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10年小商い
自由と現実のあいだで生きのびる
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2026年11月10日
- 発売予定日
- 2026年10月10日
- 登録日
- 2026年8月6日
- 最終更新日
- 2026年9月5日
紹介
Amazon「社会と文化」「経済学」部門にて1位を獲得した著者の新作!
地方で自分の小さな仕事を始めた彼らはどうやって10年間、生き延びたのか?
どのようにコロナ禍を乗り越えたのか?
ここには「小さな商いを続けるための大切なこと」が詰まっている。
自由と現実の間のドキュメントと、著者による考察のフルカラー288ページ。
(著者コメント)
「前作を出版後すぐに構想を始め、小さな商いと場づくりの継続をテーマに18組を取材しました。地方でも、自分の仕事を変わらずに続けていくためには、変わり続けないといけない。すごい!という工夫もあれば、圧倒される地道な努力もあった。そして苦難と喜び。人は商品を通じて、そんな物語に触れたいのだと思う。取材先のみなさんが、あまりにも赤裸々に語ってくれました。仕事について聞いたはずが、もはや『10年』は人生。続けることは尊いです」。
ナカムラケンタさん(日本仕事百貨)も推薦!
【目次】
■序章 地方で小商いが成り立つ理由
「固定費の安さ」と「車社会」のメリット
赤ちょうちんひとつで人気店
店が少ない=ライバルも少ない など
■1章 「コーヒー屋台」から10年
・今野もとこ[コーヒーくろねこ舎] 始まりは300円で自作した焙煎機から。
・木村洋平[杢珈琲]想像を絶するほどお客さんが来なかった
・紺野雄平[SPAiCE COFFEE] 「23歳、路上の屋台」から、10年で3店舗のオーナー
「田舎でカフェなんて成り立たない」は本当か?
計画や戦略やマーケティングよりも重要なこと
サードプレイス的な場づくり
■2章 「食」で10年
・磯木知子[Another Belly Cakes] グーグルマップに載せない、コンテナの店
・坂本勝彦[おにぎり工房かっつぁん] 火事もコロナ禍も、逆境ごとに次の一手を打つ
・柴田千代[チーズ工房【千】sen] わずか5坪の工房で、最初から世界を目指してきた
など
■3章 「クラフト&ワークショップ」で10年
・荒井正俊・陽子[moonchild] 夫婦分身の術で販売機会を2倍に
・小高善和[小高善和靴工房] 投資を惜しまず、靴と自分の価値を高めていく
・松永さやか[sayasaya] 元郵便局の広い工房をつくり、ワークショップで安定収益を確保
・古柴房枝[Life*Bonz] 続けていくためにつくった、高級ラインと制作チーム
なぜ、商品をネットで売らないのか?
労働が仕事になり、仕事が遊びになるとき など
■4章 「ライフスタイル」として10年
・関田裕明[ツヅリ装身具] 「年間100万円で暮らしていける」ミニマルな働き方と暮らしのスタンス
・中西圭[備長炭火やきとり麻顔] 千葉と新潟で2拠点居住を13年
商品を売り切るシンプルな技術 など
■概論 10年で見えてきたこと
数字が語る、10年小商いのリアル
ピンチを乗り越えた工夫集
10年間、生き延びた18組 など
■5章 「つながりの場づくり」を自分の仕事にする
「場づくり」は経営とつながりでできている
気持ちよくつながるための循環モデル
小さな商いの場をつくる~長野県辰野町の赤羽孝太さんと、場づくりの持続可能性~
目次
はじめに 小商いは10年続けられるのか?
序章 地方で小商いが成り立つ理由
1章 「コーヒー屋台」から10年
2章 「食」で10年
3章 「クラフト&ワークショップ」で10年
4章 ライフスタイルとして10年
概論 10年で見えてきたこと
5章 「つながりの場づくり」を自分の仕事にする
おわりに
前書きなど
<ナカムラケンタさん推薦文(日本仕事百貨)>
生きるように働くには「小商い」
自分で決められる。「生きる」と「働く」が滑らかにつながっている。
小さくはじめられる。軽やかに変化できる。
10年前に小商いをしていた人たちの現在地。
まずやってみたから、見える風景がある。
<本文より抜粋>
はじめに
働いて、お金を稼いで、暮らしていく。
そんなシンプルな営みは、シンプルで選択肢が多いからこそぼくたちを悩ませる。
運よく自分の仕事だといえる職に就いて数十年勤め上げる人もいれば、40歳を過ぎても「やりたいことがわからない」とあきらめずに悩み続ける人もいる。
さらにそこにはグラデーションがあり、「自分の仕事」を続けていたはずなのに気づけば「やりたいことがわからない」の渦の中にいることもあって、ずっと満足感を持って働き続けるのは一筋縄ではいかない。
…中 略 …
房総いすみ地域の小商いプレイヤーたちは、たしかに地方で、好きなことを仕事にしてお金を稼ぎ、精神的に自由に暮らしていた。
では、はたしてそれは続けられたのか? 想定をはるかに超える荒波に飲まれることなく、彼らは生き延びたのか?
もし生き延びていたなら、彼らの「10年ストーリー」は、小さくとも自分の仕事を始めてみたいと考えるすべての人の、道しるべになると思う。
この文章は取材前に書いている。
取材を終えた後、地方でおこなう小商いへの見方は変わるのか変わらないのか、ぼく自身がなにより楽しみにしている。
その答えを、みなさんにも一緒に見届けてもらえたらうれしいです。
版元から一言
「小商い」は、私たちの日常の経済が、IT化、大型化していく時代のカウンターカルチャーのように、魅力的ですが、それについて詳しく書かれている書籍は、なぜかほとんどありません。
この著者の前作の『「小商い」で自由にくらす』は話題になりました。そこで取材した人たちの約10年後の現実を追った本書は、読む人が「自分を削らない生き方」を選ぶときのヒントにもなり、心の深いところに静かに響いてくるのではないでしょうか?
この本に出てくる人は、(仕入れたものではなく)自分が作ったものを売っている、それを作ること売ることが好きでやっている、休日のマーケットなどに出店していて無店舗の人が多い、そして、それが副業ではなく、この10年を、その商売で生活している人たちです。
このようなお金で買えない時間を豊かに内包する本をお届けできるのはたいへん光栄です。ぜひお手に取ってごらんください。
上記内容は本書刊行時のものです。





