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温かい家 今村文(著) - torch press
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【利用可否不明】

温かい家 (アタタカイイエ)

芸術
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A4判
縦310mm 横230mm 厚さ15mm
重さ 620g
112ページ
定価 5,000 円+税   5,500 円(税込)
ISBN
978-4-907562-66-3   COPY
ISBN 13
9784907562663   COPY
ISBN 10h
4-907562-66-7   COPY
ISBN 10
4907562667   COPY
出版者記号
907562   COPY
Cコード
C0071  
0:一般 0:単行本 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年9月20日
発売予定日
登録日
2026年8月5日
最終更新日
2026年8月5日
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紹介

この度、今村文の初作品集『温かい家』を刊行いたします。今村は花や植物を主なモチーフに、グラシン紙に水彩とコラージュを施した作品を制作する現代アーティストで、近年はロンドンをはじめ国際的に活動しています。

本書は今村が2015年から取り組んでいるシリーズ〈温かい家〉を起点に構成しています。2015年に愛知県美術館で開催された「芸術的植物園」で初発表された本シリーズは、当初30点組の作品として展示されました。壁一面に並んだ赤い花は、臓器や毛細血管を想起させ、身体の内側にいるような感覚を呼び起こします。構想から10年の時を経て、シリーズには新作が追加され、今年3月、CAVE-AYUMI GALLERY(東京)での個展で一堂に会し、大きな話題を呼びました。本書では、〈温かい家〉の核となる35点に加え、今年制作された22点を加えた57点が収録されています。

タイトルの「温かい家」は、当初自分を守ってくれる家という意味が込められていました。2023年に今村自身が母となったことで、自身を取り巻く環境や心身に大きな変化が現れます。かつては自分を守る外側の殻のように機能していた「家」は、今では内側から静かにひらかれていくものへと変わっていきました。この広がりの中で、「家」はもはや安心や居場所の比喩ではなく、内と外の境界が静かにやわらいでいく、そのための身体的な構造として立ち現れているのです。その心のあり様が、これらの赤い花へとつながっていきます。

赤を基調とした装丁に、今村の花がまるで押し花のように丁寧に綴じ込まれています。じっと作品を見つめると、赤い花の中のさまざまな赤の色、葉っぱに施された小さな虫食いの穴、生命を感じさせる根っこの力強さなど、作品の細部にまで宿る植物の表情に気付かされます。豊田市美術館学芸員の石田大祐、キュレーターのジュリア・タラシュク、作家のテキストが散りばめられながら構成され、植物図鑑のような懐かしさをたたえながらも、現代のみずみずしい感性が同居する一冊となりました。

著者プロフィール

今村文  (イマムラフミ)  (

花や植物を主なモチーフに、半透明のグラシン紙に水彩やコラージュを施した作品や、エンコスティックと呼ばれる蜜蝋画の手法を使った作品を制作している現代アーティスト。1982年、愛知県生まれ。2008年、金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画専攻油画コース修了。現在愛知県在住。主な展覧会に、「温かい家 -my red flowers-」(CAVE-AYUMI GALLERY、2026年)、「The Garden of Musubi」(Lyndsey Ingram、2025年)、「見えない庭」(資生堂アートエッグ/資生堂ギャラリー、2019年)、「プランツ・プラネッツ」(はじまりの美術館、福島、2017年)、あいちトリエンナーレ2016、「芸術植物園」(愛知県立美術館、2015年)などがあり、近年は海外での注目も高い。

上記内容は本書刊行時のものです。