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古典の未来学 荒木 浩(編著) - 文学通信
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古典の未来学 (コテンノミライガク) Projecting Classicism

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発行:文学通信
A5判
872ページ
並製
価格 8,000円+税
ISBN
978-4-909658-39-5   COPY
ISBN 13
9784909658395   COPY
ISBN 10h
4-909658-39-4   COPY
ISBN 10
4909658394   COPY
出版者記号
909658   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年10月26日
書店発売日
登録日
2020年10月3日
最終更新日
2020年10月31日
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紹介

古典研究にとって、いまは決定的なピンチか、千載一遇のチャンスか。
古典研究の方向や古典性のありかを広く考察し、新しい古典学を提示しようとする書。
全44名により、古典研究が近未来の人文学に提示すべき、学際的な意味や国際的可能性を追究した、刺激的で多角的な論集。
いま誰が何を考え前に進んでいるのか。古典研究の最前線から今後の可能性を問いかけ広げようとする、ヒント満載の書です。
古典と付き合う全ての人に。

執筆は、荒木 浩、松平莉奈、中前正志、上野友愛、石上阿希、土田耕督、屋良健一郎、前島志保、グエン・ヴー・クイン・ニュー、平野多恵、山藤夏郎、野網摩利子、河東 仁、河野貴美子、岡田圭介、竹村信治、飯倉洋一、渡部泰明、渡辺麻里子、中野貴文、呉座勇一、山本陽子、楊 暁捷、深谷 大、齋藤真麻理、三戸信惠、前川志織、金容儀、ヴィーブケ・デーネーケ、河野至恩、ゴウランガ・チャラン・プラダン、李 愛淑、エドアルド・ジェルリーニ、アンダソヴァ・マラル、ダニエル・シュライ、和田琢磨、谷口雄太、亀田俊和、井上泰至、伊藤慎吾、合山林太郎、葛 継勇、稲賀繁美、ガリア・ペトコヴァ(執筆順)。

目次

序論 〈投企する古典性―Projecting Classicism〉から「古典の未来学」へ[荒木 浩]
一、研究の現在と消えゆく未来─コロナ禍と『なぐさみ草』
二、『なぐさみ草』の投企性から〈未来学〉へ
三、〈投企=Projecting〉する古典性とは
四、本論集の企画と構想 五、「古典の未来学」へ

Ⅰ 投企する古典性

第1部 古典を見せる/古典を活きる

1―1 古典を見せる―展示という方法

第1章 女子大で古典を展示するということ―実践報告とそれに基づく若干の考察[中前正志]
一、はじめに
二、古典籍展示履歴
三、見られてなんぼの展示
四、わたし、ふじのちゃん。
五、京女に久米の仙人が落ちてきた!?
六、あることないこと二人の会話をでっち上げる
七、おわりに

第2章 美術で楽しむ古典文学―「徒然草」展の事例報告[上野友愛]
一、はじめに
二、企画の経緯
三、海北友雪筆「徒然草絵巻」の展示
四、現代語訳の作成
五、来館者からの声
六、おわりに

Column 1
文化をつなげる場としての展覧会
―ロンドン大学SOAS大英博物館の国際共同研究プロジェクトを事例として[石上阿希]
一、はじめに
二、国際共同プロジェクト
三、国際春画研究プロジェクトの場合
四、大英博物館春画展のその後

1―2 古典を活きる―韻文の創作とその展開

第3章 即興と記憶―中世和歌連歌における「擬作」「本歌」「寄合」をめぐって[土田耕督]
一、序
二、「擬作」と本歌取─和歌における即興性:〈予見/準備〉としての記憶
三、本歌取と「寄合」─連歌における即興性 ①:詞の〈自動補完〉プログラム
四、「当座の感」と「心付」─連歌における即興性 ②:〈表現〉という反応
五、結 〈随意〉創作の位置

第4章 琉球における和歌の受容と展開[屋良健一郎]
一、はじめに
二、琉球人の和歌習得
三、近世琉球人の作品
四、和歌と琉歌
五、琉球人と和歌
六、おわりに

第5章 世紀転換期日本および西洋における俳句の詩的可能性の拡大―出版、翻訳、再評価[前島志保]
一、「俳句」理解への取り組みの世界同時性
二、従来の俳句鑑賞の継承
三、新しい俳句鑑賞傾向・1─デノテーションの復権
四、新しい俳句鑑賞傾向・2―作者の感情表出として
五、新しい俳句鑑賞傾向・3─コノテーションへの注目
六、拡大される俳句の詩的可能性

