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世界牛魔人ーグローバル・ミノタウロス ヤニス ・バルファキス(著) - 那須里山舎
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9784909515049

世界牛魔人ーグローバル・ミノタウロス 米国、欧州、そして世界経済のゆくえ
原書: The Global Minotaur: America, Europe and the Future of the Global Economy

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発行:那須里山舎
四六判
縦188mm 横127mm 厚さ23mm
重さ 400g
400ページ
上製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-909515-04-9   COPY
ISBN 13
9784909515049   COPY
ISBN 10h
4-909515-04-6   COPY
ISBN 10
4909515046   COPY
出版者記号
909515   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年7月31日
書店発売日
登録日
2021年5月19日
最終更新日
2021年10月26日
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書評掲載情報

2021-10-08 週刊エコノミスト    2021年10月19日号
評者: 後藤康雄(成城大学教授)
2021-09-09 中日新聞  夕刊
評者: 文化・芸能「大波小波」
2021-08-20 週刊金曜日  1341
評者: 本箱 小林和子編集部 選
2021-07-25 [本]のメルマガ    796号
評者: 小谷敏 大妻女子大学人間関係学部教授
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重版情報

2刷 出来予定日: 2021-08-10
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発売日前から大好評につき、2刷決定!

紹介

"世界を覆う陰鬱な空にバルファキスが描いて見せた「キャピタリズム歴史絵巻」
この炯眼は無視できない このリーダビリティには逆らえない"―ブレイディみかこ


世界的反緊縮経済運動のリーダー、ヤニス・バルファキスの思想的集大成、待望の翻訳完成。邦訳特典付録として、伝説の知識人ノーム・チョムスキーとの「ニューヨーク対談」、そして特別インタビュー「バルファキスが語る、パンデミック以後の世界経済のゆくえ」の二編を収録。

付録のインタビューでバルファキスは「コロナパンデミック危機は、2008年リーマン金融危機と切り離して考えることはできず、2008年危機の延長線上で考えるべきだ」と主張する。

世界資本主義史において戦後アメリカという帝国は、世界中の富を吸い上げ、それを世界中に循環させる中で肥え太るという、前代未聞の新システムつくりあげた。バルファキスはこのシステムをギリシア神話に登場する牛頭人身の怪人、ミノタウロスに喩えて鋭利に分析する。「牛魔人システム」が崩壊した2008年以後も、金融緩和により金融部門と実体経済の乖離が進み、極々一部の人々に金融資本主義の利益が集中し、超格差拡大社会が実現してしまっている。バルファキスによると、コロナ危機はこのトレンドを加速させ、資本主義を金融資本主義から「テクノ封建主義」へ変質させている。

本書ではこうした分析が、経済理論のみならず古代ギリシア神話や近代文学、哲学思想やサブカルチャーに至るまで幅広い表現を用いて展開されている。現在の世界の富の偏在と格差・貧困の根本原因を理解し、そしてコロナ後の社会を民主的に再生させるにあたって、時間の試練にも十分に耐えうるような洗練された視座を提供してくれる一冊である。

目次
◆序文 ポール・メイソン     
◆改訂版への序文 ヤニス・バルファキス
◆謝辞
◆推薦図書
第一章 序論
第二章 未来の実験室
第三章 世界計画
第四章 世界牛魔人
第五章 魔獣の侍女たち
第六章 金融崩壊
第七章 侍女たちの逆襲
第八章 牛魔人の後世への遺産
第九章 牛魔人なき世界
後記
原注
付録
◆ニューヨーク対談――財政民主化への道 ヤニス・バルファキス×ノーム・チョムスキー 
◆バルファキスが語る、パンデミック以後の世界経済のゆくえ ヤニス・バルファキス
索引

