務のつながりの見える化
 (2)卒業後の視点から自校の教育課程を評価する機会の設定
 第5節 特別支援学校のカリキュラム・マネジメントを支える「協働性」
 (1)「放課後10分間ミーティング」による全員参画の授業改善
 (2)「校内メンター制度」を通した若手教員と中堅教員の協働
 (3)「○○プロジェクト」を通した校務分掌間の連携・協働

第11章 小・中学校における肢体不自由教育の現状と教育課程の編成
 第1節 通常の学級に在籍する肢体不自由児の実態と編成される教育課程
 (1)通常の学級に在籍する肢体不自由児の実態
 (2)通常の学級で編成される教育課程
 (3)通級による指導の位置づけと教育課程
 第2節 特別支援学級で学ぶ肢体不自由児の実態と編成される教育課程
 (1)肢体不自由特別支援学級の設置状況
 (2)肢体不自由特別支援学級に在籍する児童生徒の概況
 (3)肢体不自由特別支援学級で編成される教育課程
 第3節 特別支援教育の充実に関係するその他の規定と取り組み
 (1)個別の教育支援計画および個別の指導計画の作成と活用
 (2)交流及び共同学習について

Reflection第Ⅲ部 肢体不自由教育における教育課程の編成とカリキュラム・マネジメントのリフレクション
Column4 特別支援学校の先生の立場から 「カリキュラム・マネジメントの取り組みの現状と課題」について


第Ⅳ部 肢体不自由教育における今日的課題と展望

Connect 学びをつなぐ! 第Ⅳ部

第12章 教師の新たな専門性としての協働モデルの構築
 第1節 特別支援教育における新たな専門性としての協働モデル
 (1)特別支援教育における関係者間の連携
 (2)学校組織における協働の意義
 第2節 肢体不自由教育における関係者間の協働の現状と課題
 (1)特別支援学校(肢体不自由)における外部専門家との協働
 (2)自立活動の指導における教員間の協働

第13章 インクルーシブ教育システムと特別支援学校(肢体不自由)の使命
 第1節 肢体不自由教育に関わる教師の専門性
 (1)肢体不自由教育の専門性とは
 (2)教師の専門性モデルの動向
 第2節 専門性育成の基盤となる教員養成
 (1)特別支援教育に関する教員養成の現状
 (2)これからの特別支援教育に関する教員養成
 第3節 専門性の育成に資する現職研修
 (1)現行の現職研修制度
 (2)肢体不自由教育における現職研修の高度化に向けて

Reflection第Ⅳ部 肢体不自由教育における今日的課題と展望のリフレクション
Column5 外部専門家の立場から①「子どもへの思い」や「学校教育への期待」について
Column6 外部専門家の立場から②「子どもへの思い」や「学校教育への期待」について

索引

上記内容は本書刊行時のものです。