第6章 教科書から実践的な俳句学まで[グエン・ヴー・クイン・ニュー]
一、はじめに
二、古に学ぶから今を生けるまで
三、豊かな言葉文化論の地位づけ
四、新しく面白い俳句学
五、まとめ

Column 2
時をかける和歌―おみくじと占い[平野多恵]
一、はじまりは、短大の授業
二、室町時代の和歌占い─阪本龍門文庫蔵『歌占』の実践
三、江戸時代の和歌占い―『晴明歌占』の実践と展開
四、「天祖神社歌占」―神社と大学の合同プロジェクト
五、おわりに─和歌を生きる

第2部 投企する古典性/古典との往還

第7章 身を投げる/子を投げる―孝と捨身の投企性をめぐって[荒木 浩]
一、捨身の投企性─清水の舞台を発端に
二、薩埵王子「捨身飼虎」と雪山童子「施身聞偈」の類比とずれ
三、『三宝絵』上巻の本生譚が描く生と死
四、孝と捨身と死の描写
五、「孝」思想と死なない子
六、身を投げる?子を投げる?─仏陀の妻と一子
七、『金光明最勝王経』の虎と義母

第8章 透明な声、隔たりの消失―古典世界において〈一つ〉の世界はいかに想像されたか[山藤夏郎]
一、序
二、一つの声の分裂という歴史像
三、文字以前の理想化─「太古」表象のパターン
四、文字の原理─「分ける」ということ
五、「太古」の世界では動物とも意思の疎通が可能だった?

第9章 古代からの道行き―『行人』[野網摩利子]
一、はじめに
二、古代の悲恋をふまえて
三、約束の再設定と違反
四、嵌められた物語への抵抗
五、古代歌謡による小説の加速

第10章 『豊饒の海』縁起絵―『浜松中納言物語』、夢と転生、そして唯識思想[河東 仁]
一、はじめに
二、『春の雪』
三、『奔馬』
四、『暁の寺』
五、『天人五衰』
六、縁起論
七、おわりに

第11章 北京人文科学研究所の蔵書から考える「投企する古典性」[河野貴美子]
一、はじめに
二、『北京人文科学研究所蔵書目録』及び『続目』にみる古典籍の蒐集と研究
三、『北京人文科学研究所蔵書目録 再続』にみる典籍の蒐集
四、おわりに

Column 3
出版社の立ち上げと、これから[岡田圭介]
一、二〇一七~一八年
二、二〇一九年
三、二〇二〇年
四、学術メディアとして
【付】貸借対照表及び損益計算書

第3部 古典を問う/古典を学ぶ

第12章 「投企」のカタチ―教室の「古典」[竹村信治]
一、はじめに
二、「古典は本当に必要なのか」
三、古典?
四、「投企」のカタチ─その前に
五、おわりに

第13章 未来に活かす古典―「古典は本当に必要なのか」論争の総括と展望[飯倉洋一]
一、はじめに
二、古典不要派の主張
三、古典不要派の主張1 優先度
四、古典不要派の主張2 芸術科目
五、古典不要派の主張3 現代語訳
六、古典不要派の主張4 ポリティカルコレクトネス
七、国語力の一部としての古文・漢文
八、古典知の可能性
九、資本としての古典
一〇、おわりに─遺産としての古典 

第14章 古典を必修にするために[渡部泰明]
一、問題のありか
二、基礎科目としての古典
三、リテラシーを育成する科目としての古典

第15章 くずし字を知ること―日本古典文学の基礎学を考える[渡辺麻里子]
一、はじめに
二、弘前におけるくずし字普及活動
三、くずし字の伝え方
四、古典文学の基礎学
五、おわりに―現代人にとっての古典

Column 4
古典との出会い方[中野貴文]
一、―月が綺麗ですね―
二、―今、あなたと同じ月を見ている―
三、―さらば愛しき古典よ―
四、―古典文学を自由化する―

Column 5
宣伝される大衆僉議―中世一揆論の再構築[呉座勇一]
一、はじめに
二、強訴とは何か
三、強訴の呪術性
四、大衆僉議は神秘的か
五、豪雲説話を読みなおす
六、大衆僉議の宣伝性
七、おわりに

第4部 古典を観る/古典を描く

第16章 筍と土蜘蛛―古典がジャンルを越えるとき[山本陽子]
一、はじめに
二、豊国祭礼図屛風のタケノコ
三、孟宗はどこか
四、さまざまな孟宗
五、異色だらけの「土蜘蛛草紙絵巻」
六、東博本の化物たち
七、東博本の詞書
八、東博本が典拠としたもの
九、東博本の典拠の制約
一〇、人形芝居ならば
一一、人形芝居と東博本
一二、ジャンルを越えて広がるとき

