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ビーズのおともだち
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2022年4月8日
- 登録日
- 2022年2月10日
- 最終更新日
- 2022年4月22日
紹介
「もらったのは にじいろのビーズ。
しばらくみていると やっぱり うれしくて こころが きらきらしてきたみたい。あれ?
ビーズは ぱっと すがたをかえて ようせいになると……?」
12才の おおにしわか(作)が、絵本作家の大川久乃(文)、のだかおり(絵)、アートディレクターの髙橋まりなと制作した初めての絵本。
入院中の「わたし」が治療のたびにもらうビーズがある日ようせいになって……?
ようせいとのふしぎな毎日がやわらかに描かれた一作。
*絵本の売上の一部は、小児がん・小児難病の治療や研究のために寄付されます。
▼わたしはこの絵本を、今まで助けてくれたみんなに届けたいです。
わたしは5才ではじめての手術をしました。その時、助けてもらった命を大切にしていくことを約束しました。それからも、何度もいろいろな場面で、たくさんの人に助けてもらって大きくなれました。「夢をかなえながら、がんばれてるよ。ありがとう」と伝えたいです。読んでくれたみんなが、笑顔になってくれたらいいなと思います。
作者 おおにしわか より
前書きなど
▼なぜこの絵本を作ろうと思ったのか(作者わかちゃんのお母さんより)
わかは小さい時から絵を描くことが好きでした。ママとパパと手をつないでニコニコ笑っている家族の絵を、毎日のように描いていました。ある日、わかの絵が4人になりました。「おねえちゃんになったね。」そう思っていた矢先、わかの病気がわかりました。小児がんです。4歳の幼い子どもにとって長い入院生活でさみしかったはずですが、ベッドの上はいつも、小さな作品に囲まれていました。
「わかは絵と工作が好き。字を書くのも得意だから、絵本作家さんになりたいな。」
小学校に入学したころから、夢は「絵本作家」。母親としては、叶えてやりたい気持ちです。大人になるまで待てない私は、「早くつくってみようよ!」と、わかの作品を楽しみにする毎日でした。折り紙に描いた小さな絵が、気が付けばiPadで動画になったりして、我が子の成長を感じられるようになりました。
この「ビーズの妖精たち」は、「治療をがんばってもらった宝物が、わかの大好きな妖精さんになったらステキね」という会話から生まれました。妖精の名前、衣装、羽の形など、治療をモチーフに、わかのこだわりが込められています。少し苦手だった文章は、作文教室の先生の力を借りて、約20ページの原作が出来上がったのは、4年生の時です。
「絵本作家」の夢を叶えてやりたい私は、ニジノ絵本屋さんに相談しました。病気がわかって落ち込むこともありますが、たくさんの応援してくれている人のおかげで夢を叶えてあげることができました。これからも家族で頑張っていきたいと思います。
関連リンク
https://nijinoehonya.studio.site/beads
上記内容は本書刊行時のものです。