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柳宗悦と民藝の哲学 大沢 啓徳(著/文) - ミネルヴァ書房
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柳宗悦と民藝の哲学 (ヤナギムネヨシトミンゲイノテツガク) 巻次:15 「美の思想家」の軌跡 (ビノシソウカノキセキ)

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A5判
370ページ
定価 6,000円+税
ISBN
978-4-623-08147-9   COPY
ISBN 13
9784623081479   COPY
ISBN 10h
4-623-08147-8   COPY
ISBN 10
4623081478   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3310  
3:専門 3:全集・双書 10:哲学
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年1月27日
最終更新日
2018年9月6日
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紹介

「真・善・美は究極において一つである、そのただ一つの点をめぐって、つねに柳の思考は動いている」(本文より)。民藝の理論化と民藝運動の展開はもとより、仏教美学、妙好人論、茶道論、宗教哲学、ウィリアム・ブレイク研究、あるいは朝鮮植民地政策批判や沖縄方言論争、等々――多彩かつ豊穣な柳の思索と実践を有機的に連関づけ、それらに通底する「民藝の哲学」を浮かび上がらせる。

目次

はじめに


 第Ⅰ部 民藝理論以前

第1章 理想主義的性格
 1 『白樺』創刊
 2 兼子との結婚

第2章 初期の思想形成
 1 科学論
 2 ウィリアム・ブレイク研究
 3 宗教哲学研究

第3章 朝鮮・沖縄・アイヌとの関わり
 1 植民地政策批判と朝鮮民族美術館
 2 沖縄方言論争
 3 アイヌ工藝美の評価

第4章 コレクションの思想
 1 木喰上人研究
 2 蒐集の理念
 3 日本民藝館の使命


 第Ⅱ部 柳宗悦の民藝理論

第5章 民藝の発見
 1 直観的事実
 2 理論化の意義
 3 著作概観

第6章 民藝のめざしたもの
 1 民藝の位置づけ
 2 美学としての民藝
 3 これからの社会美のための民藝

第7章 民藝美を構成する三つの条件
 1 用の美
 2 無名性
 3 健康の美
 4 今日における民藝理論の可能性


 第Ⅲ部 民藝理論以後

第8章 茶道論
 1 茶道への共感
 2 茶道界批判
 3 柳の茶道理解の難点
 4 柳の茶道論の意義

第9章 仏教美学
 1 信論と美論の結合
 2 仏教美学による民藝理論の基礎づけ
 3 仏教美学の意義
 4 柳自身の信仰をめぐる問題

終 章 理法のなかの不死
 1 民藝の哲学の意義
 2 美の標準から真理の標準へ


おわりに
柳宗悦全集・目次概観
柳宗悦関連年譜
人名索引・事項索引

著者プロフィール

大沢 啓徳  (オオサワ ヒロノリ)  (著/文

2018年2月現在
早稲田大学、日本大学ほかにて非常勤講師

上記内容は本書刊行時のものです。