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在庫ステータス
在庫あり
取引情報
取引取次:
鍬谷 ト・日・他 書店
子どもの文化 書店(直)
直接取引:あり
人類の会話のための哲学
ローティと21世紀のプラグマティズム
四六判
縦188mm
横128mm
284ページ
並製
価格
3,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年2月26日
- 登録日
- 2023年12月25日
- 最終更新日
- 2024年2月26日
重版情報
2刷 | 出来予定日: 2024-04-10 |
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本書はご好評頂き、発売後1ヶ月経たずに2刷の増刷を決定いたしました。決して少なくない初版部数の博士論文を基にした書籍としては、異例のスピードです。本書が、それだけ読者の関心が高く、評判を呼んでいる書籍である証しです。引き続きの応援、何卒よろしくお願いいたします。 |
紹介
「ローティという不世出の哲学者を、〈人類の会話〉の守護者であろうとし続けた人物として再発見する。」朱喜哲は、混沌とした現在の日本・世界でローティが注目されるべき意味を鮮やかに記した。
古代ギリシア以来の伝統につらなる哲学を筆頭として「唯一の真正な声」を求める営みは、ひとびとの小さな声をつぐませる。
「雑多で多様な複数の声たち」、その会話こそが人類が豊かに暮らす希望ではないか。
哲学者ローティは多くの批判を引き受けながら、その声たちを守ることこそを哲学の任務として引き受けた。
本書は、第一部はミサック、第二部はセラーズ、第三部はブランダムを中心的に扱うことで、先行研究から後世の視点も含め包括的なローティ像を描き出している。
また、同時に現代的な意義、政治や社会の状況に対してどのように参照しうるのかを明らかにした。
こうしてローティの思想を中心にプラグマティズムの意義が明らかにしていくことで、本書は古典から未来へ繋がる哲学の姿をも希望をもって浮かび上がらせる。
装丁 大崎善治
組版 トム・プライズ
装丁写真 樋口晃亮
版元から一言
ローティ論・プラグマティズムの新たな地平を開く1冊です。
国内の論争・国際的な紛争・戦争が絶えない今、人類がどのように「会話」をしうるか。
その可能性をローティは古典哲学を乗り越え、プラグマティズムを通して提示しています。朱喜哲さんは、ローティのみならず、ミサック、セラーズ、ブランダム等を通じ、そのローティの哲学を鮮やかな分析で解き明かしています。
上記内容は本書刊行時のものです。