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あきれ果てても、あきらめない 子ども脱被ばく裁判の会(編) - ままれぼ出版局
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あきれ果てても、あきらめない (アキレハテテモアキラメナイ) 東京電力・福島第一原発事故を問う 子ども脱被ばく裁判 なぜ、子どもたちは守られなかったのか (トウキョウデンリョク フクシマダイイチゲンパツジコヲトウ コドモダツヒバクサイバン ナゼ コドモタチハマモラレナカッタノカ)

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四六判
縦188mm 横127mm 厚さ16mm
重さ 280g
240ページ
並製
価格 1,600 円+税   1,760 円(税込)
ISBN
978-4-910457-11-6   COPY
ISBN 13
9784910457116   COPY
ISBN 10h
4-910457-11-9   COPY
ISBN 10
4910457119   COPY
出版者記号
910457   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年7月7日
書店発売日
登録日
2026年5月23日
最終更新日
2026年6月24日
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紹介

司法の場で明らかにされた福島第一原発事故、被ばくの実態がここにある。
『あしたのジョー』の巨匠・ちばてつや氏も、子どもたちの未来を思い裁判に並走し続けた。なぜ国は、司法は子どもたちを被ばくから守らなかったのか?
東電・福島第一原発事故から15年。
福島では、子どもたちを被ばくから守ろうと立ち上がった親たちがいた。「避難の権利を認めてほしい」「安全な環境で学ばせたい」。その切実な願いは、なぜ司法に届かなかったのか。
本書は、「子ども脱被ばく裁判」を軸に、原告、弁護士、日本全国の支援者たちの証言を通して、事故後の日本で何が起きていたのかを記録した一冊である。大量の放射性物質が放出された場合に周辺環境の放射性物質の大気中濃度が予想できる「SPEEDI」のデータが隠蔽された事実。被ばくの被害を抑える安定ヨウ素剤が配られなかった衝撃。被ばくの許容量を福島だけ原発事故前の20倍にされた不条理。いち早く福島で根拠のない安全キャンぺーンを行った専門家たち ―― 。 これらの明らかにされてこなかった被ばくの実態、情報隠蔽、行政の責任を追及する。「あきれ果てても、あきらめない」と声を上げる人々の裁判とその闘いは、二度と同じ過ちを繰り返させないという切実な願いとともにこれからも続く。

目次

はじめに 「子ども脱裁判の会」共同代表・片岡輝美
序章「子ども脱被ばく裁判」とは 弁護団共同代表 井戸謙一 光前幸一
[第1章]福島地裁での闘い(前編)争点①隠されたSPEEDI情報 争点②年間20ミリシーベルトでの学校再開 争点③服用の機会が与えられなかった安定ヨウ素剤 争点④100ミリシーベルト・低線量被ばく論争 争点⑤環境基準~放射能だけ特別扱い~
[第2章]福島地裁での闘い(後編) 争点⑥「セシウム含有水溶性放射線微粒子」内部被ばくのリスク 争点⑦山下俊一氏、鈴木眞一氏の証人尋問 コラム・放射能安全神話をまき散らした山下俊一氏 不意打ちの一審判決
[第3章]仙台高裁での闘い
争点① 法の穴(欠缺)争点②国際人権法を活かす 争点③自己決定権 争点④行政の裁量権
[第4章] 原告と支援者たちの声~裁判をふりかえって~
〇「原発事故により狂わされた人生」〇「人間であり続けるための勇気」〇「日本政府に、あきれ果ててもあきらめない」〇「子どもを被ばくから守るために」など
([第5章]原告+弁護団+支援者座談会「記録し、語り継ぐーー二度と子どもたちを被ばくさせないために」
おわりに 「子ども脱裁判の会」共同代表・水戸喜世子

前書きなど

はじめに   子ども脱被ばく裁判の会共同代表 片岡 輝美

火事が起きたら火元から離れる。地震が起きたら安全な場所に移動する。津波が来たら高台を目指す。どれも、我が身を守るための当たり前の行動、つまり避難です。
ところが、放射能が私たちの頭上に降ってきたとき、これが許されませんでした。
東京電力・福島第一原子力発電所の事故が起き、「子どもを被ばくから守らなくては」と焦る私たちに届いたのは、政府の「直ちに健康に影響はない」や、科学者らの「これくらいの放射能はなんでもない」という〝宣言〟でした。
「原発は事故を起こさない」との〝原発安全神話〟が爆発とともに吹き飛んだ直後から〝放射能安全神話〟が始まったのです。
放射能から、「どの子のいのちも守ろう」と、私たちは繋がり、放射線量の測定や被ばく防護の重要性を学び始め、国や東電に抗議行動を行いました。
 原発廃止を求める声が日本各地から上がり、世界最悪の過酷事故を起こしたのだから、この国はきっと変わるとの期待も高まりました。
 しかし、国や東電は国民の声に耳を傾けず、原発を手放そうとしません。もう、司法に訴え、世論で社会を変えるしかないと、全国で30以上の裁判が起こされ、2014年8月、「子ども脱被ばく裁判」も始まりました。
(中略)
裁判は終結しましたが、私たちは、子どもを被ばくさせた事実の追及を終わらせてはならないと考えています。
原発事故が日々の暮らしに何をもたらすのかを広く伝えること。そして、再び事故が起きたときに、どのように備えるべきかを伝えていくこと。それもまた、この裁判が私たちに残した役割だと考え、本書を記録として世に送り出すことにしました。
そして何より、あなたにも、被ばくを拒み、安心して生きる権利がある――そのことを知っていただきたいと願っています。

版元から一言

「子ども脱被ばく裁判」を軸に、原告、弁護士、日本全国の支援者たちの証言を通して、事故後の日本で何が起きていたのかを記録した一冊である。大量の放射性物質が放出された場合に周辺環境の放射性物質の大気中濃度が予想できる「SPEEDI」のデータが隠蔽された事実。被ばくの被害を抑える安定ヨウ素剤が配られなかった衝撃。被ばくの許容量を福島だけ原発事故前の20倍にされた不条理。いち早く福島で根拠のない安全キャンぺーンを行った専門家たち ―― 。 これらの明らかにされてこなかった被ばくの実態、情報隠蔽、行政の責任を追及する記録本です。

著者プロフィール

子ども脱被ばく裁判の会  (コドモダツヒバクサイバンノカイ)  (

子どもたちが放射線被ばくのおそれのない安全な環境で教育を受ける権利の保障と、国や自治体に対する損害賠償を求めた「子ども脱被ばく裁判(子ども人権裁判・親子国賠訴訟)」の弁護団・原告・支援者の団体。弁護団に井戸謙一、光前幸一、柳原敏夫、崔信義、古川健三、田辺保雄。原告代表に今野寿美雄、荒木田岳。事務局に片岡輝美、水戸喜世子、服部健治。

上記内容は本書刊行時のものです。