版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
筆録 日常対話 私と同性を愛する母と ホアン・フイチェン (著) - サウザンブックス社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

直接取引:あり(自社)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

筆録 日常対話 私と同性を愛する母と (ヒツロク ニチジョウタイワ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
224ページ
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-909125-30-9   COPY
ISBN 13
9784909125309   COPY
ISBN 10h
4-909125-30-2   COPY
ISBN 10
4909125302   COPY
出版者記号
909125   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2021年6月28日
最終更新日
2021年7月27日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

記憶にある限り 母にはいつも”彼女”がいた
「女」であること、「自分」を生きること

これは私の母の物語。
古いしきたりの残る農村に生まれた母は、伝統的なものから外れた女性だった。
母が女の人を好きだということに気がついたのは、私が7歳の頃。
そして今「おばあちゃんは男なの?女なの?」という七歳になった姪っこの問いに説明できない自分がいた。

映画『日常對話』の監督が、母親を中心とする家族の物語を文字で編んだ、もうひとつのセルフ・ドキュメンタリー。
小学校すら卒業できなかった不遇の子供時代。そして、著者が誰にも明かせなかった、父親から受けていたある虐待の記憶は、いつしかかたちを変え、著者と母親の間の埋められない深い溝となる。そんな母親と向き合い、関係を修復するために作られた入魂の作品。

前書きなど

お母さん、私のこと愛してる?
答えは、肯定文や否定文である必要はなかった。
問の答えは、とてもとても長い、感嘆文だった。

版元から一言

レズビアンの子供として、私は成長の過程で実 にとてもつらい目に遭ってきた。でも、つらい思いをしたのは、母が同性愛 だからではなく、母が同性愛 であることに対する世 の偏見が原因だ。そして私たちに偏見の目を向けるのは、公聴会の壇上に立ち、興奮しながら眉をしかめて子供の健全な成長は絶対守られるべきだ、と主張するような人々だ。
(著者 あとがきより)

著者プロフィール

ホアン・フイチェン   (ホアン フイチェン)  (

6歳から母親と一緒に葬式陣頭のパフォーマーになり、10歳で小学校を中途退学。20歳の時に社会活動に従事しながらドキュメンタリー映画製作を学び始める。台北市ドキュメンタリー映画製作者組合の秘書室長を経て、現在は独立映像制作者であると同時に、中年に足を踏み入れた地方在住の一児の母。語るべきテーマがある時は映画を撮り続ける(さもなくば場所を探して野菜の育て方を学んでいるかもしれない)。これまでに『八東病房』(2006)、『鳥将要回家』(2009)、『母と私』(2015)等の短編ドキュメンタリーを発表。
完成までに18年を費やした長編ドキュメンタリー映画『日常対話』(2016)は、2016年の金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞にノミネートされ、2017年にはベルリン国際映画祭テディ賞、台北映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を獲得するなど、台湾内外のさまざまな映画祭で大きな反響と共感を呼ぶ。

小島あつ子  (コジマアツコ)  (翻訳

隣国台湾への興味と台湾映画好きが高じて、2015年に日本未公開・権利切れ映画の自主上映を行う台湾映画同好会を立ち上げる。共訳本に『書店本事 台湾書店主43のストーリー』(サウザンブックス社)。映画『日常対話』配給。

上記内容は本書刊行時のものです。