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せいいっぱいの悪口
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年10月31日
- 登録日
- 2022年9月10日
- 最終更新日
- 2025年2月3日
書評掲載情報
2023-04-25 |
飛ぶ教室
2023年春号 評者: 穂村弘 |
2023-01-28 |
京都新聞
評者: 浦田千紘(人文書院) |
2023-01-03 | 朝日新聞 好書好日 |
2022-12-22 |
小説現代
2023年1月2月合併号 評者: こだま |
2022-12-20 |
週刊SPA!
12月27日号 評者: 大森晧太(UNITÉ) |
2022-12-01 |
Meets Regional
413号 評者: 磯上竜也(toi books) |
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重版情報
3刷 | 出来予定日: 2024-10-11 |
2刷 | 出来予定日: 2023-02-14 |
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紹介
今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに、今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。(本文より)
--詩人・堀静香による、生活の記録。ほかの誰でもないわたしが今生きていることの、まるごとすべて。
目次
せいいっぱいの悪口
みんな魚
さわやかなかぜ
愛も希望も
タクトを折る
いきすぎた夜
日記 二〇一九年一〇月八日~一〇月一七日
はみだしながら生きてゆく
走馬灯の日々
オールドファッションと鶏皮
マンボウの下半身
日記 二〇二一年九月一〇日~九月二〇日
だれのことも
スーと夫
豆を拾う
春がきらい
日記 二〇二二年三月二日~三月三一日
躑躅のマゼンタ、伊勢エビの赤
あーちゃんも
あとがき
版元から一言
2019年秋の文学フリマ東京で発売後、評判が評判を呼び、増刷を重ね、個人誌にも関わらず1,000部完売したZINE『せいいっぱいの悪口』。
本書は、同ZINEに大幅な新規原稿と加筆・修正を加えたものになります。
百万年書房の新レーベル「暮らし」、第1弾。
《読者からの感想》
●この人の視点の面白さと表現の素晴らしさたるや!エッセイ好きの方はぜひ読んでほしい!
●すごすぎて度肝を抜かれている。心に入ってきすぎるのでゆっくり読む。
●あとちょっと突っつかれるとピャッと涙が飛び出しそうなことばかりが書いてある。
●ポジティブに励まされるのが辛い時もある。そんな時に一緒に諦めて、落ち込んで、泣いてくれる本。私たちにできることは、日々幸せであれ、と自分や自分にとって大切な人を思い浮かべて願うだけ。
●ひとつひとつのエピソードや文体から、内向的故の繊細さ、葛藤が滲み出ていて生々しい。
●少し目の前のモヤモヤがスッキリする感じの本。少しスッキリしたから、またもう少し進めそうだなと思えるような、そんな感じ。
●ぼんやりと読み始めたのだけれど、ぐいぐいと言葉に引きずりこまれ、気づいたら読み終わってた。生きることの虚しさや美しさが同時に押し寄せて、泣きながら笑うような、いろんな感情が入り混じる読後感。読み終えてぼうっとしている。素晴らしいエッセイ。
●何気なく手に取って読み始めたら、かなり刺さるエッセイだった。目を背けたくなるような自分の中にぐるぐる渦巻いてるダークな部分を言い当てられた気がして、どこか居心地の悪さを感じながらも夢中で読んでしまった。
●すごくよかった。面倒な気持ちを抱えてるのは私だけじゃないって思えて良かったです。また、この人はひとつの物事について深く考えられる人なんだなと思いました。文章もとても読みやすかったです。
●日常の美しさをとらえる解像度の細かな視線と、笑ってしまうユーモアと、祈りと自己嫌悪の入り混じったような文章。「はみだしながら生きていく」の部分では泣きそうになった……。
●共感せざるを得ないというか、救われつつこのままでいいと肯定をしてくれる本だった。「はみだしながら生きていく」と「オールドファッションと鶏皮」がとても好きだった。こんなにこの世のつらさをそのまま包み込んでくれる本があったんだ、となった。つらいときにぜひ読んでほしい。
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関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。