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父・堀内誠一が居る家 パリの日々 堀内 花子(著) - カノア
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鍬谷     ト・日・他     書店
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父・堀内誠一が居る家 パリの日々 (チチ・ホリウチセイイチガイルイエ パリノヒビ)

文芸
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発行:カノア
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ13mm
重さ 265g
160ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-910029-04-7   COPY
ISBN 13
9784910029047   COPY
ISBN 10h
4-910029-04-4   COPY
ISBN 10
4910029044   COPY
出版者記号
910029   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年2月1日
書店発売日
登録日
2023年12月1日
最終更新日
2024年1月21日
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書評掲載情報

2024-04-14 岐阜新聞
2024-04-09 日刊ゲンダイ デジタル  
評者: 峯田淳
2024-04-03 MOE(モエ)  5月号
2024-04-03 母の友  5月号
2024-03-24 福井新聞  
評者: 広松由希子
2024-03-17 大分合同新聞
評者: 広松由希子
2024-03-17 北國新聞  
評者: 広松由希子
2024-03-16 北日本新聞
評者: 広松由希子
2024-03-16 沖縄タイムス  
評者: 広松由希子
2024-03-15 週刊読書人
評者: 野上 曉
2024-03-07 新文化
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紹介

どれほどの覚悟が必要だったことなのかと、今やっと考えられるようになりました。家族を道連れに父は人生の再スタートを試みたのだと思います。(本書より)

『anan』『POPEYE』『BRUTUS』の創刊に携わり、雑誌におけるエディトリアルデザインの先駆的な偉業を成したアートディレクターの堀内誠一は、絵本作家としても『くろうまブランキ―』『たろうのおでかけ』『ぐるんぱのようちえん』をはじめ多くの名作を手がけました。1974年、42歳のときに誠一は雑誌とデザインの現場からいったん離れて、数冊の絵本の仕事だけを抱え、家族を連れてパリ郊外へ移住しました。本書は、当時中学1年生だった長女の花子が、パリで過ごした日々を中心に父・誠一との思い出を綴った初エッセイです。かけがえのない大切な記憶をたどり、約50年前のパリでの学校生活、取材旅行に同行したヨーロッパの国々、父親の意外な素顔などを振り返りながら、さらに安野光雅、澁澤龍彦、石井桃子、瀬田貞二らとの交流秘話を明かします。巻頭にはイラスト、ポスター、絵手紙、写真など誠一の作品を多数収録。巻末には「堀内誠一と家族の歩み」と「堀内家の写真アルバムより」を掲載しました。装画・挿絵はすべて堀内誠一。

目次

はじめに
パリ到着
学校がはじまる
恐怖のカテシズム
給食の時間
父が居る家
苦手なお使い
マルボロの思い出
父はマンガ好き
父は映画好き
家族で観た映画
別世界の高校生活
そして放課後
「音」が好き
旅がはじまる
パリのお客様
家族同行の取材旅行
安野さんの来訪
瀬田さんに宛てた「カスティリア讃歌」
澁澤さん
奈良原クンなら……
衿子さんをめぐる思い出
スミコさんのいた日常
ソッチ
家族で暮らした家
おわりに
堀内誠一と家族の歩み
堀内家の写真アルバムより

前書きなど

 はるか昔、なんと半世紀も前のことでした。自分でも驚きますが、私は1974年の夏、13歳のときにフランスに行き、6年ほどを家族とパリ郊外で暮らしました。両親と妹と私の一家4人は、フランス語もわからないまま、それはたくさんの方の支えを得て暮らし、私たち姉妹は学校に通い、旅をし、絶えずお客様を我が家に迎えるという、本当に貴重な体験をしました。本書はその思い出を私の拙い文章でつれづれに綴ったものです。
 父は雑誌『anan』創刊時(1970年・平凡出版)のアートディレクションを担当した堀内誠一です。1932年12月生まれの父は14歳で伊勢丹百貨店装飾係として働きはじめて以後、宣伝畑で写真、装丁、雑誌づくりなど、さまざまな仕事に関わり、『PОPEYE』『BRUTUS』(平凡出版)の創刊にも携わりました。また、絵本作家としても1958年に『くろうまブランキー』(福音館書店)を描いてのち、雑誌、デザインの仕事と並行して『たろうのおでかけ』(1963年・福音館書店)、『ぐるんぱのようちえん』(1965年・福音館書店)など児童書の仕事もしました。
 1973年に『anan』の仕事から離れると、父は単身パリに行くようになります。雑誌と絵本の仕事の両立に息切れしていたのだと思います。そして「パリの水が合う」と言い、しばらく絵本の仕事に専念する気持ちもあり、パリに母・路子と妹・紅子を呼び寄せます。本人はもちろん、私たち家族も当初は住んでも1年ほどのことと思っていました。
 それが後日、私も追いかけることになり、私にとっては約6年、父と母にとっては8年近いパリ郊外での滞在となりました。父は54歳で早逝しました。今も思いおこす当時の体験は私の宝ものです。本書では、フランス時代の思い出に加えて、私の子どもの頃の思い出も合わせて書きました。

著者プロフィール

堀内 花子  (ホリウチ ハナコ)  (

堀内誠一の長女。1974年から約7年間、家族とともにフランス・パリ郊外で暮らす。メーカー勤務を経て、フランス語の通訳・翻訳業に従事。堀内事務所代表。

上記内容は本書刊行時のものです。