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映画「となりのとらんす少女ちゃん」オフィシャルブック~13歳の自分へ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2026年11月9日
- 登録日
- 2026年11月2日
- 最終更新日
- 2026年11月3日
紹介
あのころ、自分がどこかおかしいのだと思っていた。友達と同じように笑えないことを、誰にも打ち明けられなかった。──映画『となりのとらんす少女ちゃん』を入口に、世代も、生まれた場所も、生き方も異なる書き手たちが「13歳の自分に伝えたいこと」を綴るアンソロジー。主演・中川未悠、はるな愛らの特別寄稿に加え、原作者・とら少による描き下ろし漫画や映画の裏側までたっぷり収録した永久保存版。
【寄稿者一覧(敬称略/順不同)】
中川未悠/はるな愛/ふたりぱぱみっつん/下山田志帆/三橋順子/奏太(かなたいむ。)/南Q太/白川大介/ISO/児玉美月/高井ゆと里/土肥いつき/池袋真/りぽたん/三木那由他/とら少/東海林毅
目次
映画紹介…4/映画評…8,68/「あの日」の自分に出会ったら…11,48/プロダクションノート…24/原作者・とら少書き下ろし漫画…34/関西トランス鼎談…54/有識者によるご寄稿…64/写真集…70/脚本全文…78/スタッフクレジット…95
前書きなど
僕は「青春映画」が少し苦手です。
なぜならそこに自分の姿がほとんど見当たらないからです。
思春期、性的マイノリティの子供たちは部活や恋愛といった「普通の青春」
を送る前にまず自分自身と向き合うことを迫られます。なぜ自分は親や友
達と違うのか? 自分は間違った存在なのか? 限られた情報のなかで「自
己受容」の高い高い壁と向き合い、手探りで自分と社会を接続していく苦
しい季節。突き放した言い方をすればそれが性的マイノリティにとっての
「青春」なのかもしれません。
だから映画『となりのとらんす少女ちゃん』は「青春映画」としてそんな
中学生だった自分に届けるつもりで製作しました。
このパンフレット書籍では性的マイノリティであることをオープンにして
活躍されている方たちから、思春期だったころの自分へのメッセージをご
寄稿いただきました。いままさに自分が何者か分からずに「青春」の只中
にある方はそこから自分の未来の姿を想像して欲しいですし、すでにその
時を過ぎて今を生きていらっしゃる方は懐かしさや過去の自分への労いを
受け取っていただけたら嬉しいです。
性的マイノリティではない人は「あぁ、セクマイの思春期ってこんなな
んだな」と記事から想像してみてください。どうですか? 自分と同じだ
なって思いましたか? それとも全然違うと感じましたか?
現実世界では映画と違って物理的に過去に戻って未来を変えるなんてこと
はできません。でも私たちは過去のしんどかった経験を肯定し、祝福し、
今を生きることで未来を変えることができるのではないかと考えています。
セクマイの人もそうでない人も、みなさまそれぞれの「青春」に祝福があ
りますように。
脚本・監督・プロデューサー 東海林 毅
版元から一言
2025年5月に刊行した『となりのとらんす少女ちゃん』(ISBN978-4-9913920-0-9)の収録作を原作にする実写映画が、2026年11月より公開されます。
トランスジェンダーの漫画家が原作を描き、トランスジェンダーの俳優が主演を務める、画期的な一本となりました。
本書はその実写映画のパンフレットを兼ねながら、かつて性の揺らぎに戸惑いながら青春を送ってこられたひとたちへ、また現在進行形で悩みのなかにいるひとたちへ向けた「手紙」をモチーフとした内容になっています。
ぜひ実写映画もご観覧いただきつつ、その余韻を味わっていただけますと幸いです。
上記内容は本書刊行時のものです。