第17章 頼光の杖―混沌にして豊穣な絵巻模写の世界へ[楊 暁捷]
一、鬼が岩屋への道
二、模写ということ
三、諸本を探る
四、模り写すことの限界
五、多様な展開
六、変化が物語るもの
七、模写を読み解く

第18章 語り物文芸の視覚化―説教源氏節の性格と意義[深谷 大]
一、はじめに
二、説教源氏節の名称
三、説教源氏節の創設者
四、新内節・説経節・説経祭文
五、説経節の大衆化
六、草創期の説教源氏節
七、草創期の人形遣いと人形戯
八、明治初頭の岡本諸座
九、明治一五年頃の岡本諸座
一〇、説教源氏節芝居
一一、一座の構成と入場料 
一二、説教源氏節(芝居)の伝播
一三、説教源氏節の音曲としての性格
一四、娘義太夫への対抗意識
一五、明治三四、三五年頃の岡本諸座
一六、結び

第19章 故事を遊ぶ―「戯画図巻」という文芸[齋藤真麻理]
一、「戯画図巻」の登場
二、室町物語と「戯画図巻」―『富士の人穴の草子』
三、当代性の反映―「戯画図巻」観音の射的
四、明代版本の受容―張果老のすがた
五、むすびに代えて

第20章 風景を捉える川合玉堂の眼差し―大衆性と同時代性と[三戸信惠]
一、 川合玉堂と「大衆性」
二、 明治二八年の「鵜飼」─山水画の構図、名所絵版画の視点
三、 明治三九年の「渓山秋趣」─『日本名山図会』の眼差しを求めて
四、 大正三年の「駒ヶ岳」─『日本風景論』が提示した新たな眼差しの枠組み
五、 昭和期の動向─写真との関わり

第21章 洋画家・岸田劉生の初期の制作にみる古典性の投企―美術の複製メディアを手がかりに[前川志織]
一、はじめに
二、明治後半期から大正初期にかけての複製による美術の受容
三、劉生の初期の制作と複製としての美術
四、おわりに

第22章 柳田國男『遠野物語』の「戦争物語」への変奏―村野鐵太郎監督の映画「遠野物語」を中心に[金 容儀]
一、はじめに
二、特化される「オシラサマ」伝承
三、映画「遠野物語」の民俗世界
四、娘と馬の幻想的な「悲恋物語」
五、「遠野物語」から「戦争物語」への増幅と変奏
六、おわりに

第5部 古典を展く/古典を翻す

第23章 「日本文学史」の今後一〇〇年―『日本「文」学史』から見通す[ヴィーブケ・デーネーケ×河野貴美子]
一、「国文学」のパラダイムを問い直す
二、『日本「文」学史』の構想と構造
三、『日本「文」学史』第三冊「文」から「文学」へ─東アジアの文学を見直す The Path from “Letters” to “Literature” :A Comparative History of East Asian Literatures の挑戦
四、『日本「文」学史』からの展望
五、二一世紀の人文知とは─世界の古典学から考える The Humanities in the 21st Century: Classical Studies in and for the World

Column 6
投げ出された言葉を繋ぎ止めるために―翻訳の準備的作業としての「概念史」[河野至恩]
一、「投企」と翻訳
二、「投げ出された言葉」の翻訳論
三、翻訳の方法と「概念史」
四、翻訳の準備的作業としての概念史―二つのモデル

第24章 投企された「英訳方丈記」―夏目漱石の「作家論」から「天才論」へ[ゴウランガ・チャラン・プラダン]
一、はじめに
二、「投企」という概念について
三、「英訳方丈記」にみる漱石の作家論
四、「英訳方丈記」の作家論の形成について
五、投企された「英訳方丈記」の作家論
六、終わりに向けて

第25章 古典の翻訳―大衆性と視覚性を問う[李 愛淑]
一、はじめに
二、大衆性を問う
三、視覚性を問う
四、世界文学として

Column 7
投企する文学遺産―有形と無形を再考して[エドアルド・ジェルリーニ]
一、古典性という「価値」
二、文化遺産から文学遺産へ
三、有形と無形の相互投企
四、現代を相対化する文学遺産

第6部 古典と神話/古典と宗教

第26章 古事記の〈天皇像〉―「詔」の分析をとおして[アンダソヴァ・マラル]
一、はじめに
二、オホクメと神武の求婚
三、天皇と出雲の神々
四、気比大神
五、景行天皇とヤマトタケル
六、目弱王と忍歯王
七、結論─「詔」からみる古事記の天皇像

