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生類の思想 藤原 辰史(著) - かたばみ書房
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生類の思想 (ショウルイノシソウ) 体液をめぐって (タイエキヲメグッテ)

社会一般
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四六判
縦188mm 横127mm
288ページ
上製
価格 2,700 円+税   2,970 円(税込)
ISBN
978-4-910904-03-0   COPY
ISBN 13
9784910904030   COPY
ISBN 10h
4-910904-03-4   COPY
ISBN 10
4910904034   COPY
出版者記号
910904   COPY
Cコード
C0010  
0:一般 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年9月25日
発売予定日
登録日
2025年7月20日
最終更新日
2025年8月6日
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紹介

体液の分泌はいつも、思考の始まりに先行する。

大気・海洋・土壌汚染、アレルギーの増加、日常化する暴力、奪われる睡眠時間……
高速回転する世界で、それでもなお、考えるために――
歴史学が見落としてきた「体液」を根拠に、「人間」を根源から定義しなおし、
もうひとつの人間の精神のあり方を描きだす。
歴史と思想の交差点で編みなおされた、生きるための思想。

目次

  はしがき

   Ⅰ わずらう

体液をめぐる思考――生類の思想が編み直されるところ
慢性と急性――人文学的省察
「自己する」の不調――アレルギー時代の人文学的考察

   Ⅱ あそぶ

家庭科の哲学――「人間する」を遊ぶ
墨色と泥色の記憶――かこさとしの絵の淡い濁りについて
子どもの商品化に抗する思想
いま環境について考えるとはどういうことか

   Ⅲ はぐくむ

農業技術への問い――ハイデガーの概念「はぐくむhegen」について
土の思想をめぐる考察――脱農本主義的なエコロジーのために
さつまいもと帝国日本
賢治と道子をつなぐもの――「植物医師」と硫安

   Ⅳ たべる

培養肉についての考察
食の闇について
人間チューブ論――食のダイナミズムを考える
エディブル・プラネット

   Ⅴ まじる

「規則正しいレイプ」と地球の危機
表皮の脱領域的考察
もれる――膜が食い破られること
「たかり」の思想――食と性の分解論

  あとがき
 

著者プロフィール

藤原 辰史  (フジハラ タツシ)  (

1976年生まれ。京都大学人文科学研究所教授。専門は農業史、環境史。
主な著書に、『ナチス・ドイツの有機農業』(第一回ドイツ学会奨励賞)、『カブラの冬』、『稲の大東亜共栄圏』、『ナチスのキッチン』(第1回河合隼雄学芸賞)、『トラクターの世界史』、『戦争と農業』、『給食の歴史』(第10回辻静雄食文化賞)、『食べるとはどういうことか』、『分解の哲学』(第41回サントリー学芸賞)、『縁食論』、『農の原理の史的研究』、『歴史の屑拾い』、『植物考』、『食権力の現代史』などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。