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オートメーションと労働の未来 アーロン・ベナナフ(著/文) - 堀之内出版
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オートメーションと労働の未来 (オートメーショントロウドウノミライ)
原書: Automation and the Future of Work

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発行:堀之内出版
四六判
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-909237-77-4   COPY
ISBN 13
9784909237774   COPY
ISBN 10h
4-909237-77-1   COPY
ISBN 10
4909237771   COPY
出版者記号
909237   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年10月31日
書店発売日
登録日
2022年9月15日
最終更新日
2022年10月27日
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書評掲載情報

2023-08-30 長周新聞  第9006号
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紹介

「AI技術の発展にともなう急速な自動化(オートメーション)によって、多くの仕事が不要になり大量失業が引き起こされる」
そんな言説が、シリコンバレーの有力者から、政治家、批評家などにまで広がり、雇用危機が盛んに論じられている。

しかし、本当に「オートメーション化」によって、私たちが直面しつつある雇用危機は説明できるのだろうか? 世界的に注目を集める社会理論家アーロン・ベナナフが、このような「オートメーション論」が抱える誤りを明らかにし、その裏に隠された資本主義の根本的な問題に迫る。


◎「仕事を奪われる!」という「オートメーション論」の裏に隠れる資本主義の構造

◎雇用とAI・自動化のあいだにある意外な関係

◎AI時代の大量失業対策としてのベーシック・インカム(BI)論が抱える問題

◎コロナ後の世界で、真に豊かな社会を築くために私たちがなすべきことは?


これまでの「AIと仕事」論を塗り替える、革新的な一冊。
読んだあとには、新たな未来が拓ける!


【推 薦】
ロボットの脅威は嘘だ!真の未来を知る必読書。
斎藤幸平(経済思想家、『人新世の「資本論」』集英社新書など)

目次

目次

日本語版への序文 7
序文 16


1オートメーション言説 27
機械がやってくる
繰り返される不安
あまりに少ない雇用


2労働のグローバルな脱工業化 51
生産性のパラドックス
製造業の生産能力過剰という病


3スタグネーションの影 73
成長エンジンの停止
オルタナティブの不在
テクノロジーの役割


4労働需要の低迷 99
どんな仕事にも就く
世界的規模の過剰労働人口
脱工業化の憂鬱


5銀の弾丸? 131
ケインズ主義・リローデッド
自由にお金をばらまく
限界


6必要性と自由 159
ポスト希少性の伝統
協働的正義
万人に自由時間を


あとがき 変革の担い手 185


補論:鉛筆の作り方:望めば資本主義は終わる 193
ザ・プライス・イズ・ライト
致命的な誤り
プロトコルを作る
自由にアソーシエイトした生産者
鉛筆製造者のためのダンスクラブ


監訳者解説 221
原注 267
索引 277

前書きなど

富裕層が警備つきの空調管理されたコミュニティに住む一方で、それ以外の人々は先の見込めない仕事やスマートフォンのゲームで時間を潰している。私たちは、こうしたタイムラインから別のタイムラインへと抜け出さなければならないのだ。(本書より)

版元から一言

装丁・本文デザイン 成原亜美(成原デザイン事務所)
シリーズロゴ 黒岩美桜
組版 江尻智行(tomprize)
印刷 中央精版印刷株式会社

著者プロフィール

アーロン・ベナナフ  (著/文

シラキュース大学社会学部助教。専門は経済史、社会理論。『ジャコビン』『ガーディアン』『ニューレフトレビュー』などに多く寄稿。2015年、論文「失業の世界史―1949年から2010年の世界経済における過剰人口」によりカリフォルニア大学ロサンゼルス校で博士号を取得。フンボルト大学ポスドク研究員、シカゴ大学特任助教などを経て現職。本書は、スペイン語、ドイツ語、韓国語など世界中で翻訳されており、大きな反響を呼んでいる。

佐々木 隆治  (監訳・解説

立教大学経済学部准教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。日本MEGA編集委員会編集委員。著書に、『マルクスの物象化論[新版]』(堀之内出版、2021年)、A New Introduction to Karl Marx, Palgrave Macmillan, 2021、『マルクス 資本論』(角川選書、2018年)、『カール・マルクス』(ちくま新書、2016年)、『私たちはなぜ働くのか』(旬報社、2012年)、『ベーシックインカムを問いなおす』(共編著、法律文化社、2019年)、『マルクスとエコロジー』(共編著、堀之内出版、2016年)など。

岩橋 誠  (翻訳

NPO法人POSSEスタッフ。POSSEで技能実習生など外国人労働者やクルド人など難民の支援に携わる。国際NGO・Clean Clothes Campaign運営委員。withnews「やさしい日本語で答える仕事の悩み」執筆。京都大学経済学部卒。北海道大学公共政策学研究センター研究員。翻訳家。国際ジャーナリスト。共著に、『外国人労働相談最前線』(岩波ブックレット、2022年)、共訳書に、キア・ミルバーン『ジェネレーション・レフト』(堀之内出版、2021年)。

萩田 翔太郎  (翻訳

歴史研究者。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。専門はイギリス近代史・労働史・文化史。NPO法人POSSEにボランティアとして参加。雑誌『POSSE』でラダイト運動(機械打ちこわし運動)について連載中。共訳書に、キア・ミルバーン『ジェネレーション・レフト』(堀之内出版、2021年)。

中島 崇法  (翻訳

英語学者。福岡大学講師。東北大学文学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は英語統語論。そのほか、海外の社会運動に関する文献の翻訳に携わる。翻訳文献に「#BlackLivesMatterから黒人解放へ」『思想』(岩波書店、2021年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。