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日本書紀 全現代語訳+解説<5>海外との往来-緊張と受容 寺田 惠子(著) - グッドブックス
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日本書紀 全現代語訳+解説<5>海外との往来-緊張と受容 (ニホンショキ ゼンゲンダイゴヤク プラス カイセツ ゴ カイガイトノオウライ キンチョウトジュヨウ)

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四六判
320ページ
並製
定価 2,000 円+税   2,200 円(税込)
ISBN
978-4-907461-52-2   COPY
ISBN 13
9784907461522   COPY
ISBN 10h
4-907461-52-6   COPY
ISBN 10
4907461526   COPY
出版者記号
907461   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年6月11日
書店発売日
登録日
2026年4月21日
最終更新日
2026年4月25日
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紹介

謎多き5、6世紀の日本を読む。

●播磨に潜伏していた二王子の発見。「暴君」として描かれる武烈天皇の意味。
 北陸から迎えた継体天皇。皇位継承の危機とその回避。
●朝鮮半島にうち続く動乱。任那の滅亡。
●欽明天皇期の仏教の伝来。

原著「日本書紀」全30巻の巻15~19に相当。
ここには多くの謎や、さまざまに議論を呼んだ歴史記事が記されています。

前半で注目すべきは、皇位継承の危機。
清寧天皇には皇子がなく、播磨に潜伏していた二王子の発見によって、再従兄弟(はとこ)へと継承。
さらに武烈天皇から継体天皇への、5代さかのぼる継承。

そして、激動の朝鮮半島情勢。
任那をめぐる百済、新羅、高句麗の攻防。日本はたびたび百済に援軍を送るが、ついに任那は滅亡。

こうした朝鮮半島とのかかわりの中で、欽明天皇期に仏教が伝来。五経博士や暦・医薬等のさまざまな知識人も流入。
こうした文物はやがて日本に根をおろし、独自の発展を遂げていきます。

このダイナミックな時代を、やさしい訳文と興味深い解説で記します。

<主な内容>

◆第二十二代 清寧(せいねい)天皇

星川皇子(ほしかわのみこ)の反乱
潜伏していた二皇子の発見

コラム 清寧天皇が果たした役割

◆第二十三代 顕宗(けんぞう)天皇

流浪の二皇子
天皇の位を譲り合う兄弟皇子
弟皇子の即位
紀生磐宿禰(きのおいわのすくね)の野望と失敗

◆第二十四代 仁賢(にんけん)天皇

顕宗天皇の皇后の自害
立太子と崩御

◆第二十五代 武烈(ぶれつ)天皇 

即位前紀─大臣父子の横暴
平群真鳥(へぐりのまとり)の傲慢さ
影媛への求婚と歌の闘い

暴君のいわれ
暴虐な行動

コラム 「暴君武烈天皇」が暗示するもの

◆第二十六代 継体(けいたい)天皇 

皇統の危機
北陸へのお迎え
広範な基盤をもつ天皇
天皇は耕作し、后妃は養蚕する

任那四県の割譲
己汶(こもん)と帯沙(たさ)の割譲
伴跛(はえ)の新羅侵攻
大和への遷都
磐井(いわい)の反乱
加羅国と新羅の協定の破綻
「継体」の意味
毛野臣(けなのおみ)の失政

コラム 易姓革命に対するアンチテーゼ   

◆第二十七代 安閑(あんかん)天皇

瓔珞(くびたま)盗難事件と武蔵国造の争い
各地に屯倉と部民を設置

◆第二十八代 宣化(せんか)天皇 

「食料は天下の根本」
朝鮮半島の緊張

コラム 欽明天皇と安閑・宣化天皇の二朝並立説について

◆第二十九代 欽明(きんめい)天皇 
 
朝鮮半島情勢をめぐる大伴金村への批判
百済の聖明王、任那再建を語る
聖明王、新羅の謀略を戒める
天皇の任那再建の詔勅
百済、親新羅派官僚の退去を要請

仏教伝来

高句麗の内乱
百済の救援軍要請
百済、高句麗から漢城を取り戻す
新羅が漁夫の利(漢城)を得る
高句麗、新羅と共謀して南下
百済の王子、高句麗と激突
五経博士の交代
聖明王の無念の死

任那滅亡

新羅からの外交使節
新羅遠征と妻たちの悲劇
大伴狭手彦(おおとものさでひこ)の高句麗攻略

コラム 大伴狭手彦の伝説

目次

まえがき

◆第二十二代 清寧(せいねい)天皇

即位前紀
星川皇子(ほしかわのみこ)の反乱
即位
潜伏していた二皇子の発見
海外諸国からの朝貢
コラム 清寧天皇が果たした役割

◆第二十三代 顕宗(けんぞう)天皇

即位前紀 
流浪の二皇子
飯豊青皇女(いいどよのあおのひめみこ)、政務を執る
天皇の位を譲り合う兄弟皇子
弟皇子の即位
父の亡骸の場所を知る老女
「雄略天皇の御陵を壊したい」
月神と日神のお告げ
紀生磐宿禰(きのおいわのすくね)の野望と失敗

