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特別な存在になりなさい
ジャクリーン・ケネディという生き方 再生版
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年4月20日
- 書店発売日
- 2022年4月20日
- 登録日
- 2022年3月6日
- 最終更新日
- 2023年5月8日
紹介
―不変なものなど何もない。だから頼れるのは自分自身だけ。これがつらい思いをして私が学んだことよ。時代のアイコンとして世界を魅了した史上もっとも有名なファースト・レディ、ジャクリーン・ケネディ。夫の暗殺、大富豪との再婚、マリリン・モンローやマリア・カラスとの女の戦い、マイケル・ジャクソンの自伝の出版など、「編集者」としての活動…。生涯を通してマスコミに追われ続け、聖母にされ、悪女にされ、誹謗中傷を浴びたが、つねに周囲の声ではなく自分自身を信じた。過酷な境遇を「強か」に生き抜いたジャクリーンの人生を、共感をもって描き出す、自尊心という名の小さな炎が心にともる一冊。
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周囲の人からの言葉によって自分自身が溶けてしまいそうなとき。
逆境に立ち向かうと決意したとき。
どうしてもそれは譲れないと思えることに対処したいとき。
人の目ばかり気にする自分がほとほと嫌になったとき。
愛する人をなんとしても守りたいとき。
いつまでもナイーヴなままでは生き抜けない、と思ったとき。
自分自身を見失うことなく生きなければ、と危機感をいだいたとき。
新しいことを始めたいのに、周囲の反応が気になって動けないとき。
自尊心はあるか、と自問したとき。
自分の存在意義がどこにもないように思ったとき。
そんなふうに思うシーズンには、ジャクリーンがなんと効くことだろう。
波乱に満ちたジャクリーンの生涯、彼女の人生のターニングポイントと、そのときに彼女がとった行動、決意を想うと、からだの中心にエネルギーの小さな炎が生まれてくる、そんなイメージだ。 その小さな炎は、勇気、自尊心、強(したた)か、といった名をもつ。
ジャクリーンの人生をともに歩き終えて、この本をそっと閉じたとき、読者の方々のなかに、そんな名をもつ小さな炎がともっていたなら、私はとても嬉しい。
(序章より)
目次
序章 もっとも愛され、もっとも嫌われたファーストレディ
1章 私は誰とも似ていない特別な人間になる
2章 私は結婚したい相手を手に入れるために作戦を練る
3章 私は夫の浮気なんかでは動じない妻になる
4章 私は個性的なファーストレディになる
5章 私は特別な時代を創るためにわがままな女になる
6章 私は使命を果たすために不屈の女を演じる
7章 私はたいせつなものを守るために悪女になる
8章 私は存在意義を見いだすために働く
9章 私は無名の編集者になる
終章 強かに生き抜いた人
版元から一言
ーー私の人生を激変させた一冊。
旧題『ジャクリーン・ケネディという生き方』は紛れもなく、私の人生に大きな変化を与えました。
私のこと、そして私の出版社のことを知らない方も多いと思うので、少しお話させてください。
私は今から2年以上前の大学生のころ、ダイエット系インスタグラマーとしてたくさんのフォロワーへの発信活動をしていました。最初は楽しかったものの、しだいに美しさや食にとらわれてしまい、つらい体験をし、インスタグラムをやめました。
そのころ、なにか思うところがあったのでしょう、いままで読むことのなかった母の本、「生き方シリーズ」を読み、さまざまな女性の生き方が描かれているこの本たちを、もっと多くの人に読んでほしいという想いで、出版社ブルーモーメントを設立しました。
設立から一年半ほど経ちました。
この『特別な存在になりなさい』は第4作目となります。
冒頭に「私の人生を激変させた一冊」と記しましたが、ほんとうに強烈でした。
そして、この本は、出版社を設立するという、まさにもっとも困難な時期に私を支えてくれたのです。
出版社設立を決意したものの、出版業界の経験も会社設立の経験もなく、大学生だった私にとって、その道はかなり過酷でした。
会う人会う人に、私のことを思ってのこととはいえ「やめておけ」「できるわけがない」と言われてしまうし、印刷所や流通会社さんに軽くあしらわれることもしばしばでした。
スキルも知識もなく、そして失敗の連続。自己嫌悪におちいることも多くありました。 そんな時でもずっと、心に炎を燃やし続けることができていた理由、私の大きな支えになっていたもの、それはジャクリーン・ケネディの生き方でした。
彼女の人生の要約をざっと見ると「なんて強い人なんだ、すごいな、自分とは違うな」と思うかもしれません。
けれど、私は彼女が残した言葉やエピソードを知ったとき、こう思ったのです。
彼女は最初から強かったのではない、彼女自身がそうありたいと願い、自分に言い聞かせることで、強くあれた人なのだと。
強くありたい。日々そう願う私にとって、日々、強くあることを自分に果し、努力して、圧倒的な成果を出した彼女には、ほんとうに勇気づけられました。
出版社設立中、つらいことが起こったときは「こんなときジャクリーンならどうするかな」、といつも思いました。そして何度も自分を立て直すことができました。
ジャクリーンがいなかったら、今の出版社はない、と言えるくらいです。
この本は私にとって、心からたいせつな一冊です。
この本を読んでくださったあなたには、どんな美しい変化が訪れるのでしょうか。
もし、良いこと、伝えたいことなどがあったなら、ぜひ教えてください。
あらためて、この本を手にとっていただき誠にありがとうございます。
2022年3月16日
出版社ブルーモーメント代表
竹井夢子
上記内容は本書刊行時のものです。