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ケス
鷹と少年
原書: A Kestrel for a Knave
発行:彩流社
四六判
253ページ
上製
定価
2,000 円+税
2,200 円(税込)
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 1998年3月
- 書店発売日
- 1998年3月16日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2019年5月29日
紹介
弱虫で勉強ぎらい、将来の希望なんてなく、流されて日々を送る孤独な少年ビリー。彼の唯一の友達は〈ケス〉と名づけた鷹だった。──名匠ケン・ローチ監督の傑作映画『ケス』の原作。
版元から一言
喧嘩じゃ勝てない、
得意な科目なんてない、
将来やりたいことも、別にない・・・・・・
どうしようもなく流されて生きる
やせっぽっちの少年、ビリー。
彼のまなざしは
〈ケス〉と名づけた鷹とともに空高く―
この小説を特徴づける要素として、ヨークシャー方言を挙げることができる。英文学史を繙いてみても、このようにヨークシャー方言を持ち込んだ文学作品は、そう多くあるわけではない。・・・冒頭、ビリーとジュドの会話を一読して、読者は違和感を覚えたかも知れない。だが、・・・ビリーたちの喋る言葉を、翻訳でよく見掛けるような擬似東北弁的方言などで済ますわけにはいかない。・・・ひとつの試みとして、最初に訳者の生まれ育った地方の方言で訳し、そこに何人もの異なった地方出身の人の目を通してもらい、何度も練り直し、最終的になんとか誰にも理解できる形を目指してみた。・・・できあがった文章を読み直してみると、予想したこととはいえ、無国籍的方言になってしまった。しかし、これが翻訳の限界である。・・・(「訳者あとがき」より)
上記内容は本書刊行時のものです。