◆第二十四代 仁賢(にんけん)天皇

即位と立后
顕宗天皇の皇后の自害
「母にも兄(せ)、私にも兄(せ)」とは
立太子と崩御

◆第二十五代 武烈(ぶれつ)天皇 

即位前紀─大臣父子の横暴

平群真鳥(へぐりのまとり)の傲慢さ
影媛への求婚と歌の闘い
「影媛あはれ」
平群真鳥の塩の呪い

暴君のいわれ

即位と立后
暴虐な行動
コラム 「暴君武烈天皇」が暗示するもの

◆第二十六代 継体(けいたい)天皇 

即位前紀

皇統の危機
北陸へのお迎え

広範な基盤をもつ天皇

即位と立后
天皇は耕作し、后妃は養蚕する
八人の妃と天皇の勢力地盤

任那割譲と磐井(いわい)の乱

任那四県の割譲
夜明けの恋歌
己汶(こもん)と帯沙(たさ)の割譲
春日皇女の悲しみ
伴跛(はえ)の新羅侵攻
大和への遷都 
磐井の反乱
加羅国と新羅の協定の破綻
任那からの救援要請
「継体」の意味
毛野臣(けなのおみ)の失政
崩御
コラム 易姓革命に対するアンチテーゼ   

◆第二十七代 安閑(あんかん)天皇

即位と立后
后妃のための屯倉(みやけ)
田の献上を惜しんだ者、進んで差し出した者
瓔珞(くびたま)盗難事件と武蔵国造の争い
各地に屯倉と部民を設置

◆第二十八代 宣化(せんか)天皇 

即位と遷都、立后
「食料は天下の根本」ー食料備蓄の詔
朝鮮半島の緊張
コラム 欽明天皇と安閑・宣化天皇の二朝並立説について

◆第二十九代 欽明(きんめい)天皇 
 
即位前紀

二頭の狼と秦大津父(はだのおおつち)
即位と立后、遷都
朝鮮半島情勢をめぐる大伴金村への批判
妃と皇子皇女

任那再建会議

百済の聖明王、任那再建を語る
聖明王、新羅の謀略を戒める
天皇の任那再建の詔勅
聖明王、任那の代表と日本府を招集する
百済、親新羅派官僚の退去を要請
聖明王の三策

謎めいた北陸の漂着民、粛慎人(みしはせひと)

仏教伝来

膳夫臣(かしわでのおみ)巴堤便(はすひ)と虎退治 
高句麗の内乱
百済の救援軍要請
百済、高句麗から漢城を取り戻す
仏教の公伝
新羅が漁夫の利(漢城)を得る
高句麗、新羅と共謀して南下
百済の王子、高句麗と激突
五経博士の交代
聖明王からのさらなる援軍要請
聖明王の無念の死
百済の王子恵(けい)と蘇我臣
百済の二人の王子

任那滅亡

新羅からの外交使節
河内の馬飼の伝承
新羅遠征と妻たちの悲劇
大伴狭手彦(おおとものさでひこ)の高句麗攻略
コラム 大伴狭手彦の伝説
白猪(しらいの)田部(たべ)の戸籍
高句麗の使者
崩御

あとがき
参考文献

版元から一言

原著「日本書紀」全30巻の巻15~19に相当。
ここには、多くの謎や、さまざまに議論を呼んだ記述、歴史記事が記されています。

前半で注目すべきは、皇位継承のあり方について。
清寧天皇には皇子がなく、播磨に潜伏していた二王子の発見によって、再従兄弟(はとこ)へと継承。
さらに武烈天皇から継体天皇への、5代さかのぼる継承。

そして、圧巻は朝鮮半島での出来事。
主に任那をめぐる百済、新羅、高句麗の攻防。日本はたびたび百済に援軍を送りますが、ついに任那は滅亡。

さらに、欽明天皇紀の仏教の伝来。同時に五経博士や、暦や医薬等のさまざまな知識人の流入。
こうした文物は、やがて日本に根をおろし、独自の発展を遂げていきます。

このダイナミックな時代を、やさしい訳文と興味深い解説で記す第5巻。

著者プロフィール

寺田 惠子  (テラダ ケイコ)  (

古事記学会理事。豪州シドニー大学卒業。日本女子大学大学院博士課程単位修了。湘南短期大学教授、上代文学会理事等を歴任。やさしく、わかりやすい講義が女子大学、社会人講座で人気。専門は日本上代文学。

上記内容は本書刊行時のものです。