目次

◆序文 ポール・メイソン     
◆改訂版への序文 ヤニス・バルファキス
◆謝辞
◆推薦図書
第一章 序論
第二章 未来の実験室
第三章 世界計画
第四章 世界牛魔人
第五章 魔獣の侍女たち
第六章 金融崩壊
第七章 侍女たちの逆襲
第八章 牛魔人の後世への遺産
第九章 牛魔人なき世界
後記
原注
付録
◆ニューヨーク対談――財政民主化への道 ヤニス・バルファキス×ノーム・チョムスキー 
◆バルファキスが語る、パンデミック以後の世界経済のゆくえ ヤニス・バルファキス
索引

版元から一言

イギリス在住のライター、ブレイディみかこさん(『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』『女たちのテロル』『子どもたちの階級闘争』など著書多数)から、すてきな推薦文をいただきました。

世界を覆う陰鬱な空に
バルファキスが描いて見せた
「キャピタリズム歴史絵巻」
この炯眼は無視できない
このリーダビリティには逆らえない


まさに今この世界を覆うパンデミックの「陰鬱な空」を晴らすための政治経済思想の立ち位置を本書は示してくれます。

邦訳特典の付録として、特別インタビュー「バルファキスが語る、パンデミック以後の世界経済のゆくえ」と思想家のチョムスキーとの「ニューヨーク対談」の二編を収録しました。

インタビューでバルファキスはこう述べています。

よくあるパターンとして、今起きている危機(コロナウイルスに端を発する世界的な経済活動の停滞)を2008年の金融崩壊と対比して論じる人がいるよね。でもこれは間違っていると思う。2020年危機は2008年危機と切り離せるものではなく、むしろ2008年危機の延長線上で考えなければいけない事態だからさ。


そうなんです。あの2008年のリーマン金融危機から、わたしたちはまったく抜け出していない。そこへこの「コロナ禍」が覆いかぶさった。そしてわたしたちは、さらなる経済的疲弊と超がつく格差・貧困へ至っているわけです。

アメリカという「帝国」はどのようにして20世紀から世界を「牛耳る」ことになったか? 2008年金融危機の原因を分析する中で、そこに世界資本主義の過去・現在・未来の秘密があるとバルファキスは指摘します。

そのアメリカをギリシャ神話の貪欲な怪獣(牛頭人身)のミノタウロスになぞらえて分析する、バルファキス独特の文体がさえる翻訳書となっております。

著者プロフィール

ヤニス ・バルファキス  (ヤニス バルファキス)  (

ヤニス・バルファキス(著) 1961年ギリシャ生まれ。経済学者、政治家、現ギリシャ国会議員。英国、オーストラリア、米国などの大学で教鞭をとった後、2015年1月に成立したギリシャ急進左派連合政権(シリザ)のチプラス政権時において財務大臣を務める。その際の国際債権団(トロイカ)との債務減免交渉の過程は、邦訳『黒い匣――密室の権力者たちが狂わせる世界の運命』(明石書店)に詳しい。財務大臣職を辞した後は、2016年から欧州草の根政治運動のDiEM25(Democracy in Europe Movement)のリーダーを務め、2018年には米国上院議員バーニー・サンダースらと共にプログレッシブ・インターナショナル(Progressive International)を立ち上げた。『黒い匣』以外の邦訳書に『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話』(ダイヤモンド社)『わたしたちを救う経済学――破綻したからこそ見える世界の真実』(Pヴァイン)、また、論文に「ヨーロッパを救うひとつのニューディール」(『「反緊縮!」宣言』<亜紀書房>)がある。ウェブサイト:www.yanisvaroufakis.eu/
  

早川健治  (ハヤカワケンジ)  (翻訳

早川健治(訳) 1989年日本生まれ。翻訳家、著作家。著書に『Echo and Gróa: Philosophical Dialogues』(Dialectical Books)、英訳書に多和田葉子著『Opium for Ovid』(Stereoeditions)、邦訳書にアンドリュー・ヤン著『普通の人々の戦い』、エレン・ブラウン著『負債の網』(以上、那須里山舎)、ロビン・コリングウッド著『哲学の方法について』などがある。ウェブサイト:kenjihayakawa.wordpress.com/

上記内容は本書刊行時のものです。