第27章 一三世紀の失敗した宗教議論―『広疑瑞決集』の政治議論を中心に[ダニエル・シュライ]
一、『広疑瑞決集』 の議論はなぜ失敗したのか
二、議論の失敗の原因は何か
三、宗教的な議論
四、政治論の背景
五、政治の議論
六、引用文の確認
七、解決失敗の理由についての一考

Ⅱ 特論―プロジェクティング・プロジェクト

第1部 「投企する太平記―歴史・物語・思想」から

第1章 点描 西源院本『太平記』の歴史―古写本から文庫本まで[和田琢磨]
一、はじめに
二、元禄二年─『参考太平記』の作成
三、大正八年三月─〈影写本〉の作成
四、昭和一〇年五月二五日─刀江書院本刊行の背景
五、平成二六年─岩波文庫本刊行開始
六、おわりに

第2章 「太平記史観」をとらえる[谷口雄太]
一、はじめに
二、「太平記史観」を定義する
三、それが「太平記史観」だと気付くまで
四、「太平記史観」批判の現在
五、「太平記史観」超克の未来
六、おわりに

第3章 『太平記』に見る中国故事の引用[亀田俊和]
一、はじめに
二、中国故事引用の頻度・分布
三、大規模引用の意図
四、観応の擾乱期における大規模引用の検討
五、『太平記』の編纂過程と中国故事引用
六、おわりに

第4章 『太平記』の近世的派生/転生―後醍醐・楠像を軸に[井上泰至]
一、はじめに─足利将軍木像の梟首
二、歴史読み物としての『太平記』の派生書─その様式の変遷から
三、後醍醐天皇像─失政者はいつ理想の天皇となったのか
四、楠像の変遷─諫臣から忠臣へ
五、史学とは「史料」を使った投企的読みではないのか?

第5章 以津真天の変容―〈創作的解説〉の時代を中心に[伊藤慎吾]
一、『太平記』中の妖怪記事
二、前近代の以津真天
三、現代の以津真天
四、創作的解説
五、いつまでんの誕生
六、〈世界〉から乖離したキャラクター
七、不必要な情報共有
八、おわりに

第2部 「日本漢文学プロジェクト」から

第6章 「和漢」型の漢詩詞華集の流行と近代日本における古典の教養―結城蓄堂『和漢名詩鈔』と簡野道明『和漢名詩類選評釈』[合山林太郎]
一、はじめに
二、「和漢」型の漢詩詞華集の性質
三、中国・日本の詩をともに載せることの意義と背景
四、注解・訓読の付与と独自の書型
五、前代の漢詩文化とのつながり
六、勧学の詩の重視とその背景
七、辺塞詩の収載と日露戦争の記憶
八、おわりに

第7章  元号「令和」―時間の表象と政治の隠喩[葛 継勇]
一、はじめに
二、「梅花の歌」序の出典
三、元号の選定と出典
四、『万葉集』の性格
五、元号にみられる隠喩的な時間
六、おわりに

Ⅲ Projecting Classicism in Various Languages

Chapter 1
“Distance Reading, Migration of the meaning and Metempsychosis through Translation: Is “World Literature or Global Art” Possible? ―Comparative Literature and Art in the Context of the Globalization ―”[稲賀繁美]

Chapter 2
“Projecting Classicism in Classical Kabuki Theatre ― A Gender Perspective”[ガリア・ペトコヴァ]

あとがき
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執筆者一覧
キーワード索引

著者プロフィール

荒木 浩  (アラキ ヒロシ)  (編著

1959年生まれ。国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授。専門は日本古典文学。京都大学大学院博士後期課程中退。博士(文学、京都大学)。
大阪大学大学院教授を経て、2010年4月より現職。国文学研究資料館併任助教授、コロンビア大学客員研究員、ネルー大学、チューリヒ大学、ベトナム国家大学、チュラーロンコーン大学、ソフィア大学の客員教授などを歴任。
著書に、『徒然草への途』(勉誠出版、2016年)、『かくして「源氏物語」が誕生する』(笠間書院、2014年)、『説話集の構想と意匠』(勉誠出版、2012年)、編著に、『夢と表象』(勉誠出版、2017年)、『夢見る日本文化のパラダイム』(法藏館、2015年)、『中世の随筆』(竹林舎、2014年)など。京都新聞に「文遊回廊」を連載(2017年~)。

上記内容は本書刊行時のものです。