書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
自立的で相互依存的な学習者を育てる コレクティブ・エフィカシー
原書: Collective Student Efficacy: Developing Independent and Inter-Dependent Learners
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年11月20日
- 書店発売日
- 2023年10月27日
- 登録日
- 2023年9月8日
- 最終更新日
- 2023年10月27日
紹介
「他の人と一緒に行動することで,より多くを学ぶことができる」という信念は,子どもたちの学びを力強く育む。コレクティブ・エフィカシーを最大化する条件を,学習設計から授業デザイン,アセスメントまで,ビジブルラーニング研究の確かな知見に基づき解説する。「私スキル」(知識の構築,セルフ・エフィカシー,フィードバックの授受,エージェンシー,レジリエンス等)と「私たちスキル」(共通の信念を伸ばす,社会的感受性,潜在力)の相互作用的な高まりを強調。
[原書] John Hattie, Douglas Fisher, Nancy Frey, Shirley Clarke. (2021). Collective Student Efficacy: Developing Independent and Inter-Dependent Learners. Corwin Press
■ 主な目次
0章 なぜコレクティブ・エフィカシーなのか
1章 コレクティブであることの価値
2章コレクティブ・エフィカシーになぜ注目するのか
3章 「私」スキルを伸ばす
4章 「私たち」スキルを伸ばす
5章 授業の学習設計
6章 学習のねらいとコレクティブ・エフィカシーの達成規準
7章 ペア学習とグループ学習
8章 コレクティブ・エフィカシーのアセスメント
9章 生徒のコレクティブ・エフィカシーの可能性
■ 訳者一覧
原田 信之(訳者代表):邦訳版の刊行に寄せて,0章,1章,2章,5章,訳者代表あとがき
笹山 郁生(福岡教育大学教育学部):3章
宇都宮明子(島根大学教育学部):4章,9章
石田 裕久(南山大学名誉教授):6章,8章
長濱 文与(三重大学高等教育デザイン・推進機構):7章
目次
邦訳版の刊行に寄せて
0章 なぜコレクティブ・エフィカシーなのか
1章 コレクティブであることの価値
2章コレクティブ・エフィカシーになぜ注目するのか
1.コレクティブ・エフィカシー
2.教師のコレクティブ・エフィカシー
3.生徒のコレクティブ・エフィカシー
4.「私」スキル
5.「私たち」スキル
6.生徒のコレクティブ・エフィカシーにおける教師の役割
7.コレクティブ・エフィカシーにおける生徒の役割について
3章 「私」スキルを伸ばす
1.知識の構築
2.セルフ・エフィカシー
3.適切な目標への挑戦
4.フィードバックの授受
5.エージェンシー
6.レジリエンス
7.コミュニケーション・スキル
[コラム]パイデイア法
4章 「私たち」スキルを伸ばす
1.共通の信念(ビリーフ)を伸ばす
2.社会的感受性
[コラム]活動中の生徒のコレクティブ・エフィカシー1
3.潜在力
[コラム]活動中の生徒のコレクティブ・エフィカシー2
4.「私」スキルと「私たち」スキル
5章 授業の学習設計
1.生徒のコレクティブ・エフィカシーを高める4つの鍵となる課題設計
2.チャレンジと動機づけの要因
3.開かれた課題がもたらすコレクティブ・エンゲージメント
[コラム]数学の問題解決(9~11歳):ペアでの取り組み
4.生徒が課題に取り組むのに十分な知識や自信、意欲をもたせる
5.知識とスキルについての明確化:何を知り,どのようにして知るか
6.コネクションファクター
[コラム]ジグソー法の実例
[コラム]個人ワークとグループワークに関する教師の考察と相互依存関係の達成規準の有無について:バンコクのパタナ校
6章 学習のねらいとコレクティブ・エフィカシーの達成規準
1.学習のねらい
[コラム]技術科の授業例(10~11歳):3,4人のグループでの取り組み
2.学習のねらいと達成規準
3.効果的な相互依存関係のための達成規準:コレクティブ・エフィカシーへとつなぐ
7章 ペア学習とグループ学習
1.効果があるのか,ないのか?
2.ペアでの学習
[コラム]数学の問題解決(4~5歳):ペア→ 4人→クラス全体での取り組み
[コラム]どんなメンバーを構成し,いつメンバーを変えるか?
[コラム]より複雑な課題におけるグループ分け
3.グループでの学習
4.グループの否定的意見への対処
[コラム]技術科の授業例(10~11歳):4人での取り組み
8章 コレクティブ・エフィカシーのアセスメント
1.再びコレクティブ・エフィカシーの達成規準について
2.調査と振り返り
3.アセスメントの方法
4.個人とグループの貢献や成果への成績付与とフィードバック
9章 生徒のコレクティブ・エフィカシーの可能性
訳者代表あとがき
索 引
文 献
上記内容は本書刊行時のものです。