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オリジナル普及版 牧野日本植物圖鑑 牧野富太郎(著) - 三四郎書館
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オリジナル普及版 牧野日本植物圖鑑 (オリジナルフキュウバン マキノニホンショクブツズカン)
原書: 牧野日本植物圖鑑

自然科学
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発行:三四郎書館
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ40mm
重さ 1100g
1255ページ
並製
価格 4,600円+税
ISBN
978-4-9912993-1-5   COPY
ISBN 13
9784991299315   COPY
ISBN 10h
4-9912993-1-4   COPY
ISBN 10
4991299314   COPY
出版者記号
9912993   COPY
Cコード
C0645  
0:一般 6:図鑑 45:生物学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年4月28日
書店発売日
登録日
2023年3月8日
最終更新日
2023年10月22日
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重版情報

3刷 出来予定日: 2023-10-15
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紹介

本書は、昭和18年に北隆館から刊行された牧野富太郎の『牧野日本植物圖鑑』初版(3刷)の復刻版です。当時の版型と同じA5判の版面のまま復刻し、オリジナル版の雰囲気をそのまま楽しめます。現在、『牧野日本植物圖鑑』のオリジナル版は縮刷版しか新刊になく、本書は、牧野富太郎に関心のある読者が気軽に手にとれる「普及版」を目指しました。製本を並製のソフトカバー(4色)造本とし、厚さ(40ミリ)と重量(1100グラム)を抑え、低価格を実現しました。本図鑑は、牧野植物学の集大成ともいえる図鑑であり、総収録種数は、日本に産する固有種を広く網羅するとともに、外国産の日本に植栽される植物及び日本に渡来し自生する植物も含む「3206種」を掲載します。併せて、近似種や亜種など、文中に解説した種を含めると、実に「3500種」以上の植物を網羅し、1冊の植物図鑑としては日本最大の植物図鑑です。新しい植物図鑑では味わうことのできない牧野の精密な線画と滋味溢れる漢文崩し調の解説を楽しめます。版面のクオリティーもスキャニング技術、印刷技術の進展によって高品質な復元に成功し、自信をもってお奨めできる水準に達しました。牧野富太郎が作り上げた「永続する愉(たの)しみの世界」をそのままパッケージ化した「オリジナル普及版」の登場です!

前書きなど

小生は、我が少壮時代より疾(と)く既に植物圖志の本邦に必要なるを痛感し、遂に意を決して明治21年に『日本植物志圖篇』を発行し、次いで『新撰日本植物圖説』並びに『大日本植物志』等と逐次に公刊したのであったが、これは固より我が意をして満足せしめ得る労作ではなく、そは畢竟一時臨機の応急本たるに過ぎなかった、故に早晩これをして絶版せしむべき機運の到来するのを俟(ま)っていたのであるが、遂に今日その待望の好期に際会したのは私のもっとも欣(よろこ)ぶところである(「序」より)

版元から一言

牧野富太郎の植物図鑑は高価格帯のものが多く、一般の読者が手に取るのが難しい状況です。「牧野さんのオリジナル版の図鑑が欲しいけど、価格が高くて手が出せない」という声をよく耳にしました。牧野図鑑のオリジナル版である『牧野日本植物図鑑』(初版)は、現在「B6判」の「縮刷版」しか新刊市場にはなく、牧野図鑑の原典を楽しむには、余りにも余裕のない体裁です。本書は、原典(初版)の判型のままに復刻した初めての試みです。ただ復刻するだけではなく、新しい牧野ファンが気軽に手にとれるように、並製のソフトカバー(4色)にしました。束幅も「40ミリ」の薄さまで縮減し、コンパクト化、軽量化(1100グラム)を実現しました。それに伴い、価格も従来の3分の1以下の低価格でご提供できるようになりました。版面のクオリティは、スキャニング技術、印刷技術の進展により、高精度な復元に成功し、お客様に自信もって奨められる水準に達したと考えています。NHK朝ドラ「らんまん」の放映により「牧野富太郎」を初めて知った新しいファン層に向けても魅力の1冊です!

著者プロフィール

牧野富太郎  (マキノ トミタロウ)  (

1862年(文久2年)土佐国佐川村(現、高知県高岡郡佐川町)の裕福な商家と酒造業を営む家に生まれた。三歳で父を、五歳で母を失い、祖母に育てられる。幼少の頃から植物に強い関心を示す。小学校を2年で中退し、好きな植物採取に熱中する。19歳の時、初めて上京し、博覧会を見る一方、書籍や顕微鏡を購入。22歳の時(明治17年)に再び上京し、帝国大学理科大学(現、東京大学理学部)植物学教室に出入りし、文献・資料等の使用を許可された。自ら創刊に関わった「植物学雑誌」に新種ヤマトグサを発表し、日本人として初めて新種に学名をつけた。31歳(明治26年)の時、帝国理科大学嘱託となり、臨時雇用を経て助手になる。50歳(明治45年)で講師となり、77歳で東京大学を辞任するまで講師を務めた。94年間の生涯で収集した標本は40万枚に及び、新種を初め1500種以上の植物に命名し「日本植物分類学の父」と呼ばれる。その主著『牧野日本植物図鑑』は、現在まで改定を重ね、時代を超えて、研究者や愛好家の必携の書となっている。

上記内容は本書刊行時のものです。