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出版者情報
民族曼陀羅 中國大陸
- 初版年月日
- 2018年6月
- 書店発売日
- 2018年6月10日
- 登録日
- 2018年5月24日
- 最終更新日
- 2018年6月21日
書評掲載情報
| 2018-08-01 | フォトコン 8月号 |
| 2018-08-01 | フォトアサヒ 8月号 |
| 2018-08-01 | CAPA 8月号 |
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紹介
少数民族の暮らしと文化を撮り続けてきた写真家が写した〈本物の中国の暮らし〉〈中国の人びとの素顔〉そして〈民族の多様性〉
氏の写真にはきびしい生活をドキュメントしている中にも温もりがあり、写真を撮るときの感動が伝わってくる。――田沼武能(写真家・文化功労者)
目次
チベット族(蔵)
イ族(彝)
タイ族(傣)
カン族(漢)
プイ族(布依)
モソ族(摩梭)
サニ族(南路彝)
ホウェイ族(回)
トゥー族(土)
ハニ族(哈尼)
ミャオ族(苗)
ナシ族(納西)
ペー族(白)
解説・キャプション・地図・あとがき
前書きなど
中国大陸へ通いはじめてから二十七年が経った。車と列車と船で大陸を走破した距離は、八万三二七〇キロメートル、地球の二周を優に廻ったことになる。
現代中国では、漢民族と五十五の少数民族という分け方(資料参照)をしているが、それはあくまで行政上の都合であって、実際のその数は五〇〇ともそれ以上の民族がいるとも言われている。
この広大な大陸を巡って、多種多様な民族が共に暮らしながら長い歴史、豊かな文化をそれぞれが独自に創りあげてきたことに感動し、深く興味を持った。それは時代、時代ごとに朝鮮半島や日本列島、ユーラシア大陸全体にも大きな影響を及ぼしている。
僕はたかだか六十九年前、一九四九年に成立した現在の政権を見ただけで「中国」という国をステレオタイプ化した思考で判断することには大きな疑問を抱いていた。事実はまったく異なるのである。
人口の多くを占める漢族をふくめて、大陸のあらゆる民族たちはおおらかである。重厚な歴史を積み重ね、幾多の過酷な境遇を乗り越えてきた民族はみな、大陸の悠久の時の流れのなかにどっしりと腰を据えているのだ。
今回の取材は、中国全土をほぼ網羅した旅であった。深く日常生活の中に分け入って、環境や風土、民俗、宗教などが垣間見ることができる作品で構成した。何はともあれ、一九九一年冬から三十数回にわたり執念で敢行した旅ではあった……。
初めて中国大陸を訪れた時には、民衆の持つパワーに圧倒された。日常がまるで日本の祭り日のような喧騒につつまれ、エネルギッシュに見えて疲れた。旅を重ねていくなかでようやくわかりはじめたことは、実は人びとはゆったりとした時を送っているということだ。
版元から一言
広大な中国大陸には、漢族のほかに55もの少数民族が生きている。
中国の奥地にわけいり、25年以上にわたって少数民族の暮らしと文化を撮り続けてきた写真家が、全30万カットに及ぶこれまでの全作品から代表作を精選し、詳細な自筆解説を付す。ニュースやインターネットでは知ることができない、〈本物の中国の暮らし〉〈中国の人びとの素顔〉〈民族の多様性〉が描かれる。
厳しい風土の中で自然と共生する民族を撮影することをライフワークとしてきた写真家による、中国大陸紀行の集大成。
上記内容は本書刊行時のものです。
