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日本性祭巡遊記 深沢 佳那子(著) - ケンエレブックス
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鍬谷     ト・日・他     書店
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日本性祭巡遊記 (ニホンセイサイジュンユウキ)

社会一般
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四六判
縦188mm 横128mm 厚さ26mm
重さ 450g
320ページ
並製
定価 2,500 円+税   2,750 円(税込)
ISBN
978-4-910315-70-6   COPY
ISBN 13
9784910315706   COPY
ISBN 10h
4-910315-70-5   COPY
ISBN 10
4910315705   COPY
出版者記号
910315   COPY
Cコード
C0039  
0:一般 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年9月20日
書店発売日
登録日
2026年9月2日
最終更新日
2026年9月7日
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紹介

ヒトはなぜ性器を祀るのか?
神話、伝統、観光客誘致から悪ふざけにでっち上げ。かつて存在し、担い手不足、コンプライアンス、コロナ禍を乗り越えていまも繰り広げられる日本の性器崇拝祭り。寒さに負けず、セクハラにも負けず、性器崇拝祭りの現場を女ひとり駆け巡り、民俗、郷土資料から性器崇拝/性的儀礼の過去と現在をえがきだしたフィールドワークの集大成。
メディアからも注目される〝性祭ウォッチャー”による現代フォークロアの記録。

目次

はじめに

【一章】どんつく祭
【二章】稲取の夏祭り
【三章】しねり弁天たたき地蔵祭り
【四章】道鏡様祭り
【五章】へいさんぼう
【六章】八朔祭り
【七章】姫神祭
【八章】おめつき
【九章】美ケ原温泉道祖神祭り
【十章】雪中花水祝
【十一章】牛蒡祭り
【十二章】市之瀬の秋祭り(南伊豆太鼓祭り)
【十三章】伊浜の秋祭り(南伊豆太鼓祭り)
【十四章】枋ノ木神社金勢祭

おわりに

コラム「性器崇拝のルーツを求めて」「なんで女性器はないの?」ほか

前書きなど

祭りに集まった群衆、そのなかを悠々と進む神輿、しかしそこで担がれているのは普通の神輿ではなく、巨大な男根型をしている――。
これから本書で紹介していくのは、そんな男根型の神輿を奉じるような祭り――すなわち性器を信仰対象として祀る「性器崇拝の祭り」である。
巨大な男根神輿を担ぐような性器崇拝の祭りは奇祭の類として一定の知名度があり、一部の好事家たちによって以前より書籍や雑誌などで紹介されてきた。さらに近年ではSNSの広まりもあって、好事家だけではなく県外や国外から多くの観光客を集める祭りも少なくない。またその見た目の珍しさが耳目を集める一方で、民俗学的価値が高いと考えられる伝統的な祭りは、多くの研究者らによる調査、研究が重ねられてきた。
そして私もまた、性器崇拝の祭りに足を運んできた一人である。私は二〇一六年六月から性器崇拝の祭りを巡り始め、コロナ禍で中止が相次ぐようになる直前の二〇二〇年二月までの約三年半の間に四〇カ所、五〇回以上の祭りに足を運んだ。これが多いのか、そうでもないのかはよく分からないが、当時は何かに取り憑かれたように祭りを巡っていたことだけは確かだ。ちなみに本書の執筆を開始した二〇二四年からまた祭り巡りを再開し、二〇二六年六月現在までに訪れた祭りは四九カ所、七〇回以上となった。
これだけ巡っているなかで、数え切れないほど受けてきたのが「どうして性器崇拝に興味をもったんですか?」という質問だ。「見たら分かるでしょ、面白いからですよ」などと答えてしまうこともしばしばあるのだが、実際のところ見た目が面白いからという理由だけで性器崇拝の祭りを巡り始めたわけではない。思い返せば、そこには二度のきっかけがあった。

版元から一言

魔羅をたずねて三千里!
東に男根神輿あればまたがりに、西に男根踊りあれば追い回されに行く。ニッポンの祭りは下半身の解放空間だったのか!
マジメな顔したこの国の、実はちまたにあふれる性器崇拝の現場を駆け巡る、これぞ体験的民俗学。──都築響一

著者プロフィール

深沢 佳那子  (フカザワ カナコ)  (著)

1989 年生まれ、群馬県出身。
学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程中退。
上代文学に描かれる性器表現の研究を端緒に、現代における性器崇拝/性的儀礼の祭礼「性祭」を数多く巡る。
『ROADSIDERSʼ weekly』にて「日本性祭紀行」連載。
論文に「記紀神話における性器の描写──描かれたホトと描かれなかったハゼ」『学習院大学人文科学論集24』(2015)、「祭りにおける性的儀礼の正当化──伊豆稲取どんつく祭りと素盞嗚神社の夏祭りを通して」『現代民俗学研究 12』(2020)。
世を忍ぶ仮の姿はピラティスインストラクター。

上記内容は本書刊行時のものです。