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グローバリゼーションとつながりの人類学 越智 郁乃(編) - 七月社
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グローバリゼーションとつながりの人類学 (グローバリゼーショントツナガリノジンルイガク)

社会科学
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発行:七月社
A5判
400ページ
上製
価格 5,600円+税
ISBN
978-4-909544-19-3   COPY
ISBN 13
9784909544193   COPY
ISBN 10h
4-909544-19-4   COPY
ISBN 10
4909544194   COPY
出版者記号
909544   COPY
Cコード
C1039  
1:教養 0:単行本 39:民族・風習
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年3月31日
書店発売日
登録日
2021年4月10日
最終更新日
2021年4月20日
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紹介

グローバリゼーションを経た現代社会において、人々が紡ぎ出す「つながり」はいかなる意味をもつのか。
世界各地でのフィールドワークから、境界を越えて結びつく人やモノを、ローカルで微細な日々の生活実践に着目して描き出す。

目次

序 グローバリゼーションとつながりの人類学/越智郁乃

Ⅰ ネーションと記憶
第1章 グローバリゼーションズから見る台湾──中国との対峙における「居心地」/上水流久彦
第2章 感情と学問──沖縄研究におけるナショナリズムとコスモポリタニズム/玉城毅
第3章 原爆投下をめぐる歴史解釈──すれ違う記憶とアイデンティティ/ハリス田川泉

Ⅱ 新しいつながり
第4章 ポスト権威主義体制期フィリピンにおける新たな社会性と都市統治──スラム再定住政策を事例に/関恒樹
第5章 多文化国家オーストラリアにおける新たな市民意識の可能性──先住民とアフリカ人難民の「黒人性」に着目して/栗田梨津子
第6章 パプアニューギニアにおける月経の禁忌の実践とジェンダー・カテゴリー間の関係の変化──保健教育を受けた世代のサゴヤシ澱粉抽出作業をめぐって/新本万里子
第7章 つながりが支える饗宴の実践──ツバル・ニウタオ島の事例より/荒木晴香
第8章 カンボジア在住ベトナム人の結婚と民族間関係──クメール人との通婚を中心に/松井生子

Ⅲ ケア・支援の現場から
第9章 「再生産労働の国際分業」のなかの男性移住者──イタリアのフィリピン人男性家事労働者の男性性と自己の再構築/長坂格
第10章 障害者から労働者へ──就労支援にみる寄り添い方/中岡志保
第11章 「障害」への対応──日本の高等教育機関における障害学生支援の現場より/岡田菜穂子

Ⅳ ツーリズムとつながり
第12章 オーストラリアにおける「啓蒙」としてのアボリジニ観光──ティウィ・ツアーの事例から/川崎和也
第13章 対馬の観光における他者イメージの形成──ミドルマンを中心として/中村八重
第14章 インバウンドによる沖縄観光の変化と「地域文化」──台湾人観光客の観光動向と米軍用跡地開発との連関を例に/越智郁乃

あとがき/越智郁乃・松井生子
髙谷紀夫先生研究業績一覧

著者プロフィール

越智 郁乃  (オチ イクノ)  (

東北大学大学院文学研究科准教授。博士(学術)。文化人類学、民俗学、沖縄研究。
『フィールドから読み解く観光文化学──「体験」を「研究」にする16章』(共著、2019年、ミネルヴァ書房)、『動く墓──沖縄の都市移住者と祖先祭祀』(2018年、森話社)、『境域の人類学──八重山・対馬にみる「越境」』(共著、2017年、風響社)

関 恒樹  (セキ コウキ)  (

広島大学大学院人間社会科学研究科教授。博士(文学)。文化人類学、フィリピン地域研究、社会開発研究。
Ethnographies of Development and Globalization in the Philippines: Emergent Socialities and the Governing of Precarity(編著、2020年、Routledge)、『「社会的なもの」の人類学──フィリピンの開発とグローバル化にみるつながりの諸相』(2017年、明石書店)、“Capitalizing on Desire: Reconfiguring ‘the Social’ and the Government of Poverty in the Philippines”(Development and Change, 46(6), 2015)

長坂 格  (ナガサカ イタル)  (

広島大学大学院人間社会科学研究科教授。博士(文学)。文化人類学、フィリピン研究、移住研究。
Global Childhoods in International Perspective: Universality, Diversity and Inequalities(共著、2020年、Sage)、『シリーズ東南アジア地域研究2 社会』(共著、2017年、慶應義塾大学出版会)、Mobile Childhoods in Filipino Transnational Families: Migrant Children with Similar Roots in Different Routes(共編、2015年、Palgrave Macmillan)

松井 生子  (マツイ ナルコ)  (

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー。博士(学術)。文化人類学、東南アジア地域研究。
『転換期のミャンマーを生きる──「統制」と公共性の人類学』(共著、2020年、風響社)、「メコン河の水辺に生きるベトナム人──カンボジア南東部の村のフィールドワークから」(『史學研究』289号、2015年)、「在カンボジア・ベトナム人と3つの学校教育の場──国境地域の村の事例から」(『南方文化』40輯、2013年)

上記内容は本書刊行時のものです。