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出版者情報
牧畜を人文学する
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年3月25日
- 書店発売日
- 2021年3月25日
- 登録日
- 2021年2月9日
- 最終更新日
- 2021年5月4日
書評掲載情報
2021-05-16 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
ユーラシアからアフリカまで、世界の牧畜の今がわかる本。
人間と家畜と草原の共生、牧畜と牧畜社会の在り方を、日本のえりすぐりの研究者が描き出した。
12名の執筆者は、文化論、社会人類学、歴史学の研究に携わる。狭い研究領域に閉じこもることなく、様々な角度から牧畜社会の現状と歴史を描く。高校生にも読めるわかりやすさ。現地取材にもとづく具体的な「ルポルタージュ」も魅力。人類学、環境論、比較文化、地域研究の教科書にも好適で、高校生、大学生、さらには広く、ユーラシアやアフリカの社会・文化・歴史に興味をもつ一般読者にもおすすめ。牧畜民にスマホが似合う理由を知りたい人に⁉
目次
1 ユーラシア牧畜民がリーダーに求めたものとは?
血と力 秋山徹(早稲田大学)
2 アフリカ牧畜民は帝国をどう経験したのか?
移動と境界線 楠和樹(京都大学)
3 ロシアの牧畜民はなぜ魚も好むのか?
定住化と生存戦略 井上岳彦(大阪教育大学)
4 ソ連はカザフに何をもたらしたのか?
遊牧民と近代化 地田徹朗(名古屋外国語大学)
5 ヒマラヤ牧畜民の暮らしに大切なものは何?
交換と分業 宮本万里(慶應義塾大学)
6 エチオピアの遊牧民はなぜ畑を耕すのか?
生業と国家 田川玄(広島市立大学)
7 トルコの遊牧民は時代遅れか?
帰属意識と文化 田村うらら(金沢大学)
8 土地の私有化はモンゴルになぜなじまない?
移動と開発 上村明(東京外国語大学)
9 シベリアでトナカイがはぐれたらどうする?
自助と互助 大石侑香(神戸大学)
10 チベットの牧畜民にとって親族とは何か?
集団と越境 シンジルト(熊本大学)
11 ナイル牧畜民はなぜ敵を助けるのか?
動物といのち 波佐間逸博(長崎大学)
12 ユーラシア牧畜民の英雄叙事詩とは何か?
敵と味方 坂井弘紀(和光大学)
上記内容は本書刊行時のものです。